SOLITUDE-klang

ヴィジュアル系オタクの冷酷で情熱的なライブレポ

摩天楼オペラ『飛翔』@TSUTAYA O-EAST

7/22

 

Anzi脱退 

EASTソールドアウト公演

開演して5分経過ぐらいに到着したのだけど

階段~2階まで人がぎっしり まじでぎっしり

最後のBDMもソールドでしたがあの時より人入れてたと思う

 

しごおわですぐ駆けつけたと思われるスーツ姿のリーマンさん達もたくさんいた

それだけ見たい公演だったんだなと思うとこみ上げるものがありました(私が)

ステージにはTシャツ姿のメンバー 

お苑さん頭紫 V麺らしいサルエルでむじんくんパンツじゃなかった良かった

それより何より悠さんは髪を染めてるでもなく長いでもなく何か付けるでもなく

一般的な短髪に髭でもう彼はヴィジュアル系の枠を大きく飛び越えている(笑)

最初から繊細なイメージが変わらない燿さんは黒いシャツだったかな

ある程度の距離感さえあればまだまだニーハイがイケるあやくす

いつもと変わらずクールな表情のアン様は 長めのウェーブヘアをしなやかになびかせながら

ドヤ顔で客席を咲かせていた 

あの人今日でもう上手からいなくなるのか・・

 

今日はメンバーみんなTシャツだったので

恒例の衣装に突っ込む下りは省略

 

ところで私が着いたらFaustやってるじゃないですか 最初から聴きたかったし

落とし穴のMVってお苑さんブレイズヘアなんですよね

私がオペラを知った頃悠さんも確かコーンロウで

ここは編み込みしてるメンバーが多いと思っていた

初見がNoGoD対バンのイベントだったんですが

気合い入れて私が編み込みで行ったらメンバー誰も編み込みしてなかったという思い出

 

RUSH! Justice PsychicParadiseといつもと変わらない流れ

揃って腕を振り上げるのが気持ち良いInnovational Symphonia

このギターソロの終わり方はメタルレベル4(MAXが未設定)

最初からいつも以上だった会場の熱が更に上昇 本当に歓声がすごい

人の入りようと気合いの歓声にお苑さん逐一感動してた

「わ~階段のとこまで そこ見えないだろう~」なんて言いながら

お苑さん恒例の関係者席も煽る(笑)2階のバンドマン達は

キッズに戻り野太い声でそれに応えておられたw

 

アン様のアコギイントロで始まる青く透明な

キレのいい正確なこの音に乗せて聴くお苑の声もこれで最後なのか

 

Utopiaではアン様がセンターへ出てきて会場を沸かせTIME

いつでも自信満々の表情が安心できたし

俺一番かっこいいというその余裕こそがアン様だったな

 

Helios ライブではかなり久しぶりに聴きました

こうゆうメロディーラインがオペラ節だと思っているので

中盤に来てその根源へ還るような感覚に陥りました

記憶では確かこのあたりにMCがあった

 

苑「あまりの暑さに 空調を最強にしてもらいました」

 

空調にこだわりの強い男

EXの時も空調は快適かどうかお客さんに聞いてたw

 

これから激しくなります予告もあり

最近の曲の中では疾走感あって高まるJollyRogerに杯を

いつもに増して走り出した感じです

追いかけるように勢いのあるナンバーBURNING SOUL

サビで両手を刻むように振り降ろす客席と お苑のビブラート

そしてアン様の余裕あるギターソロが見ものです

めっちゃ盛り上がったところで悲哀とメランコリー

これは これは本当に懐かしい

当時宇宙戦隊しか見ていなかった私の家に強制的に送られてきた音源の中に(笑)

あったからすごい聴いてた

これぞオペラ節 ANOMIEが終わると涙腺壊しTIMEへ

 

一人一人喋ったのはここだったかな

悠さんから燿さんあやくすアン様苑の順で一言づつ

 

悠さんはとにかくファンの皆様にありがとうとAnziくんありがとう

そしてノープランで頭真っ白です(笑)

燿さんは淡々と記憶を言葉にしながらも一言「やっぱり寂しいね」

アン様は結構無茶ぶりをしてくる人だった

翌日レコーディングだって言ってるのにクレヨンしんちゃんの映画に連行された

などのエピソードを語ってくれたw

 

あやくすは 脱退が決まってから予定していたスケジュールを一旦全て崩した

なかなか空いてる箱がない中EAST入れてくれたスタッフさんありがとう

あの時あんなミーティングをしなければこんなことにはならなかったんじゃないかって

そんなことを思ったりもしたけど

でもいつかは こうなっていたのかなと

だったらそれもこれも全部正解なんだなと思った

今まで方向性の違いとかって 方向性の違いカッコ笑い ぐらいに考えてたけど(笑)

実際こうなってみると・・・本当に誰も悪くない

双方のロック感を尊重した結果 というこの”ロック感の尊重”と”誰も悪くない”を強調して話してた

 

アン様 先にファンへの感謝を伝えた後

摩天楼オペラにいなかったら自分はきっとしょうもないバンドやって

アルバイトして そうやって生きてたと思うけど

摩天楼オペラにいたからメジャーに行けた

そしてこの決断に後悔はないこと などクールに言葉を並べた

 

お苑さんは 何度も何度も話し合って出した結論であったこと

そして 家族よりも友達よりも一緒にいると 擬似恋人みたいになっちゃう

それだけ一緒にいると我慢できない部分ていうのはお互いどうしても出てくるわけで

自分は歌詞の中によく”好きなようにやっちゃえよ”って書くけど

もう 我慢を始めると”自分”じゃないっていうか

 

わだかまり感が否めないMCではあったけど

やはり共に重ねてきた8年という年月 当たり前のように上手側に見え続けていた立ち姿が

今日でなくなるということについては

全員が複雑な心境を 言葉にさえできていないように見えた

 

会場のすすり泣く声が響き始める中始まったのが瑠璃色で描く虹

すごい歓声上がってた

私多分生を初めて聴いたんだけど

このイントロはめっちゃ摩天楼オペラですね

これがオペラを象徴する世界観と思った 他にいないこうゆうバンド

 

お苑がギリギリの声で叫ぶタイトルコールと共に聴こえてきた

耳慣れたイントロ GLORIA

手扇子も拳も合わないサビにどうすればと戸惑ったのが懐かしい

 

アンコール

 

アンコ最初のMCでいつもあやくすがいい話するってお苑さんが言ってたけど

昨日何話してたっけな

21mg 自由って言葉に囚われすぎて全然自由じゃない

自由って本当に難しく矛盾した言葉ですね

名曲 天国の在る場所 お苑の声が本当にキツそうで

こうゆう時だから逆にそれが痛くて 状況に感情を添えられた感じでした

喝采と激情のグロリア 最後のアカペラ部分が心配で仕方なかったけど

絞り出すようなあの声出なさが切なくて

アンコールが結構今までないレベルで聴覚的に印象に残った

 

ステージはアン様を真ん中にして手を繋いで

5人深くお辞儀をしてから袖に捌けていった

 

終演のアナウンスが流れても鳴り止まないアンコール

その声に応えるかの如く お苑の声で会場にメッセージが送られ

大きな拍手で幕を閉じた

 

 

オペラさんは紫のネオンライトが公式グッズとしてありますが

あれが一斉に灯る場面は圧巻でした

こんな夜に相応しく敷き詰める優しい灯りは

その旅立ちを惜しむようにも見えて 会場の合唱と相まって涙を誘います

本当に美しかった

 

飛翔というタイトルは燿さん発案だそう

その名の通り アン様も残るメンバーも

更なる高みへと羽ばたくのでしょうね 期待しています

 

ブレブレだけど載せるwかみじょうさんからお花

 

そして飛翔はDVDではなくフォトブックとして販売されるそう

 

【Setlist】

Faust

落とし穴の底はこんな世界

RUSH!

Justice

Psychic Paradise

Innovational Symphonia

青く透明なこの神秘の海へ

Utopia

Helios

Sexual Entrapment

Jolly Rogerに杯を

BURNING SOUL

悲哀とメランコリー

ANOMIE

瑠璃色で描く虹

GLORIA

 

~en~

 

INDEPENDENT

21mg

天国の在る場所

喝采と激情のグロリア

 

(セトリサイトより拝借)

**********************

 

脱退するぐらいなら解散してほしい

 

7年前にNOIZの脱退騒動に遭遇した時

こんなことを思うほど悲しかった 箱推しだから病んだなー

バンドによってファンのエゴそれ自体も違うのでしょうけれど

あれこれ思う気持ちわかります

でもあの時こう思ったのは脱退の理由が予想でしかなくて

はっきりわからなかったからなのかなと思ったりします

最近はどうしていつからこうなったか 割と赤裸々に公開してくれるので(笑)

その方がスッキリして納得できるような気もする

 

バンドといえども人と人ですから 互いがどれだけ人格者であったとしても

仕事仲間として重ねる年月の中で 同じ関係が続いていくことって

なかなか難しい

バンドを好きでいる以上 脱退や解散は

避けられないのだろうなと ギャ側もわかってはいますから

その決定を尊重したいと私も思っています

 

まあそうは言ってもやっぱり寂しいし

せっかく5人でここまで来たのに・・と思いますけどね

オペラの世界観はシンフォニックでメタルで

何より私はビブラートの効いたあの声が全てだと思っているので

バンドとして続けられるだけ続けてくれたら

また気まぐれに足を運びたいと思います

 

 

NEXT GIG: MEJIBRAY モバイル会員限定東名阪ツアー

                  「Slivers」@TSUTAYA O-WEST

   

またもソールドアウト公演に遅刻 しかもWEST

その息苦しさはよく知っているので出来るだけ急いで向かうぞ

そしてその翌日NOIZということで体力もつかな

 

 

see you next gig.

 


人気ブログランキング