SOLITUDE-klang

ヴィジュアル系オタクの冷酷で情熱的なライブレポ

成功とは自分が大好きなことをやること

*別の場所で書いている記事の引用です

 

叔母の影響からか母親がクラシックにかぶれた人だった

ピアノが上手なお姉さんだったそうで

ご主人は某有名オーケストラのコントラバス奏者だった

 

幼い頃から音の出るものが大好きで

ウクレレやら木琴やらおもちゃのピアノやら

全く裕福ではなかった経済事情にも関わらず

たくさんのおもちゃの楽器を買い与えてもらった

 

家にいるといつもオーケストラのレコードがかかっていて

母に話しかけるとうるさいと怒られた(笑)

そのうち本物のピアノが我が家の狭いリビングにやってきた

KAWAIの新品アップライトピアノ

それから10年ほど怖い先生の元ピアノを習いに行くことになった

 

本当に怖かった(笑)

ピアノに触れるフォームが間違っていると教本で叩かれる

ミスタッチなんて持ってのほかで 

音から出るストーリーが先生の思う通りでないと

ヒステリックな怒鳴り声が飛んで来るので

毎週恐怖に怯えながらレッスンに通っていたのを覚えている

 

母親はクラシックと能楽(祖父母が長唄と三味線を嗜んでいたためと思われる)以外の音楽を

「バカが聴くもの」と命名し

私が大好きな歌謡番組を見ることができなかった

 

もうこうなってくると自分が好きでピアノを習っているのか

親の言うなりになっているのかわからなくなって

中学の時にピアノを辞めてしまった

 

そのあとどうしても弾きたい曲があって

高校生の時に別の先生にもう一度習いに行ったりしてたんだけど

現在はもう指が動かないw

 

激しすぎる反抗期からあとは

その「バカが聴くもの」を突き抜けた部分まで追求し

クラブ通いをしていた頃はブラックミュージックにかぶれ

レゲエ パンクなどなど本当に和洋いろんなものを聴き漁って

いちいちハマってきた

 

ヴィジュアル系を聴くようになってから

私の好きな音楽をバンギャ友達にバカにされていると感じることがあった

それゆえ一人でライブに行くのが好きなのだけど

誰でも覚えられる簡単な構成の軽いものから

メロディーラインもよくわからないような重いのまで

一口にV系と言ってもいろいろあるでしょう?

私は俗に言う王道や小室進行楽曲が好きで

本当に耳が大衆的なんだよね

それを恥のように感じていた時期もあったけど

自分の好きは好きなのだから良いも悪いもないわけで

 

「大衆的な耳」だからこそこのブログを書いていたりする

だから私はWESTあたりを埋められるクラスのバンドを好きになることが多い

(気付いた時にこのくらいの人数がハマる音が好みという意味ね)

先見のなんとかじゃなくて

大衆耳だから私がハマったと本音で感じているバンドは絶対ある程度でかくなる自信がある

(このブログは全て本音で書いているわけではないので

本当に本気でハマっているバンドに関しての話ではあるけれど)

麺の見た目や歌詞から入ることはまずない 

音から入る男性的な聞き方だから更に

根拠のある自信がある(笑) 

自分の好みをナメられていると感じるのは

母親にずっと自分の好きなものをバカにされ見下され続けた投影であり

現実ではなかった

自分の好きを否定され続けるのは 本当に辛かったからね

やっと自由になった

そう思ったらDEZERTの復刻音源集を聴きながら涙が溢れた(笑)

 

”私はずっとこれがやりたかった”

 

自分が本当に好きなものを好きなだけ聴く 見る

もう誰の意見にも影響されない世界で

少女時代の自分の夢を叶えることができたこの幸せは

誰に何を言われても世間にどう見られようとも

自分が好きでやりたいことを貫いた恩恵と思っている

 

今が本当に幸せ これを幸せと呼ぶんだと思った

 

「 成功とは高みに達することではないと思います

成功とは自分が大好きなことをやることです」

byポールポッツ

 

 

 
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