SOLITUDE-klang

ヴィジュアル系オタクの冷酷で情熱的なライブレポ

【聴】マルコ『セイゾンノシルシ』

 ちょっとこれは是非他盤ギャの皆さんにも聴いてもらいたい

メンバーの脱退事情とかそうゆうことを横に置いたとしてもとても素晴らしい作品

VersaillesがJUBILEEというアルバムを出した時に匹敵する感動という

私にしかわからない表現をしておきます

 

11日のイベントで先行発売されたのでその時に入手しました

むしろそれ目的と言っていいほど視聴動画を見てから一刻を争う渇望状態になっていたので

他にも聴かなきゃいけない新譜たちがいるんですけど

今はこれしか聴きたくない狂気的な病に侵されています

 

昔から気に入るとそればっかり何100回も聴く習性があって

車の中で友達によく突っ込まれた もうこれ飽きたって(笑)

中毒になっちゃうのよね メンヘラかよ

 

 

クリックでリトハの購入ページに飛べますw

    ↓ ↓

f:id:SOLITUDE:20170816155441j:plain

 

DISC:1

  1. 夕轟

  2. 鳴くよ鶯、マンホール

  3. アルクコロブシヌ

  4. 変人奇行

  5. 夏雪

  6. 黒山羊の追憶

 

DISC:2

  1. 夕轟[music clip]

 

 

 

素人が曲の中身を文字にして語るのは大変おこがましいこととは思いますが

マルコさんの曲は構成がわけわからなくて

こうきたらこう!っていう振りの順序が覚えきれなくライブで間違えるのでw

いちいち分解して研究してるのでそれをそのまま書きます 音楽の変態です(笑)

 

 

夕轟

シャンソン臭の漂う珍しい楽曲 これをMVにするのか!

決して派手でないサビから繋がる上品なドラムソロと

細かく音を刻む繊細なギターソロが実に唯一無二感を醸し出しています

1番と2番ではリズムが違ったりするので1曲通してその流れを味しめることができる

手刀のワンマンの時にアンコールで

幕が上がって行きながらこの曲が始まったあの雰囲気は本当にかっこよかった

 

 

鳴くよ鶯、マンホール

哀愁漂うギターの音に始まりライブが楽しいマンホール

何度か書いているように私が慣れている横モッシュと進行方向が逆

しかし前方の変人の皆さんがサビ前の一拍中にその方向を指してくれるので(笑)

危なくないのですw

レトロでアホで楽しくて哀しくて マルコはそうゆう曲が多い

 

 

アルクコロブシヌ

嫌なタイトルですがスッキリする一曲 だけれどこれ深い

マルコ曲にしては単純な繰り返しに聴こえますがイントロのドラムが大変そう

拳ヘドバンしね部分が規則的に入っているのかと思いきやそうゆうわけでもなく

最後は8回なのかよっ!ってなるよくわからない構成

でもこの一寸先は〜死ね部分の 演奏だけ聴いてるとそここそがめっちゃかっこいいから本当怖い(笑)

間奏部分のシャウトに隠れて何かセリフらしき箇所がありますが

こんな曲に入れるのかというギャップな内容で愛しさと切なさと心強さと←この表現がぴったりw

 

 

変人奇行

何度見てもサビの振りが全く覚えられない変人奇行は(笑)

ライブでの定番曲になっていますが

他盤のように逆ダイが繰り返される所謂煽り曲というのがここにはなくて

強いていうなら麒麟とか神田リバーがそうなのかな

最近は変人奇行か鳴くよ鶯がその役割を果たしているようにも思います

どちらも作曲者の特性が出ていて大変面白い

 

 

夏雪

なつゆきと書いて「かせつ」と読むようです ※コメントありがとうございました

私の中で今とても話題になっている夏雪なので書きたいことがたくさんあるのです

先日のイベントで初披露されましたが あの時歌い出しがサビだと思ったんですけれど

帰って聴いてみたらどうやらそれがAメロのようで

オクターブ下で始まりそして上がってイントロに繋がるここが本当に素晴らしくて何度も聴いてしまう

小さく刻むギターとマルコ特有のサビの間ずっとギターソロ のメロディーラインが重なって

更には音程の上下が手伝い抑揚があって本当に綺麗です

再び低音に向かうところは刹那くて泣きたくなる

ステージにスタンドマイクが置かれて

この歌い出しが聴こえたところで歓声が巻き起こる場面が想像つく

名曲

 

 

黒山羊の追憶

これが一番最後に入っているというのもそれだけで涙を誘うわけですが

セイゾンの中で一番聴いているのが黒山羊です

ライブ中拳上げたりして動いてしまうのがもったいないと思ってしまうほど

ちゃんと全部一音も逃すことなく聴いてたい

マルコらしい哀愁と力強さと寂しさともどかしさと プラマイ入り混じった感情が全て詰まっている

まだライブでしか聴いてなかった11日のイベントの時に

歌が終わって礼さんが「折り畳め!」と言ったので初めて気付いたのですが

ギターソロとアウトロに折り畳みになるリズムがあった

そこのかっこ良さは是非全てのバンギャに聴いてもらいたいと思うほど(笑)

アウトロのギターも同じ旋律をオクターブ下げて弾いてたりするので

オクターブ技に弱い私はすっかり沼にハマってしまいました 

そしてこの曲にはツーステを踏む箇所がありますが

ここは歌詞をきちんと聴いたら涙なしでは語れない 解釈をしてしまって

夕轟もそうだけれどただの恋文ではなさそうな気がしますね 勝手な解釈だけれど

いずれにしてもこれは過去の楽曲の中でも3位以内に入る好きな曲

 

 

何を聴いても全部同じ曲に聴こえるバンドがある中で

こんな一見バラバラに思えるわけのわからない曲たちが

どうやってマルコとしての筋を通して統一感出してるのかわからないですが

一度理解してしまったら抜けられない 底なし沼(笑)

簡単にバンギャに浸透しない理由も今ならよくわかります

 

A→B→小室→ギターソロ そんな定番曲が好きな私がこれだけハマるのですから

物理的に考えれば今後

私のような人々が出てくるのは想像に難しくないと思うのだけれど

何せ時間がかかる

 

新しい音源が出たら そっちをすごい聴いてしまうっていうのは

バンドが進化している証拠だと思うんですけど

どちらかといえばマルコ節を作る方の作り手が欠ける今後どうなっていくのか

感情を省いてみたら楽しみにも思えるし

移入してしまえば確かな生きた証としてこれを最高の終焉にできる気もする

 

 

いつが最後になるかわからないマルコの記事でもあるわけで

あと数回が客観視できなそうだけれども

他盤ギャさんは読まないかもしれないのに書かずにはいられない気にさせられる

そうゆう音源こそ滅多にない

人生に何度もあるわけじゃないアホほどハマる音楽に出逢えたから

どんなに堕ちても私は満たされているよ

 

 

 

 

see you next gig.