SOLITUDE-klang

ヴィジュアル系オタクの冷酷で情熱的なライブレポ

グレイテスト・ショーマン「This Is Me」

ちょっと前に公開されていたヒット作なので観られた方も多いのではないかと思いますが

グレイテスト・ショーマン

 

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私ミュージカル仕立ての映画嫌いだったんですけれど

最近そうでもなくなって来た 新しい扉開いたかもしれない

まだ観てなくてこれから観たい方は映画を観てから読んでね

 

 

この映画自体現代人の願望について問いかける非常に重要なメッセージ性を持つ作品で

映画のレビューもしたいくらいなんですが

今日は劇中歌として登場する有名な2曲のお話をしたいと思いまして

 

「エネルギー」ってワード 最近毎回書いてる気がするんですが(笑)

人が聴いて心が動かされるのは演奏力でも声質でも曲の良し悪しでもなくて

その曲 歌声に宿ったエネルギーの純度だと思う

混じり気がないほどにまっすぐに人の心に届くということが

この2曲とってもわかりやすいのです

 

一曲目はバーナムが虜になった歌声

Loren Allredの歌うNever Enough(劇中は吹き替えのようです)

物語の途中で感情が動いている最中に聴くと

すごく良い曲というわけでなくても聴いているだけで涙出てくる

この呼吸聴いて

耳で聴けないんだよね だから強制的に思考が止められてしまう

 

そしてシングルカットされたThis Is Me これめっちゃすごい曲ですよね

This Is Me これが私

傷だらけのままでいいし

恥さらしと言われた身体も心もそのままで これが私 という強い肯定感

これが本当に人の心を動かす

キアラ・セトルかっこいいな

上は劇中に流れる映像でこれもすごくパワーがあるんですけれど

この↓↓アドリブの歌声から溢れ出る魂の音というか なんかとにかくやばい

もう本当何も隠してなくてそれが他の人にも伝染してるのわかるでしょう

音楽に感動する時って

旋律や詞を通して言葉や意思を受け取ってるわけじゃなくて

いつだってそのありのままの姿なのかもしれない

これが私 それも私 かっこ悪くても ダサくても

嫌いな自分を受け入れていく強さが宿ると一気に曲が力を持って

それが届いているんだと思った

 

 

”願望を抱いたら

それが自分の夢なのか 他人の夢なのか

その区別さえできれば 叶わない夢なんてあるはずがない”