ライブ初めです
いつも来て下さる方 はじめましての方
今年も宜しくお願い致します
1/11(FRI)
この日のために
ウィルスの流行りに乗らないようにめちゃくちゃ気合い入れてたくらい観たいライブでした
おかげで今から体調崩しそうです
今どきの黒服の概念が私世代の黒服とは違う気がしてはいたんですけど
h.NAOTOとかalice auaaとか着る人は本当にいなくなりましたね
今どきのギャさんが往年の黒服を着ても
ああはならないということでもありましたけど(泣)
キネマはKAMIJOさんがよくやる箱なのでちょいちょい行きますが
ソールドすると上下にあるパーテーションが開かれて死角がなくなるんですねぇ…
2階席までぎっしり あんなに入れるのねあの箱
ライブ中もセーフティーゾーンがまるでなかったように見えました
ステージの 前方に
要はメンバーが現れたならメンバーの前に天井から落ちる薄い透明の幕があった
キネマってあんな使い方もできるのね…15分ほど押して暗転すると同時にそれがプロジェクタースクリーンになり
生命を宿した子宮のエコー映像が映し出される
そのまま胎児が徐々に育つ様子を見守っていると
薄い幕の後ろにメンバーが次々と出揃った そしてそのまま"生まれなくてよかった"と「0」の歌い出し
ステージの 前にある幕なので
メンバーの姿が人体の膜に覆われているように見えるものだから
子宮の中で起きていることを観察しているような不思議な錯覚に陥った これは夢では?
イントロでその幕が開くと思ってたんだけどそのまま演奏が続き
映像は次第にへその緒でこちら外側の世界と繋がった胎児へと育ってゆく
くっきりと赤ん坊の輪郭を伴い 生まれ落ちるその瞬間に曲が終わった
同時に幕が開いた=この世界に生まれ落ちた
こんな解釈ができるスタートだった
初めて見た こんな演出
誰が思いついたのこれ天才
ようやくはっきりと開けた視界の中でメンバーの顔を見ればきょうのすけさんと来夢さんの顔が真っ黒
アー写で黒いのはきょうのすけさんだけだったので油断してました そう来るとは
1曲目が0だと 思って行ったんですけど
斬新な演出に心奪われ曲自体をしっかり聴く余裕がなかった
ですがこの曲の生は音源の数倍重いメッセージを投げ掛けてきて
我々が蓋をしている細かい感情をチクチクと刺激してくるのでした
きょうのすけさんがアー写のまんまの衣装でしたが
あれで2時間ドラム叩くのも凄い気迫を感じるし
Versaillesに入れそうな洋装のユエさんはあまりに美し過ぎて10秒も見続けたら目眩がしてくる(笑)
昨日改めてなんてかっこいいギタリストなんだと思ったreikiさんは
球体関節人形が命を宿したかのような無邪気さを兼ね備えながらも確実なプレイを全身でぶつけてくる
そしてやはりボーカルが凄い
あの声は授かりものだよ
ボーカルのオクターブ技が楽しめるのは他バンドにもなかなかない醍醐味
もう どこから褒めていいのか(笑)
2曲目で おしまい
最後の方の位置付けの曲というイメージがありましたが
これをもうやってしまうのなら
最後は傷痕かな
セトリの位置によって曲がその表情を変えてきますんで
昨日のおしまいはこれから始まる勢いを持った「おしまい」でした
この曲の間奏部分は一体どうなっているのか
私のような素人にはまったく旋律が聴き取れませんが
先日のZeppでは本編ラストだったために「愛してるぞ」に変換されて聴けなかった箇所(あれはあれで超良かった)が聴くことができました
Cメロに入る時に片腕を強く振り上げるreikiさんと
あの美しい王子様がデスボを入れ込んでくるのが最強の萌えポイントです
reikiさんが弾くイントロとお客さんの声との掛け合いで始まった十五
なんでしょうね
こちらを煽る時に足をダンダンとするあの強い仕草に見る者の心の芯が激しく突かれて涙が出そうになる
なんでそんなに全力なのだ
何が起きたのか見ていなかったのだけれどトラブルがあったようで
途中で衣装と同じ柄のギターに交換された
十五が終わると来夢さんがテンション高いわけでもない声で
ハッピーニューイヤー
と一言
曲間の少しの空白を埋めるように響く麺コに私の耳が割れそうな勢いで
客席にもステージと同じ圧を感じる
中庭に 屍を埋めて隠したんですから大事件なわけなんですけども
他バンドの事件曲のような気持ち悪さがなく
ものすごい自己肯定感で力強く歌われる
肯定感というより諦めの境地というのかな
先日のZeppが終わってから音源をちょこちょこ収集しているんですけど
ELISEも都度割り込む王子様のデスボがテンポよく客席を引っ張り
めちゃくちゃ盛り上がってた
聴いただけではそんなに惹かれなかった曲も
ライブで見ると本当かっこよくて
有名なピアノ曲がこんなことになるなんてベートーベンもびっくりでしょう
曲順に自信がないですが
来夢さんがアコギを持つパートはひとつにかたまってた
ラブソング
こんな重くて暗いラブソングは聴いたことがありませんが
そしてこんな重くて激しい曲でアコースティックギターをわざわざ持つというのも異様なんですけど
歌が上手い本当に うまい
どの曲にも言えるけど
音源だけ聴いてれば私こんなことにならなかった(笑)
どれを聴いても音源より生が半端ない
熱量が凄いからなんだけど演奏や表現力も生のほうが格段に高い
歌い方も逐一音源と違う部分は生の方が良い こんなことある?
もうこの 今 この時しか聴けないたった一回の演奏を毎回してると思う
EMIL
来夢さんのアコギと歌で静かに始まる 音源とは違うバージョン
このイントロのギターだって全然簡単じゃないと思うんですけど
あの人本当…決して軽くない楽器を小さい身体で高い位置に抱えて
全身で表現するの なんか すごい感情が刺激される
十九
Zeppの最後(実質もう一曲あったけど)だったこの曲の貫禄が凄まじかったのですぐに購入して今もよく聴いているんですが名曲中の名曲
穏やかな曲に見えてドラムがよくあるリズムじゃないのが憎い
昨日はポロンポロンとコードを奏でた後の吐息の漏れるような「十九・・・」というタイトルコールに一瞬で世界に引き込まれてしまいました
「生きてみたけど 何もなかった」この部分の詞と歌い方に心が奪われ続けています
そして最後の叫びにたまらない気持ちにさせられる
来夢さんはキネマ倶楽部のステージに初めて立ったそう
それでこの演出?何十回も立ってるアーティストさんも目が点ですよ
以下 来夢さんが静かに喋るMCから抜粋です
バンドやってると
いろんな 障害物とか 妨げが
あるんですよ
ここに立つことも 簡単じゃなかったです
そうゆう 障害物とか 妨げを
取っ払って
できれば全部ぶっ壊して
このシーンの人たちが進みやすいように
していけたら いいなと
思ってます
なんか
勝手に年が明けちゃったけど
2019年 色んなことやってこうと思ってます
全部やろうと思います 思いついたこと
今日はなんか
みんなに色んなもんもらっちゃったから
みんなの心に届く
作品を 届けられたらなと
思います
昨年末のまとめ記事でキズについて大変熱く語ってしまったんですが
あの時にも書いたように
彼らは自分のためにやってないと思う
"自分"が 凄いんだ とか
"自分"がかっこよく見られたいとか
"自分"が大衆に認めてもらいたいとか
そうゆうエネルギーを全く感じない
だからこその天誅なのかなと
普段詞よりも旋律に耳を犯される私ですが
ここはついつい歌詞を深読みしてしまいます
そうかと思えば突然腹の底からいけるかあああ!!!?
いけんのかああああ!と声を吐き捨て
2階ーーーーーーーぃ!! 2階いけんのかーーー!?
うぉぉおおおおおお!←1階の民
お前ら1階だろ ちょっと待っとけ 2階ーーー!
煽りの最中にも冷静になる
豚になるな 人間になれ
と言って始まった豚
これもZeppでスクリーンに映し出された歌詞に感動して購入したんですけど
聴けば聴くほどここのベースはすごい
あの時はきょうのすけさんの派手なプレイに釘付けで気付かなかったですが
あそこのスラップやばいですね
ピックをすっと加えて そして戻す
実に麗しいその作業だけ見るのおいくらですか?←
(この曲ピック使ってないかもしれない 笑)
正義などない 君は正しくない 僕も正しくないと言っていましたけど
この曲には
自分の正しさ 生き方は自分で見つけろというようなメッセージが含まれているようです
好きだからと神のように崇めるのも正しさではないとはっきり言えるバンドマンがどれだけいるんでしょうか
そしてヒトミドリを挟んでラストは傷痕
全体的にZeppとは逆の進行方向でしたね
またベースのタッピングが美しくかっこいい
最後の回転ヘドバンもきょうのすけさんあの衣装でドラム叩きながらよくできるなぁ
アンコール
全然好きなタイプの曲じゃないのに客席のヘドバンとセットで見てたらサビがかっこよすぎて好きになってきた(笑)
顔黒くてわからないけど多分w楽しそうなメンバーを見ていると
通常感じる「この時間が永遠に続けばいいのに」というよりも
「いつまでこの時間が続くだろうか」 といった
何か”期限”のようなものを勝手に感じてしまった
一つの一つのライブにいちいち最期感がある(笑)儚い・・
考えることを諦めちゃいけない
諦めるな いつか いつか というメッセージを掲げての天誅
2回目のAメロがサービスタイムになっているようですが
reikiさんがお立ち台に寝転がって はテコの原理で上半身を起こし(笑)
起き上がりこぼしのような動きをしばらく見せていましたが
来夢さんの攻めを待っているようにしか見えませんでしたw
背骨痛くないのか
しかしこの歌詞についてはちょっと熟考する必要がありそうです
何を言いたいのかなこの人って
ずっと思ってるんですが
その云わんとしていることがとてもあの若さで出てくるものと思えなくて
私がまだファン歴が浅いせいでしょうけれど
この人に興味津々です
曲終わりにきょうのすけさんがスティックをポーンと上に投げたらスティックが後ろの幕に引っ掛かったままピタリとw
マジックテープにボールくっつけて遊ぶゲームみたい
先日は彼のキャラが全く不詳だったため自ら煽る「きょのす」コールに困惑しましたが
表情がわからない黒能面でありながら曲に合わせた細かいパフォーマンスを見せるのも非常に愛嬌があって可愛いですね
てかめっちゃ可愛いですねこの人 ←
あんまり可愛いんで今日から私も「きょのす」と呼ぶことにします
きょのちゃん お菓子あげるから着いておいで(誘拐)
来夢さんと対極のキャラがその真後ろにいるというのも絶妙なバランス
終演後再度暗転してステージ後方の
スティックが引っ掛かったままのカーテンがw上がり
期待の告知映像が流れた
3.19 6thシングル 「平成」
タイトルに会場がどよめいたw
新ビジュアルのきょのちゃんはお目目にボタン しかも両目 前見えんでしょうに
こうゆう突き抜けてクオリティーが高く奇抜なスタイルはMEJIBRAYのメトちゃんが開拓したように思えるんですが
彼はメトちゃんのローディーだったんですね
なるほど
あと団長も目にボタンついてたことあるんでお忘れなく
俺が最初なんだからなって絶対言うからあの人(笑)
【Setlist】
0
おしまい
十五
中庭
ELISE
悪い夢
蛙-kawazu-
ラブソング
EMIL
十九
豚
ヒトミドリ
傷痕
~en~
※途中の曲順に自信がないです
しばらくはもう何しても売れますよ
私のような雑食はかっこいいバンドなんて常に幾つも見てるわけなんですけど
こうやって抜きん出た人達に出逢うと腹の底からワクワクが沸き上がってきますね
たまらないです
キズを見てしまうと
他の好きなバンドを見なくていいかなと思ってしまうのですけど
メンバーの顔も名前もよく知らずに見に行ったあのZeppたった1回でこんなことになってしまった
そしてその都度4~5日引きずります
比べるもんでもないんですけど
MAXを10とするなら
いつも私がここで騒ぎ立ててるかっこいいバンド達と彼等との間には少なくとも5くらいの差があるんだよ
そしてその5の間に入るバンドは多分出てこない
いきなりこの領域に行くか ずっとその5を超えられないかのどちらかです
そして今ここにはキズしかいない
対バンでこんなの見つけたら衝撃だったろうな
その時代を見逃したことを少し悔しく思いますので
ホール公演は大阪と東京両方エントリーしようかなと思ってます
大阪から出勤する感じになりますけどね 笑
とりあえずしばらくは
観れるだけ観ようと思います
来夢さんがRTしてたLaspさんのPhotoレポすごーーーーい!
http://lasp.co.jp/magazine/archives/5555
さて本日はNAZAREのワンマンです
初見ですので楽しみ
ではまた後ほど
See you next gig.