SOLITUDE-klang

ヴィジュアル系オタクの冷酷で情熱的なライブレポ

【聴】コドモドラゴン/『テグラマグラ』

バンド名から聴かず嫌いだったコドモドラゴンの音源レビューです

お手手繋いでぴょんぴょんするキラキラ系のバンドだと思ってた

 

私の知らない歴史を8年背負ってるバンドさんなので

一体どれが既存曲でどれが新譜に当たるのかの調査からスタート 

 

アルバムレビューの前にタワレコ渋谷で行われたインストアイベントに行ってきましたので

少しツイート埋め込みますね

(滅多にインスト行きませんが顔を覚えられない規模のバンドなら行きますw)

 

5Fにあんなスペースができたんですね 初めて行きました

結構な人数が入ります

椅子が4つ用意されいましたがメンバーはずっと立ったまま

ゆめさんは椅子の下部分に付いている棒に乗っかって

一番身長の高い人になりながらw話をされていました

 

以下 衣装に対するこだわりについての質疑応答です

 

覚えてる部分だけ追記します

これから着たい衣装 また着たい過去衣装については

 

チャム「スーツ 黒!」

ハヤト「もう一回着たい衣装はない」

めんめんさんにはハヤトさんが「チューブトップ」と言ったのをきっかけに

チューブトップ+クリアビニールのコートを着るという某嵐話題の衣装ということに

めんめん「嵐だったら俺誰かなー 誰っぽい?」

ハヤト「・・いない・・お前はジャニーズ入れない」

ゆめさんは過去衣装の曲タイトルを言っていましたが私が覚えてない(笑)

 

47都道府県を回るに当たって行ってみたい場所については

ゆめさんが どこの県で何ラーメンかもわからないラーメン屋さん 

 

終わりに一言 アルバムは全パートをそれぞれよく聴いてみたら違った発見があるかも(は)

(新譜は)ライブでもまだ一度もやってない曲ばかりなので楽しみにしていてください(め)

 

 

めんめんさん進行でしたが滑舌が良くて話が聞きやすいですね

熟れていて難なく進んでいきましたが

エンターテイメント性が高いように見えてメンバー全員本性はそうでもないのかなという裏腹な印象も抱きました

 

***********

 

先日「想葬」という曲の記事を少し書きましたが

あの曲が気になった理由がわかった気がしました

始動1~2年のバンド若しくは解散活休を控えたバンドが醸し出す独特のギラギラ感があると感じたのもそのせいなのかなと

これは最後に書きます

 

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■Atype【初回限定盤】CD+メイキングDVD
1.テグラマグラ
2.棘
3.彼彼
4.DOUBT
5.この世界は終わりだ。
6.サイレン
7.毒虫
8.嚥失
9.DIRTY×DIRTY(album mix)
10.hate
11.想葬(album ver.)

 

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■Btype【通常盤】CD
1.テグラマグラ
2.棘
3.彼彼
4.DOUBT
5.この世界は終わりだ。
6.サイレン
7.学級崩壊
8.毒虫
9.嚥失
10.DIRTY×DIRTY(album mix)
11.hate
12.想葬(album ver.)


 

 

タイトル曲テグラマグラは1曲目に相応しいイントロで想定外にキャッチ―なサビでした

サビが覚えやすい聴きやすい そしてサビでメジャーコードになる(この曲は違いますけど)

そうゆう曲が多いので私がハマるの当たり前だわ(笑)

 

 

キズ対バンの名古屋も渋谷も確か棘が一曲目でした

イントロのリズムが独特でキタキタ感があります

「それでも誰かに愛されたぁい・・・」←この声の出し方良いですね~本当声にハマる

生きたくて逝きたくてという表現が使われていますけれど

この感覚きっと誰もが体感したことありますよね

全部消えればいいって思うのは一度や二度の出来事に傷ついたとかそんなレベルじゃなくて

何度も繰り返す感情に嫌気が差した時に巡ってくるのですよ(笑)

素晴らしきV系の世界観 笑 

 

乗りやすくわかりやすいリズムに乗せた彼彼はライブでどんなことになるか想像がつきやすく

ギャの生態をよく分かってるなーという構成

これはセトリの序盤に来るのかな

盛り上がると思いますねー

 

 

このアルバムのリード曲と思われるDOUBT 

これのMV SPOTを聴いてこのアルバムを買おうと思ったほど魅力的なサビ

内臓を弄られながら綺麗な旋律を歌う無表情が最高ですね

全部通して聴いてみたらサビと関連性の薄いABメロが意外でした

地声の高音は少々キツそうにも聴こえますが裏声になる所とっても素敵

2回目から後のサビに重なるギターが素晴らしい ギター素晴らしい

これは時間と共に伝説の名曲に成長する匂いがします

 

この世界は終わりだ

名古屋と渋谷でやっていたのでなんとなく覚えました

ジャンプからの拳ヘドバンでリズムが変わる部分が印象的

サビのこのコドモドラゴン節(と私が勝手に呼び始めた)が

どれを聴いても統一されてるなと思えば

ボーカルの人が殆どひとりで作ってるんですね

そして一人で作ると全部同じ曲になるというジレンマも上手く回避している

天才発見です 凄いなー 

 

サイレン

第弐ノ犯行声明ヲとか聞くと酒鬼薔薇事件を思い出すんですけど

すごい古い話ですけど(笑)

少年期の複雑な孤独を歌った残虐な曲でありながら

「明日僕を褒めてよねぇママ」の部分の旋律が信じられないほど綺麗というギャップ

事件曲が終わると歪んだチャイムの音で始まる学級崩壊

学園モノが続きます

これは曲より詞を聴いてしまうなぁ

学校教育は周囲と競争しそして足並み揃え偉い人に従う機械のような人間を育てるためのシステムだと思うんですけど

そこから勇気を出してはみ出ようと言ってくれる音楽がこんなに多いのに

世界はなかなか変わりませんね

 

嚥失という曲がありますが

ボーカルの声が違って聴こえるのでこの曲だけ異彩を放っている印象です

静かな曲ではあるけど想葬とも似つかず

もう少し聴きこまないと書けることがない

 

毒虫だったかな ライブ中にラップというよりお経のようなリズムで静かに言葉を唱える場面がありましたが 

これこのバンドさんの特徴なんでしょうか

他の曲中にもちょいちょいある気がします

DIRTY×DIRTY これもライブで聴いてぼんやりと覚えていました

サビの方がスローテンポ 

Aメロに挟まれてる弦楽器の音はなかなかバンギャのハートをくすぐってくる音ですね

 

変なおじさんボイスで歌っているhateはエゴの暴走を顕しているのかな

ライブで盛り上がりそうなベース音が聴こえます

それで最後に想葬のアルバムVer.というのが収録されているんですが

ストリングスが入りシンフォニックな仕上がりになっててヤバい

ヤバい(2回目)

薔薇の末裔出身の私にとって母国を思わせる壮大なバラードになっていて

曲に込められた感情に拍車がかかり襲ってきます 

このVerを生で聴きたいなぁ

 

 

テグラマグラ 

手暗目暗 

先行き見通しつかないみたいな意味でしょうか

 

冒頭の続きを書きます

 

これ出会って間もない人だから書けることだと思うんですけど

曲とバンドについての調査をしていて検索で上がってくるのが

華那さんという元メンバーの方のお名前でした

先日貼ったケツの毛動画には確かに5人いて

しかも結構最近までいた方なんだなと思ったんですけれど

この方の脱退騒動がそうゆうエネルギーを起こしたのかなという憶測が私の中で生まれました

8年活動してたらDIAURAみたいな雰囲気になるんですよ

DIAURAをdisってるんじゃなくて もっと風格が安定するというのか

我武者羅に走る勢いで何年もはできないわけで

キズは今が旬だし物凄いエネルギーを出してきてますけど 

コドモドラゴンもキズと同じ何かを醸し出していたので水面下で何かしらの終わりが決まっているのかと思ってた

 

宇宙戦隊NOIZが10年ほど活動した後に2人のメンバーが脱退&新メンバー加入という騒動があったんですが

その直後のバンドの結束力と命がけの覚悟に似たものを感じたのかなと思いました

ひとり居なくなるって事件ですよね むしろ事件じゃなきゃいけない 笑

ギター2人居るバンドでも

ひとりいなくなるとそのパートを残ったひとりが弾く必要があったりして

そうすると技術の問題じゃなくて音が違う問題が出てくるし

何しろファンの人のことを考えれば考えるほど

そこで火事場のくそ力みたいなものが発揮されるんだと思うんですよね

最近よく書くけど”未来を捨てる”っていう生き方になるんだろうな

どちらにしろこれだけ惹かれるということは 何かある 笑

 

このブログに一瞬でカテゴリができそうな勢いで曲を聴き漁っていますが

来週の新横浜のワンマンに参戦しますので

またその時に長々と書ければと思います では

 

 

see you next gig.

 

 

 

昨晩は私が超苦手科目としている撮影会に参加してみましたw

私の知ってる撮影会って椅子の真ん中に座るだけ で

握手も会話も そうゆう人以外はほとんどしないんですけど(宇宙戦隊はあれこれ喋ってきますけど)

最近のバンドさんは色んなことできるんですね 笑笑

システムがわからず撮影会参加史上最強に挙動不審な私に

対 お婆ちゃんのごとく優しく対応してくださりました(笑)

どんなお客さんが来ても適応できるスキルに感動wつくづく大変な仕事だなぁとおもいました