SOLITUDE-klang

ヴィジュアル系オタクの冷酷で情熱的なライブレポ

ヴァージュ東名阪ワンマン TOUR FINAL「Place of Gracia 」@TSUTAYA O-WEST

6/21(FRI)

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どうしても仕事を休めなくて遅れて出てきたんですけど

渋谷駅警官だらけでロッカー封鎖されてましたよね

彷徨った分更に遅れて の途中に着きました

なのでそこからのレポになりますが

ドア開けてあの黒い幕をペロッとめくった瞬間目に飛び込んできた

あまりにも輝かしいステージの光に一瞬で涙出た(笑)

 

彼らの力を信じてなかったわけじゃ全然なかったんだけれど

行く前に想像してみても 想像ができなかったんですよね

ブラホで観たあのヴァージュがWESTのステージに立っていて

しかもあんなにたくさんのお客さんがいる構図が想像できなかった

イメージできないことは現実として体験できないって言いますけど

そんなことはない 

思い描いたことがないその絵図がしっかりそこに現実としてあったことに感動して

ほとんど聴いてなかったw

 

前回見たのが1月のAREAだったんですが

あの時5人になってそう経っていなく しかも遼さんがインフルでお休みw

なので5人でのライブを観るのは昨日が初めて

憂璃さんという方はなにかとても華のあるベーシストですね 

ギターの氷龍さんも場慣れしていて新メンバーとはとても思えない貫禄

 

最近 目の前に後から来た数人が入り込んでしかも私より背が高くステージが見えなくなるという呪いにかかっていて

昨日も途中からそうなってしまったため紫月さんが見えなかったんですが

髪が寒色になっていましたね

いつものようにザ・テレビジョンスマイルをキメていたんでしょうか

個人的にこの一年で或さんがめっちゃかっこよくなったなと思っているんですが

昨日はヴァージュ最大規模でのステージでバックドロップを背負い

すべての責任を俺が取るかのようなドラミングを見せていました

あのヘアセットは初期のTOSHIくん(X)を思わせますね(笑)

遼さんは後ろ髪に赤いメッシュを忍ばせて

後ろ姿まで圧倒的にWESTに立つフロントマン

そして改めて歌声がすごいなと思いました

後で書きますけどこの人は絶対広いステージで歌うべき

 

衣装はこれだったかな

 

家族ごっこのイントロが聴こえてようやく少し興奮が冷め

自分の感覚がいつもの状態になりました

この曲は暴れたくなるリズムですね本当に

お人形遊びと家族ごっこは地蔵をも動かす魔力を持った呪いの曲です

今宵も村の儀式が始まりました

周りを見渡せば呪いの歌に合わせて笑顔で横移動する世界観が毎度気持ち悪いんですが

私が見た中でも過去一人数の多い横移動はなぜか気持ち悪ささえ感じず

ステージで自分も体を移動させながら満足そうにモッシュを誘導する遼さんにトキメキを覚えるほど

 

どうしたんだ俺は

 

小さな集落から街に拡がったのでは・・

ヴァージュをモデルにした和製ウィルスパニックの物語でも書けそうです

 

ライブ中盤で深海がくるのには慣れていますし

どんなパフォーマンスをするのかもだいたいわかっているのに

昨日はその表現力に泣かされました

サビの終わりの方をマイクをかなり離して歌っていましたが

あの距離であれだけ声が通ることが単純にすごいし

そこで訴えてくる感情の塊みたいなものがマイクを通さないと直に飛んでくるのですよね 

最後にこちらに手を差し伸ばす仕草も千切れそうなくらいに痛々しくて

本当にすごい表現力だなぁと思います

昨晩は受け止めきれないほどの強い何かを飛ばしてきたので

こちらの感情が溢れてしまった

 

-ガラシャ-というアルバムが出てからいつかレビューを書きたいと思っていたんですが

白昼夢とういう曲

個人的にこうゆう曲が好きなわけではないのに

初めて聴いた朝の通勤電車の中で涙ボロボロw油断していた

そんなに会社行くの嫌なのかお前 行かんでいいぞ?って思われたかもしれない

特に理由がなく どこに感動したとかそうゆうわけじゃなくて

思考が外れる力のある曲なんだと思います

生演奏は会場に染み渡る純粋なボーカルが映えて

押し殺し蓋をした感情全てが溢れでてくるようでした

 

照明が落ちて或さんの暗闇ドラムソロ

技術面のことは私よくわかりませんが或さんが叩いてる姿はめっちゃかっこいいと思います

加入された当時は今ほどの存在感はなかった気がするのですけど

現在ではこの人がいないヴァージュは考えられないほどヴァージュのドラム

腹から声出す(!)煽り あの叫び多分いつも本気なんですよね

だから或さんが叫ぶと心臓がウッってなる

 

氷龍さんが肩から掛けたギターの前にアコギを置いての楽器隊セッション

ツインギターだとこんなこともできて表現の幅が広がり豪華になりました

それぞれの見せ場も安心して見ていられます

 

私の大好きなお人形遊び

お客さんの動きとステージをセットで見たなら今んとここの曲が一番気持ち悪くなる

一番気持ち悪くなっていうのも表現があれですけど

サビのリズムも伴奏の音階もやたら前向きで気持ち悪いし

そこの手扇子そんな楽しそうにやるなんて洗脳されてるってあんたたち!!

っていつも思うんだけど気づいたら自分も笑顔でやってた

物販に五万円の壺が出たら買います

 

醜く劣るってすごいタイトル 醜劣

イントロの横モッシュがまたやけに笑顔に溢れていて頭おかしくて

めっちゃ明るい雰囲気の中で「君には不幸が似合っている」とか言われるんで

なるほどー!って思っちゃいますよね

 

ラストー!と煽る声さえ美しい

この人のシャウトとかデスボとかさぁもうなんていうか

痛々しさとか弱さとか剥き出しなのに綺麗すぎるからもっとそのシャウトを聴かせてくれとさえ思ういつも

 

本編ラストはLe cielでした

紫月さんが確かTwitterで”どうかこのまま〜”のところ

みんなで歌ってほしいみたいなこと言ってたなと

”僕はまだ弱いままでもいい 満たされた夢の中で〜

〜どうかこのまま 救われるようにと”

 

ああ この”救われるようにと”というのは

聴いた人でもあり 自分でもあるのだろうなと

最後は会場皆で祈りを捧げているかのようで

ヴァージュらしくもあり またらしくもない

美しい終わり方でした

 

 

毒々しく悍ましい曲なのに笑顔で楽しくて

呪いの集会なのに他者の幸せを祈るという

相反する極端な感情が行き交う世界観が

ヴァージュ独特の魅力なのですよね

それそのまま遼さんという人物なんではないかと思えるくらい

そういった難しい感情の表現に長けたボーカリストだと思います

 

 

アンコール①

 

暗闇の中そろそろとメンバーが出揃ったなと思えば

遼さんが白いギターを掛けてもらってるように見えました

そんな曲あったっけ?????

 

紋白蝶 とタイトルコール

この曲トリプルギターなんですかっ!!!

-ガラシャ-の中で一番お気に入りの紋白蝶

この曲は歌い出しが天才なので生が聴けただけで幸せでしたが

静かにギターをかき鳴らしながらの美声がもうまじ神様教祖様

天井から無数の紋白蝶が降り注ぐ中穏やかに演奏を続ける5人の姿は

白い蚕に包まれるように幻想的で

まるで夢の中にいるようでした

 

いつからかラスボス感を醸し出すようになった夜想

アンコール一回で終われるくらいずっしりとした貫禄でしたが

アレをまだやってないわけで

やらないわけがなく w

 

 

 

アンコール②

 

Tシャツに着替えての登場

 

遼 「Wアンコールありがとう

このツアー  名古屋 大阪と回ってきて…

色んな人の協力を得て 今ここに立てています

今日このWESTは 通過点だから

これからも 着いてきて下さい」

 

 

醜劣もう一回やったっけ・・?洗脳されて記憶操作されたかと思った

内臓が出そうなシャウトも綺麗でDIAURAの赤い虚像聴いてるみたいだ*1

 

ライブになると15分越えの大作に変貌する二枚舌

私が太古の時代から夢見てきた500人規模での拳横モッシュ

はないちもんめを

ついに観られる時がきました

正直緊張しました(本当にw)

冷静に眺めてブログ書いてやろうと思ったんですよ

だけど気付いたら巻き込まれて笑顔で拳上げてる自分がいて

そして一生動かなかった隣のお姉さんがつられていたのが昨日のハイライトでした(笑)

サビのはないちもんめの気持ち悪さは言語化できない強烈な映像となって今も脳裏にこびり着いてます

絶対真ん中に見えない生贄いるって

それ取り囲んでお手手繋いでぴょんぴょんしてんの

 

遼さんが客席に降りてお客さんに叫ばせる恒例の儀式

ちっちゃくてどこにいるのかは見えないんですが(笑)

本日はWアンコに入ってたので(多分箱の時間の関係で)いつもに比べて短かくてよかったー

 

遼さんステージに戻ってラストー!あと2回ー!

 

 ってことで一回ループしたらラストあと4回!

 

あの人計算出来ないんですかね

そのあと4回の最後にはいトラブル

こうゆう時の繋ぎ方が若干熟れてきた感じがして母さん少し寂しかった 笑

再開してあと3回でループが終わりました(ゼエハア)

 

一番最後はきっとこれだと思っていた

ユートピア

イントロで銀テが飛ぶという誰もが予想できたであろう演出にも

再びまんまと泣かされる(笑)

発売直後だったにも関わらず確かライカで完売してて

このアルバム買うために2回目のヴァージュ参戦したのを思い出します

ネガティブを抱えたままの無限に前向きな大サビがたまらない たまらなかった

そのステージが似合いすぎたよ

 

 

この人の声さ   大きい会場で聴いたら

遼さん このバンドのボーカルが使命なんだろうと思った

歌わなきゃいけない声 使わないといけない才能なんだと思います

だって遼さん  初めて見た時から何も変わってない

進化してないとかそうゆう意味じゃなくて

初めて見た時から今と同じスタンスでWESTに立ってたってこと

むしろもっと大きな ホールに立っているかもしれない

いつか ヴァージュのホール公演が観てみたいです

今集まった最高のメンバーに囲まれて

ホールで響かせるべき歌声 表現力だと思います

 

 

 

ぎゅうぎゅうというわけではなかったけど

入口までぎっしり入ってはいたのに

メンバーは満足してるわけじゃないなと思った

 

お前が育てたバンドなのかよってこと言いますけど(笑)

別のバンドを見るために行ったイベントにたまたま出ていたあのバンドが

いつの間にかこんなに感情を大きく動かせるバンドになっていたということに

心底感動したんです

ヴァージュだけ行ってて 毎回撮影会参加して 東名阪全通して・・・とか

そうゆう人がFINALで涙が出るほど感動するっていうのとは違うわけで

毎週どっかしらの新音源買ってる雑食でさえこんな心が動かされるのだから

WESTどころでは止まらないだろうと思うんですよね

あの人ほとんど喋らないのにさ

イベントでもいつも自分の集落に巻き込んでしまうあの洗脳力は本当にすごいなと思っていて

私も仕事後でぐったりしながらどんなに冷静に客観視してても最終的に必ず動かされてしまう率今の所100%

物販に8万円の壺が出たら買います あ だいじょぶですボーナス少し出たんで

 

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ライブ終わった翌日にそこの曲を聴きたい中毒症状が出るか出ないかが

ある意味バロメーターになっている

昨日は一番観たかったガラシャに間に合わなかったので

近日中に絶対見たいという症状が出ています

この なんか

自分が勝手にすごくかっこいいと思う何かや 好きなものがあって

それを見る聞く文章にするという時の心のワクワクっていうか

それがすごく気持ちいいですよね

遅れてるのに当日券ででも(チケット買い忘れてた)観たいってなる時の自分の気持ちの中毒なのかもしれません

楽しい 本当に

 

 

物販に10万円のt

 

 

 

次回はいよいよキズRAZORだ

RAZORは始動当時の曲しか持っていないのですけど

Spotifyで配信され始めたらしいじゃないですか!

そりゃ助かる

配信サービスで聴けても結局買うのだけども(笑)

キズの新音源も楽しみですねー!

 

本日もお読み頂きありがとうございました

 

See you next gig.

  

 

 

コメントと拍手ありがとうございます!

個別にお返事していませんがいつも読ませて頂くのを楽しみにしています

長文ですみませんと書かれる方が多いですが

閲覧画面で見るとそうでもないのでどうかお気になさらず・・・!

記事アップ時にマシュマロも置いておくので書きやす方でどうぞ〜

 

 

一時的に利用していたTwitterの裏垢を削除しました

リストに入れてくださってた皆様 ありがとうございました

 

 

*1:Le Cielのほうが赤い虚像だった