SOLITUDE-klang

ヴィジュアル系オタクの冷酷で情熱的なライブレポ

キズ「世界線―平成三十一年八月二十二日―」@渋谷duo MUSIC EXCHANGE〜「世界線―令和元年八月二十二日―」@TSUTAYA O-EAST

f:id:SOLITUDE:20190823202850j:image

ワンマンなのに合計3会場  

タイトルに記載する会場名をどう書くか

10年ブログ書いてて初めて悩みましたw

そして昨晩は本命だというのに誤ったセトリを拡散してしまい大変申し訳ありませんでした

今度から他人のセトリを漁って照合してから落とします 笑

 

 

Westとduoで同時刻開演ワンマン

結果的にどうゆうことだったかというと

Westにボーカル duoに楽器隊が登場しWestは20分ある長編の新曲(?)

duoは既存曲をインストで4曲演奏し

その後双方の動員がEASTに移され普通のワンマンが行われるという流れでした

EASTに移動 はそれぞれの箱を出る時に知らされたので

体感型のゲームをしているような感覚にw

 

**********************

平成31年8/22(THU)

f:id:SOLITUDE:20190824022148j:image

世界線―平成三十一年八月二十二日―」 

 

私はduoに行きましたのでそちらのレポしかできないですが

West事情も各メディアで公表されたようですのでそちらをご参照ください

これは誰のギャなのか問題とドリンク&ロッカー代が2度発生するなど

色々あるかとは思いますが個人的には想像を越えていて

企画自体が超面白かったです

 

duo 向かいのWest 同時刻に入場が始まりました

同じバンドなのに(笑)異様な光景

duoにデカデカと構える柱の影響を大して受けないほど余裕のあるキズは初めてなんで違和感満載なんですが

Westはどうだったんでしょうか

duoは幕がないので楽器隊のセットがあるのがわかりますしセンターにはちゃんとマイクスタンドもあったので

映像とかフォログラムとかそうゆう類のものではないとわかり

ついうっかりいつもと同じライブが始まる気がしてしまいます

開演時刻になると徐々に照明が落ちていき

上手側壁の向こうから気合い入れの声が聴こえてきました 

パラパラとステージに いつものように楽器隊が出揃うんですが

待てど暮らせど来夢さんが出てこない

そのままreikiさんが一曲目十五のイントロを弾き始めました

 

なるほどー

なるほどー

 

なるほどーーーー

 

いつもいる「君」がいないステージはどことなく不安が垣間見え

それゆえ気合いと一体感がいつもの倍

あれほどまでにグイグイ煽ってくるユエさんは初めて見た気がします

 

衣装はヒューマンエラー きょのちゃんは白塗り能面メイク

ユエさんは髪の表面に少しだけウェーブ作ってたかな 

reikiさんは髪型が横に膨らむお馴染みのフォルムから縦気味のシルエットになり少し大人びた印象に

なんだろう もう我武者羅な球体関節人形ではない

 

普段のライブでもきょの♡ユエさん   きょの+reikiさん

それぞれタイミングを合わせる瞬間は度々見ますが

ユエさんとreikiさんが向かい合い蜜にアイコンタクトを取る姿が新鮮

二曲目のあまりに久々に聴く伴奏は十九で

私このタイトルを東京と間違えたんですが耳に聞こえてた曲は十九でした(笑)

(どんな歌声だったか回想している際に間違ったと気付いたw)

記憶だと確か2番だったなかな サビの手前まで 

マイクを通したユエさんの歌声で聴くことができました

私は上手側から対角線上に凝視していたので(笑)

その貴重すぎる横顔に釘付けになってしまいどんな歌声だったかは覚えてません(ごめん)

王子様の生歌に下手動員の皆さんは恐らく即死だったろうと思います

 

正直ちょっと感動したんですよ(笑)

普段のライブでは言葉さえ発さず上質な低音をひたすら奏でるあの人が歌ったということに

両手が塞がっているきょのちゃんもほんの0.5拍の間にマイクを自分の口元に向けて

声が届く位置まで動かせてないのに腹から声を出していたり

いつもマイクレスの怒声を吐き出すreikiさんも大口開けて私達を引っ張りながら

秒単位で表情を変えていたりして

 

あらゆる理由でボーカルがいないライブあるじゃないですか

なんか ああゆう感じでした

いつの間にかマイクスタンドのマイクをこちらに向けたのはreikiさんだったのかな

自然と不在パートを会場のお客さん達が担い始め

センターに置かれたマイクがその一人一人の熱を拾いながら

会場全部で「キズ」って感じの不思議な一体感

来夢さん元気だけど(笑) 

キズの本人達が奏でるインストルメンタルを生で聴けるというまたとない贅沢な時間でした

 

で私はWestも同じセトリで来夢さんがワンマンショーしてるんだと思い込んでいたんですが

20分超えの曲が披露されたというから本当に想定外のことばかりする人たちですね

 

4曲終えたところでreikiさんがマイクに向かって「ありがと」

開演からわずか20分で終了

「平成三十一年八月二十二日ーーー終了しました」とアナウンスが流れ始め「えー!」と反応を示すお客さんに

「この後 渋谷O-EASTにて 令和元年八月二十二日―ーーーー開演は19時30分です」

出口でこんな紙を渡されました(ボロボロ)

f:id:SOLITUDE:20190823212520j:image

先ほどのチケットをEASTで引き換えて

もう一度ここに戻ってこなきゃいけません 

私らはいいですけどドラムセットバラして運んでまた組むのか(笑)

それにしても1バンドで主要の箱3つ いくらかかってるんでしょうw

収支バランス全く考えてなさそうなあたり最高です

 

【duo Setlist】

十五

十九

EMIL

おしまい

 

**************

令和元年8/22(THU)

f:id:SOLITUDE:20190824022035j:image

世界線―令和元年八月二十二日―」

 

令和になりました

ほんの数十分来夢さんがいなかっただけなのに来夢シックになりました(笑)

あの声がないとこんなに不安になるのか

あの歌声を あの歌声を

と中毒患者のようにEASTになだれ込むと

今度は映像からスタート 

 

上下のスクリーンにはデカデカと日付

 

 2019年10月29日

 NEW SINGLEリリース

黒い雨

 

この後衝撃の新ヴィジュアルが映し出されました

 

衝撃といってももはや”衝撃”自体に慣れているんですけどもw 

 切望というツアーで 宿望と同じ三都市を周る告知 

 

映像が暗くなると共にセンターステージの幕がゆっくりと開き始めました

お馴染み”胎児”をバックに新衣装 全身真っ白の上下に身を包んだメンバー登場

reikiさんが半ズボンじゃないことに驚きを隠せない

いつもちょっとづつデザインを変えているけれど

今回のはジャケットの丈以外ほぼ全員同じなんじゃないかな

来夢さんのジャケットが短いのは身c

 

きょのちゃんはこのアー写まんまの赤塗り 

どうやって付いてるのかわからないけど 口の周りもあのまんまで特殊メイクのようでした

来夢さんは白塗りに包帯ぐるぐるで

はるか昔小学校で見た戦争映画の中から出てきたかのような頭部

それに真っ白いスーツという 奇妙なスタイルが彼らしい

 

視界に見慣れた麺々全員が揃うとステロイドからスタート

来夢さんが一声響かせるとパズルのピースがハマりました感がすごい

いかに この4人でキズ であるかを知らしめるような逞しい一曲目でした

 

続いて 会場もだいぶいつもの調子になってきました

広い会場に響く音 狭い箱でこれでもかと犇めく音 どちらも良いけど

やっぱり1000以上のキャパで聴くと帳尻が合う音です

少々久々に感じたは曲の前に短いアレンジが入っていました

全員揃って最強になりましたね メンバーみんな楽しそう

 

少しの間を挟んで聞こえてきた鐘の音 これは

急にZeppを思い出しました これは中庭

赤黒い照明の中包帯でほとんど顔が見えない来夢さんが動き回る姿はなんともグロテスク

この曲も夢も Zeppで初めて聴いた曲だったんですが

後から音源を聴いたら音源より生の方がクオリティーが高く何事と思ったあの日を昨日のことのように思い出します

今日のサブタイトル「僕には君がいなくて 君には僕がいなくて」

は そういえばこの曲 の歌詞ですよね 忘れていました

後半の叫び声が身体に響いて痛い 痛い

 

この流れは次がラブソングです

来夢さんがアコギを持ったので期待したら期待通りのイントロを鳴らし始めました

あのメイクで「祈ってるよあんたの不幸を」とか言われると本当に呪われそうな気さえしますが

憎悪と怨念が渦巻く真っ赤な世界から飛び込むピンクとブルーのCメロは

ギターを持っているせいで少しだけ屈んでマイクに向かう来夢さんの姿がやけに優しく見えていつ見てもしばらく脳裏を離れない  名曲

 

ジャッ ジャッ と殴るようにアコギを毟りながらイントロに入り

一緒に死んでくれと客席に短く投げかけ平成

脚を広げて低い姿勢になったユエさんと

全力疾走の勢いで走るきょのちゃんがメインメロディーを支えます

イントロに入る際来夢さんとreikiさんが見つめ合ってタイミングを図るわけですが

あれだけたくさん人がいるというのにそこは誰も入れない2人きりの世界で周りにちっちゃいハートがいっぱい飛んで見えるw

思わず口を「ほ」型に窄めて眺めてしまう微笑ましい光景その1です

 

今日のセトリの組み方はまるでファン投票のような

メジャー楽曲を並べてきています

しかもここでまだ平成 ですが終わる気配がなく

いつもより長い気がしてきました

 

EASTー!イケんのかぁ!?と 傷痕

そしてこちらでも完成系の十五を聴くことができました

都内の最近のライブはほとんど観てるはずなんですが(笑)

ヒューマンエラーを聴くのはRAZOR対バン以来でしょうか(宿望以来でした)

今のメイクで歌うと らーららららっらら〜 のところとか前の衣装で歌うのとだいぶ印象が変わります

新ビジュアルの来夢さんは表に出さない負の感情をたくさん抱えているように見えて

全ての既存曲が表情を変えてきますから

結局また全部見に行かなきゃいけなくなりました(笑)

 

十七 十七!!!

郡山で聴いて固まってしまった十七

身体の奥の方にあるあちこちの古傷に刺さって痛い曲なんですが

真っ白い4人が妙に純粋に映ってさらに傷を抉りますw

 

天誅なんてホールツアー以来でしょうか

サービスタイムは雨に打たれたかのような濡髪のreikiさんがセンターのお立ち台に仰向けに寝転がり

来夢さんが上から跨るようにして顔を近づけるという 

いつものワンシーンなんですが 未だ視覚的な耐性ができておらず

いよいよ服でも脱がし始めるんではなかろうかという切迫した雰囲気にお立ち台から目が離せませんでした(鼻息)

強気で攻撃的なプレイからここへ来ると急にふわっとした雰囲気になり

何をされても全て受け入れそうなreikiさんの寝姿も見所です(全然曲聴いてない)

お立ち台をジト目で見ていたため今日はきょのちゃんとユエさんのチョメチョメは見られませんでしたが

馬鹿だな馬鹿だなの間にデスボを入れ込む王子様が

左側の髪をスっと耳に掛けただけで伝説が生まれる美しさ

その声とのギャップも楽しめる夢の楽曲

 

 

ここで心音?なんとまだ終わらない 本当に夢では?

前歌後の煽りはいつもより短かったですが

後半の間奏部分で来夢さん

 

EASTー!

 

あいしてるぞー! 

 

あいしてるぞー!

 

 

この人が愛してるぞというとなんかたまらない気持ちになりませんか

MCが少なかったり普段のキャラクターのせいではあるんですが

他のバンドのボーカルが言う”愛してるぞ”とは重みが違うように思えて

いつも忘れられなくなります

 

 

ひとつだけ・・・

今日は むちゃくちゃな企画に

付き合ってくれて

ありがとうございました

 

これからも むちゃくちゃなこと

いっぱいやってこうと思ってるんで

ひとりひとりの心に 何か

残せたらいいなと 思ってます

 

いい歌ができました

 

黒い雨

 

 

この衣装が最後のこの曲でスポッとハマった

そんな感じでしたね

 

ほんっとに歌詞も雰囲気も全然好きなタイプの曲じゃないのに

昨日これめっちゃ良かったんだ

郡山で聴いた時と同じ曲ではあるのだけれど

お客さんのエネルギーが乗って育っていて

ものすごく包容力のある曲になっていました

 

 

本編だけだと 私も思ってました

通常のワンマンプラスαなくらいボリュームあったんで

 

でもアンコールまでしてくれました

大きな声援の中メンバーが出揃い 来夢さんが喋るようです

 

 

あの・・きょ(ゴツッ

 

どうした

 

(手で唇を撫で撫で)

 

 

何年歌ってるか知りませんがここへきてマイクとの距離感掴めないかよ

喋ろうとして2秒でマイクに前歯をぶつけるというあざとさ

すぐさま袖に帰って行きましたw

メンバーに爆笑されながら再登場

唇を撫でたりマイクが悪いんじゃねぇかとぐりぐりしたり

散々拗ねた小学生は

 

もう時間遅いんで本編だけって言ってたんだけど今日まじでELISEやり忘れました

 

ほんとだ

盛りだくさんすぎて無いことにさえ気付いてなかった

 

再度マイクをぐりぐりしながらいいかお前らもう9時だぞ

 

 

まじかよ明日仕事だぞ

今日17時からライブ来てんだぞ まさかの4時間経過笑

 

【EAST Setlist】

ステロイド

蛙-kawazu-

中庭

ラブソング

平成

傷痕

十五

ヒューマンエラー

十七

おしまい

天誅

黒い雨

 

~en~

ELISE

 

 

 

ヒット・パレードの時に学んだので平日の17時開演が怪しすぎました(笑)

確実に二部的な何かがあると予想してはいたんですが

二会場の出方が想定外でした

 

「僕には君がいなくて 君には僕がいなくて」

の真意はそちら側の話だったのか

離れ離れからスタートしたから4人集結した時の結束力が格段にアップしているように思えて

それぞれが欠けたパートを補うお客さんという武器を集めながらEASTで合体

それはまるでRPGの中のパーティのようでした(笑)

面白かった

 

ホールツアーを境に死ぬ勢いではなくなった気はしているんですが 

飽きるタイミングがありませんで

このままいつまで通えばいいのかと思ってます(笑) 

 

f:id:SOLITUDE:20190823203022j:image

 

切望も行ってみたいなぁ

 

f:id:SOLITUDE:20190823203026j:image

 

next gig がなんなのか考える余裕がないw(チケットを3日前に買う人間なので)

普段はかなり暇人なんだけども盆休み明けの平日に2回ライブに行くのは本当に大変でした

大人って大変なんだね

でも楽しかったなー♡

 

 

See you next gig.