SOLITUDE-klang

ヴィジュアル系オタクの冷酷で情熱的なライブレポ

【聴】ZOC/『CUTTING EDGE』

Twitterでシェアしても誰も見てくれないんで(笑)

バンギャの皆さんは興味ない方も多いかとは思いますが

皆さんが好きなバンドに完全に人生を左右されている私がこれだけ騒いでいるということはw

何かしらの共通項があるかと思いますので

お暇な時間にお読み頂ければ幸いです

 

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ZOCを知ったのはコロナ前だったでしょうか

かてぃちゃんと大森靖子さんの画像がTLに流れてきて

あらやだ顔がわかいい~~~♡と思ったのがきっかけだったかと思いますが

その後ピヤホンを購入した際こんな記事を書きましたっけ

 

solitude-klang.hatenablog.com

 

「family name」のMVを初めて観た時の衝撃はまるで思春期の少女に人生を決める音楽がぶち込まれる瞬間のようでちょっと忘れることができなくて

そこからの動向を密かに見守っていました

メンバー脱退の度何かと穏やかじゃない噂が立っていましたが

そういった問題に左右されることもなく

目立つメンバー2人が脱退した後のZOCをどこかで楽しみにしてもいました

 

だって 視覚的に派手で若者の憧れ像そのものみたいな2人がいなくなったら

アイドルグループにとっては結構な損失なはずですよね

そこをどう立て直すのかぁなんて思っていたんです

 

そして今回15歳の新メンバーが加入されました 15歳 30の時に産んでも15歳かって多少落ち込んだ(笑)

先日のお披露目ライブの映像

このメンバー登場の仕方ですけど

これは「ZOC序曲」でしょうか

組み合わせや順序は元よりサウンドまでもがバンギャとしてはちょっと見逃すわけにはいかないかっこよさ


www.youtube.com

 

・・これバンドじゃね・・?笑

歌って踊るアイドルグループっていうけど私の中ではZOCは色んな意味でバンドなんですよね

登場シーンだけでも生で見てみたい

そしてつい数か月前まで素人だった新麺のどかちゃんが初っ端サビをアカペラで歌うという

想定を上回るスタート こんなことに怖気ずいているようじゃやっていけんということなんでしょうか・・・

会場中全員超保護者になりながら

あの中でやりきったのどかちゃんすごいなぁと早速推せる雄姿でした

…これどうやって最初の音とったんだろ

曲が始まると別人のように力強く歌っていましたが

甲本ヒロトさんみたいな声の出し方しますね 喉の奥で拳を回すような

巫まろちゃんが加入して彼女の歌の上手さに驚きましたが

にっちゃんも歌唱力上がっていてステージ全体のクオリティーがめちゃ高くなった印象です

のどかちゃんのオーディションドキュメンタリーも見ましたけれど

あんな華奢な女の子があんな声量で歌い出したら息止まりますよね

明らか目立つであろうアピールタイムでしたが

それでもステージに立つと他のメンバーの方が声にパワーがあるんですから

プロなんですよねぇ すごい

ドキュメンタリーの中で”自分はこんなもんじゃない” ”いい子なんかじゃない” みたいなこと 言ってましたけど

15歳でそんなこと考えたこともなかったですね(笑)

生まれ持ってステージに立つ魂と思います

あどけなさを残した笑顔の下にある芯の強さは

圧倒的アイドル ものすごい歌い手に成長を遂げると思います

 

そして新譜PvPに収録されているリード曲「CUTTING EDGE」ですが

歌詞読みました???

私はV系含めライブってノリを楽しんでいるようなとこがあるんで

あんまり詞を読まないんですけれど(キズだけは隅々まで厳密に調査します 笑)

靖子さんの曲は意図して詞を見ようと思わなくても自動的に耳に入ってきてしまって脳天通り越し心臓にぶっ刺さるので見ざるを得ないんですよね

別にZOCを見よう!とか聴こう!とかも思ってないのに

目に耳に止まってしまう

 

⇓再び泣きました(ちょろい)

(私がちょろいんじゃなくてこの曲がすごい)


www.youtube.com

 

音源でも充分かっこいいですがMVは更に魅力的に仕上がっています

この曲はのどかちゃんの加入が決まる前に靖子さんが何か知らんけど作ってたそうで

彼女の発言が組み込まれていたりして不器用な愛を感じますねぇぇぇ

”見晴らしの良い地獄に這いつくばって”とか”生きてるうちに愛されたい”とか

平坦な人生を歩いてたらまず出てこないであろうw

キャッチ―なサビのメロディーに乗せられ言霊が響くと

40過ぎのばばぁが15歳の自分に戻ってしまうんです  笑

わかりますか?この微妙な意識変動

でも そのまま15歳の自分に戻るのではなくって

バンギャ活動を通して変化した今の自分を

ちゃんと動く心と 誰でもない自分の気持ちというものを抱えて

戻るんですよね

この感覚は今までバンドを見てきた中でも初めて味わうものでした

 

-私の中の少女をひとりも殺させない-

だなんて 心臓が震えるよ

 

 

なんか 画面越しにしか見たことないのに

言葉と音とエネルギーの威力に圧倒されて

旋律だとか歌唱の分析ができるまでには至らないんですが

CUTTING EDGEは高音でハモるところも今までにない耳心地で新鮮だし

PvP版としてアレンジされたfamily nameは更にバンドサウンドになっていてライブを見たら咲きジャンプをかましそうです

り子ちゃんの創る振りも強くてかっこ良くて

ソロパートのダンスには本当に魅了されますよね  もはや芸術

「ZOC実験室」の出だしの振りなんかくそかっこいいんですよまじで

 

決してクオリティーが高いとはいえない時代の配信ライブを見たことがありましたが

上手いとか下手とか そうゆうことじゃないんですよね

音楽に限らずすべてにおいて言えることですが

 

20年そこそこしか生きていない女の子が

全部の全部を全力でぶつけて

どれだけ可愛く魅せるかっていうのを体中で意識しながら

でも等身大の全てを曝け出して 今ここで死ぬ覚悟ですよね

そうゆうのを見てしまうと

どう見えているかばかりに気を取られ他人視点で演奏しているステージが見られなくなります

そうゆう面では やっぱり女性のほうがこれができる人が多いんだろうなと思うんです

肚の底では誰もが何かのために自分を殺す覚悟を決めているっていうのか

そういう性っていうのか

若さゆえ覆い隠すものがなくそれが剥き出しになるので

見ているだけで心が全部持っていかれてしまうのです

 

「①④才」の詞も 別に読んでないのに聴いてるだけで鋭利に体を突き刺してくるのでお気を付けください

声の出し方や曲中に割り込んでくる別のストーリーも

これが靖子さんの曲の怖いところだよなぁなんて冷静に上から評価しながら

気付けばボロボロと涙を流している少女がいます

 

紅のアクエリオン・・

「紅のクオリア」はカレン様の美しい裏声に

女の強さと優しさで包まれてしまいます

これもカレンちゃんを表す曲なのかな すごいなー靖子さん天才

 

 

年を重ねても自分の中に ずっといる

少年少女の真ん中に潜む抑圧された否定的自己 感情を 肯定してくれるという意味では

ヴィジュアル系が作る世界と近いと思いますが

作者も演者も女性なので

これほどに複雑な本音や本性の表現は多分この人にしか無理です

葛藤だとか強がっている部分という凡庸さを持ちながら

その下に隠れた誰にも負けない本当の強さの表現が秀逸だと感じます

 

PvPの6割は会話をしているようなアイドルらしさだったり

台詞をぶつけたりする曲で

そうゆうのが曲のタイプとして苦手なのでライブは少し退屈するかなぁとも思うんですけど

ライブ映像見るだけで体内のあちこちがズキズキ痛む感覚は

どうしても生を観なければという衝動に駆られます

 

本当に少女の頃に出会っていたらなぁって 思いましたけど

本当に少女だった当時は同じ年頃の同性のアイドルなんて拒絶反応示していたかもwしれないので

やっぱりタイミングって完璧ですね

Twitterで#ZOC自己紹介カード というタグを見つけて辿っていたら

ほとんどが10代~20代前半の方で

ばばぁちょっとだけ引け目感じますけども 笑

 

ワンマンツアー中のZOCちゃん

関東チケットないならあるところに行けばいいと(遠征)

バンギャになってからというもの 後で名古屋行こうかな~(関東民)みたいな感覚になってしまって

本当にお金が貯まらないんですけど

お金は貯めると腐るっていいますし w

2年間本業(V系ライブに通う生活)を休んで仕事だけしており

いよいよ働いている意味もわからなくなってまいりましたので

・・・・

 

お客さんはみんなメンバーカラーのサイリウム的なの持ってますかね

箱推しの苦悩 誰を推すか決めてから参加しないと物販全員分買ってしまうことになるので

 

私がピンクのグッズを持つと自分のキャラとのギャップに耐えられないので悩むところですが

靖子さんかなぁ

カレン様かなぁ

り子ちゃんか・・

 

って会社で一日中呟いてたら隣の席の人がくじを作ってくれるとのことなので

実際にライブに行く時にはそれで決めたいと思います

 

See you next gig.

 

 

PvP(CD2枚組+DVD)