SOLITUDE-klang

ヴィジュアル系オタクの冷酷で情熱的なライブレポ

RAZOR 3rd ANNIVERSARY ONEMAN TOUR III -third-@マイナビBLITZ赤坂

11/30(SAT)

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ある程度ライブを見ている人なら泣かずに送るのは無理があったであろう

「人物」が透けて見えるような熱く暖かい夜でした

ライブ後に呟いたけど

脱退とか解散とか そうゆう時のライブって

こちらにも結構全部見えるじゃないですか

私はアーティストの人格がどうであろうとそこにはあまり興味がないですが

バンドをしていく上での関係を作る根本の「人間」という部分は

凡人以上にしっかりした骨組みを持っていないと

バンドが保たないし こうゆう時に見えるものなんだろうなと思った

そしてそれらが剥き出しにされた上で

RAZORはクソかっこいいバンドだと再確認するようなライブでした

 

 

Dr.哲也さんの脱退が発表されたのが先月

ニコ生の配信も決まり自宅参戦も出来たわけですが

最後にどうしても生音を聴きたかった どうしても

予想通りの混雑で 

箱に到着しても開演寸前までホールに入れませんでした(←毎回書いてる最近)

 

音源所持が歯抜け状態のためセトリが書けませんが

覚えている範囲で順を追って記録します

 

昨年のBLITZを見ていないので

私の中ではRAZOR史上初(というか猟牙史上初というか)の派手でお金掛かってそうなステージセット

ドラムどんだけ祀り上げるんやと思うくらい 2mはありましたよね

あのドラム台

神様として祀られる感満載のドラム台(笑)

そしてそこには大きく「RAZOR」と電飾が仕組まれたエンボス 

 

15分ほど押しての暗転で神様から登場

黒に金のメッシュが入った右側の髪を揺らしながら

ゆっくりと確かな足取りで本日のセットに昇り向かいます

次に出てきたのが剣さんだった気がしたんですが記憶違いかもしれません

神様に気を取られすぎてあまり見ていませんでしたが

一人ずつ尺を取った登場だったのを覚えています

 

最後に出てきた猟牙さんの華々しさに息が止まりました

ボリュームのある銀髪をポニーテールにして

真っ赤なイレギュラーヘムのロングジャケットを纏いお立ち台に足を掛ける

それだけでステージの空気が一転するくらいの強烈なオーラがあります

 

照明と後ろのロゴエンボスを赤く光らせ重く始まったのはANOTHER

これ最初のアルバムに入ってた曲ですよね

ギターを高い位置に構えてリズミカルに奏でる衍龍さんのプレイスタイルに魅了され

それをブログに書こうと思ったら漢字が変換で出てこなくてオフィシャル行ってコピーしてHTMLでペーストしたのも昨日のことのようw

続いて音が綺麗で切ない消えない痛み ここから4曲目あたりまでは

普通のFINALと同じ楽しくワクワクする時間が続きましたが

5曲目(?)にLIQUID VAIN この曲自体が持つエネルギーのせいもありますが

ステージを囲うように構える照明が全て十字架型に照らされ

その中心で片手を上げ前歌を刻む猟牙さんのカリスマ感が半端なくて鳥肌立った

ブレイクダウンのところバスドラ煩くないのに正確だし

昨日はそこからギターソロに向けて一音ずつ昇っていくところの8小節がメンバー誰を見てもヤバかったなんか

なんだあれは

ここから会場の空気がガラッと変わり一気に一つになった感じがありました

 

歌唱力も表現力も大きなステージに全く引けを取らないものになっていて

イノセンスのサビの伸ばす部分とかLOCUSなんかは目を閉じて聴いたら切なくてたまらなく

心の奥深くに訴えてくる重みがありました

メンバー全員が今夜をとても大切な夜だと捉えているのがよくわかる

 

DAYBREAKのサビの一体感凄かったよね それが 逆に哀しくて

会場の様々な感情が入り混じるとても愛しい時間でした

 

千年ノ色彩 Aメロとアウトロのドラムがめちゃくちゃかっこいいので

そこばっかりリピートして聴いてた

MVで背中を丸めて走る哲也さんがかっこいい

素人なのでドラムの上手い下手はよくわかりませんが

正確な手捌きと底知れぬパワーを兼ね備えた個人的に好きな音を出すドラマーさんでした

RAZORになってから音源のクオリティーが大幅に上がった気がしたのは

ドラムが大きな理由ではないかと思ったのも記憶に新しく

(猟牙さんの前盤は前盤で大好きなのであれはあれであれが良かった)

この曲を聴いて やっぱり来て良かったと思った

 

ハイビスカスの猟牙さんみた?????????????

モンキーダンス(この曲よね?w)の真似するあの動きの可愛さというかあの人のステージパフォーマンスは本当パーフェクトだと思う

可愛いとかっこいいを兼ね備えてて時に勇敢に立ち向かう侍のようにも見える 

 

私が見ている範囲はごく狭いものではありますが

10年かけて何十バンドも見てきた中で猟牙さんという人が

ヴィジュアル系バンドのフロントマンとしては一番です

一番好き とか ボーカリストとして というより

この人が理想のフロントマン  

このポジションに彼以上に相応しい人を今のところ知りません

 

何の曲だったか哲也さんとこに駆け上ってった猟牙さん

階段の昇り方振り返り方降り方全てがパフォーマンスとして完成されている

 

 

Labyrinthのサビがくるくるモッシュだったことに驚き

会場はこの上ないほどの笑顔で埋め尽くされ

本編はBRILLIANT で終了(記憶が正しければ)

高音に飛ぶところ綺麗だったな RAZORは曲が綺麗だ

 

 

ーアンコールー

 

眼下にRAZORと大きく光るドラム台に君臨する 哲也様 ドラムソロコーナー

一人で出てきて あの凄い台に上り

ひとたび音を出してしまえば誰よりも堂々とリズムを刻むというのに

マイク通して喋ろうとすると癒しキャラですか 彼は

あまり知らないので解説しずらいですが

 

「元気ですかー」×2・・・

 

「あのぁ・・ ああああもう!・・」

「ああぁあ・・やばい ・・・」 

「あの バーンてやったら な名前呼んでください・・!」

 

可愛いかよ?

だが叩き出したら別人w

 

 

この後の 一曲目だったかな

アンコールでは何かしらこうゆう演出があることぐらい誰もがわかっているし身構えてもいるのだけど

この曲で全記憶が消え去ってもおかしくないくらい

凄い曲がありました 

ADAMZ

旋律は決して暗い曲じゃない だけど ”俺には見えてるんだ”

 

 羽を広げ空を舞って 望んだ夢さえも越えてく様

 擦り切れた体も アートと成りゆくから

 

静けさが訪れ サビを まずは客席が声を揃えた 

そのたくさんの声全てを受け止めるような表情で

続いて猟牙さんがマイクレスでここを歌い始めた

ある瞬間

猟牙さんがくるりと振り返り 哲也さんに対峙して

全身全霊で声を絞り出す まるで客席の想い全てを猟牙さんの体に入れそれを彼に届けるように

しかし途中で手に握りしめていたマイクをゴトンと落とした

手に何も持たず体一つで 今度は客席を背負わずに 

猟牙さん自身の想いを全身で哲也さんに届けていたように見えた

 

こちらに向き直ると 

それはいつもの 客席と共にライブを作るステージマンの表情に戻っていて

私たちは一瞬の幻を見たかのような恍惚に包まれた

あの勇ましい後ろ姿と

それを真っ直ぐに受け取る彼の表情はきっと 

私たちの心に生涯刻まれるものになるんだと思います

  

この後 

メンバー全員から一言ずつという 恒例のコーナーがありました

下手の二人は前盤時代がある分 

ステージキャラクターが崩れる寸前の言葉で止めているように思えましたが

剣さんがウーパールーパーひとりひとりの名前を呼び朝は彼らに挨拶をしてきた話から始めてくれたのでだいぶ空気が和らぎました(笑)

「てっちありがとー!」と顔を合わせた時はいっぱいいっぱいに感じましたが

こうゆうとこやっぱり お兄さんですよね

3周年なのに3年目を迎えると2回言ってしまった猟牙さんにも

小さく指で「4」ってやってた優しいお兄さん w

 

 

それで猟牙さんですが

「みんなに言ってなかったことがある」と言った瞬間から

見えない部分で覚悟を決めたのがわかり喋り出す前から泣けてきた

ある程度の長さがあったので正確ではないと思いますが

記憶している範囲で記しておきます

 

 

前のバンド辞めて このバンド始めることになって

最初 アー写出たでしょ?バーンて

そしたらなんか”アー写微妙です”とかさ

IZAさん誰ですかとか 衍龍さんの墨って描いてるんですか?とか

哲也さん 見たことあります とか

剣さぁ〜ん♡  剣さんならなんでもいい〜♡って  (剣:手で「ちょっと・・・ちょっと・・」)

猟牙さんの赤髪嫌いです とかさ

賛否両論 ちょっと否 もあって

そんな中 この5人でずっとやってこうってさ 

 

 

ひとつだけ

みんなに言ってない

本音が あるんだけど

 

 

永遠なんて  ないかもしれない

でも 信じて 突き進んでいくって いうのが

また  バンドをやってく ための

ひとつの大事な 動機だったの

 

 

脱退決まって 発表した時

俺嘘つきんなっちまったなって

思った

なんか 自信無くして

あー俺やっぱ人引っ張ってくのとか向いてねぇのかなとかさ

 

 

このツアーでね?

哲也と俺  ねぇ 1回  大喧嘩  もう

取っ組み合いのさぁ

そん時哲也の頭が俺の鼻に当たって俺泣きそうんなりました

もうなんか お互いの怒声が響いてさ

俺も  いやいや続けようぜっつって   スタジオでね?

でみんな やめろよやめろよって 止めに入ってさ

俺  こんな喧嘩 … したことないですよ

今まで

 

でも哲也は俺らのこと裏切ったわけじゃなくて

哲也もどうにかして続けようとしてくれたし

でもどうにもならない事情があってさ

 

5人で RAZOR始めて 3年経ったら

宝物がいっぱいできてたんだよ

ここにいる たくさん大切な人達とか

生み出した曲はもう俺達の子供みたいなもんでさ

 

俺達はもう

それを置いていけないんだよ

 

哲也が抜けて  これから 試練 

メンバーがひとり抜けるって 試練ですよ

哲也いなくなって RAZORダメんなったなって言われないように

するからさ

 

悲しい思いさせてごめん

絶対また やっぱRAZORかっけぇーって

言わせてみせるから

絶対 着いてきて良かったって言わせてやるからさ

 

 

 

表情一つ崩さず 声を震わせることもなく

これほど大切な言葉を紡ぎ出す猟牙さんを見ていて

その芯の強さに心が震えました

本音だったのだろうと 思うんですよね 本当に

 

誰でも覚えあると思うけど

本音って 口に出すと泣きたくなるでしょ

だからそれを隠して怒りに変えたり誤魔化したりする

かっこつけて嘘を吐き出す方が 余程楽なものなのです

それをあれだけ大勢のファンを前に カメラも前にして

凛とした表情で伝えるというのは

並大抵のメンタルではとてもできないことで

だけど彼も最初からそんな強さを持った人じゃなかったよね

あれだけのステージに立ち客席を埋めるフロントマンとして

死ぬほどの努力をしていると思った

「悲しい思いさせてごめん」これが普通言えないよ

 

こんなMCの後に嫌、嫌、嫌。だったので

みんな泣きながら拳上げて泣きながら ヘドバンして

でもこの瞬間こそが生きてるって 感じでした

 

 

最後のこの2曲に 全部込めるから

RED ZONE PRIMARYで3周年ライブが終了

RAZORから哲也さんが脱退しました

 

哲也さんが下に降りてきた時に

男女のような長い抱擁をIZAさんと交わし 

見たこともないほどボロボロの衍龍さんとガシッと強く抱き合って 

猟牙さんは「最後だから俺も言っちゃおっかなー!?」と

 

ありがとうございましたーーー!

お前とバンドやれて良かったよ

 

 

少年のような笑顔で哲也さんの顔をしっかりと見ていた猟牙さんの姿が今も焼き付いています

 

終わって外に出るとお客さんみんな目が真っ赤

でもとても満たされた表情が溢れていました

終演アナウンスが流れ 公演が終わってからしばらく経っても

いつまでも鳴り響いていた アンコール

それが全てで それが答えなのでしょう

 

 

”お前の背には

  羽が生えてるんだ”

 

=======================

 

なんか

感情がグラグラするじゃない こうゆうライブ見ると

会場のエネルギーもそうだから 巻き込まれてもいるんだけれど

このグラグラが”生きてる”なのかなぁと思いました

みんな 苦しんでるんだよね

華々しく見える誰かも 幸せそうに見える誰かも

もちろん私も

 

もう10年前になりますが

初めて好きになったバンドのメンバーの脱退が決まった時に

失恋した時以上に泣き続けてたことがあったんですね

そんなに好きにさえならなければあんなに苦しまなくても済むわけで

当初はそこを後悔したくらいだったんですが

それほどの”好き”も”悲しい”も”苦しい”も

もちろんライブ中の今死にたいくらいの幸せも

「生きている」という実感が半端なかったのを思い出したんです

どんなネガティブなものであっても

素直な感情を感じるって イコール生きてる 

それが「自分」そのものなのかもしれません

 

 

RAZORのお客さんは

凹んでもうバンギャ上がりますみたいな人

良い意味で少ない気が勝手にしてますが

それほどに好きな何かって 私たちを生かしてくれる大切な財産ですよね

バンギャは凄い物を貰ってるんだな

 

自分の今一番の推しがひと時消え去るくらいのw

ものすごいライブを見せて頂きました

ありがとうございました

 

記憶違いなどありそうですが

お読み頂きありがとうございました

 

See you next gig.

 

 

 

 

 

 

 

 

キズONEMAN TOUR 「消滅」@柏PALOOZA

PALOOZA見やすくて良い箱ですよね

ここに来るときはNOIZかhideちゃんのイベントが多いですが

hideトリビュートの時はほんっとにパンパンで前にいても苦しいんですよ

昨日はその一歩手前ぐらいw結構混んでたけどソールドしてなかったのかな

新潟同様入場しても開演寸前までホールの中に入れませんでした 笑

 

11/23(SAT)

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私気圧関係ない人間なんでどこがどう具合悪くなるのかわからないんですが

調子が良くなくともライブは決まった日時にあるわけで

本当に大変な職業だなと尊敬します 

 

 

家に着くまでは楽しかった記憶がいつものように沸いて出てきてたんですけど

今朝になったら少々阻害された感じがするのでいつもよりブログが短くなりました

雑感があると記憶って消されるんだな

文章にしてみたら思ってた以上にモヤっていて 普通に悪口なので(笑)

それは最後に書くからレポだけ観たい方は拍手ボタンの上で止めてね

ライブ自体は楽しくて幸せな気分で帰れました

 

⭐︎

 

 

ステージ後方には「キズ」のロゴのバックドロップ 

暗転すると上手側袖からメンバー登場 ユエさんから

ユエさんもきょのちゃんも真っ黒で見えない(笑)

ハイトーンな髪色が際立つreikiさんがお立ち台を踏みつけると 

来夢さんが白い血塗れシャツに白ネクタイで現れました

こないだまでの血みどろと同じなのかな?

照明が反射してよく見えなかったんですが

前身頃にべったり(笑)

 

 

少々久々に感じるワンマンはからのスタートでした

とても気圧と戦ってるとは思えない突き抜けるような歌声で

一曲目からぐいぐい攻めてきます 次はELISE 

最近は男女分別型コール&レスポンス+短いアレンジが曲前に入る

段上から拳ヘドバンで渦巻く髪の毛たちを臨んでいましたが走行中の車輪みたいだった(笑)

ソロがユエさんからreikiさんに映った瞬間

上手が咲いて下手がヘドバンになる景色も素敵です

 

豚の最後から平成のイントロに切り替わるとこ良かった

前回の死骸からの平成もすごく良かったんだけど

ドラム連打で豚が終わった瞬間の空気をぶった斬るように強く響く来夢さんのギターが実に潔く

体をきょのちゃんの方に向けたまま隣のreikiさんとアイコンタクトを取り

曲に入るという 

平成はイントロ部分でかなりの眼力を消耗しますw

曲の最後に一緒に生きてくれと投げかけてきたので0かなと思ったんですが次は銃声でした

 

記憶が定かでないですが

この辺りでreikiさんがギターを換えてた気がする

  

十五 十七 十九 と2が足されてゆくレアな流れ

reikiさんの煽りに入るといつものように

きょのちゃんセット前にちょこんと腰掛ける来夢さん

の元に ユエさんが寄ってって一緒に座り何か会話を交わしてたように見えました

ひとしきり客席に怒声を放ったreikiさんは

最後に座っている来夢さんを個人的に煽りw

来夢さんが立ち上がりました その一連の光景がとても微笑ましかった

 

十七

曲前にスーパー王子様タイムがあるバージョンを初めて聴きました

多分間奏部分?をベースソロにした前振りが8小節ほど

ドヤァ いくぞぅ みたいな表情で客席をクールな目線で見下ろし

きょのちゃんがかっこいいイントロを叩き始めたんですが

来夢さんがreikiさん方面を向きスタンドマイクの頭に体重をかけながら

客席に対して横向きで歌い始めました

斬新なユエさんアングルでのステージ

で昨日ちょっとツイートしましたが サビの部分の声がキツそうに聴こえて

一般的なボーカルがやるような出ないがゆえのシャウトに思えたんだけど

ここが裏声に切り替わるポイントなんでしょうか

これとヒューマンエラーだったかな 初めて来夢さんの喉が心配になりました

でも裏返るようなこともないし他のこれより高い曲はそうでもなかったので

喉のシステムがよくわかりませんが

その苦しそうな横顔が曲に合っていて尚更良かったです 笑

 

先日世界線で一部ユエさんボーカルの十九を聞いて以来

メインボーカルが歌う十九久しぶり

揺れる って言われただけでゾッとしました(笑)

この曲はいつもreikiさんが曲に入っている姿を見ると痛くて苦しくてやりきれない気持ちになりますが

歌い手ではない人があれだけ曲を表現できるのも凄いなぁと思います

 

本編最後にが来るセトリいいですよね

ラストなんだろうなぁという空気の中響き渡る心音が緊張感を生んで

reikiさんのギターがゆっくりと終わりきょのちゃんのシンバルが響くと

来夢さんの「ラストーーー!」が重なる

お客さんの声も大きくなるあの瞬間に何か大きく心を揺さぶられます

オーケストラを聴いた後ような壮大な余韻を残し本編終了

今日は黒い雨が本編にありませんでした

 

 

アンコールで出てきた来夢さんは勢いよく

まだやれるよなぁ?

お前らまだ本気出してねぇだろぅ?

俺にはわかんだよ! とこちらを掻き立てステロイド

 

そして息のできる死骸はユエさんのソロがいつもと違って右腕に単三形の電池2個入ってたと思う

涼しい顔して電動式のように小刻みに動く右手がとても人間業とは思えませんでした

cali≠gariの研次郎さん以来だわあんな動き見たの

ユエさん見てるとベースってめっちゃかっこいい楽器なんだなぁと思っちゃう

この曲はすっかりイントロでキャッハーってなる曲になりましたね

上下違う振りも定着してきましたが

センターのお客さんの俺は上下どっちなのかの判断が迅速だし正確すぎて

ほんとロープ引っ張ってるみたいにパックリ割れる死骸

そっちに気を取られてるとreikiさんのかっこいいギターを聴き逃すから忙しい死骸

 

黒い雨

曲に入る前にどこかに座って奏でる短いメロディー

ジャーンとただコードを弾いて音を取るのが一般的なのでしょうけれど

スタンドマイクに向かってツカツカと歩いてくる姿含めて

こうゆう演出にいちいち引きこまれ そして抜け出せ無くなりますw

歌い出しあいしてる の「あ」の出し方だけで人の心が動かせるあの能力は

やはり天職としか思えないです

隣を見ればギターがないAメロはreikiさんがギターを抱きしめながら佇んでるんですが

そこがまた見る者の心の奥底に何かを訴えてきて泣きたくなります

このバンドは特にこの2人の 醜さをも曝け出す格好良さが他のバンドにない魅力だと思って見ていますが

黒い雨はそれが顕著に垣間見え

聴く度に身体に浸透してきます 忘れられなくなります

 

 

アンコールが終わって一番最初に捌けたのがユエさんでしたが

来夢さんがステージにいつまでも残っています いつまでも 笑

これはアレの予感  

でも確かに今思えばWアンコな雰囲気が漂ってたわけではなかった気がしたので

この振り切った煽り方にしても来夢さんが納得いかなかったのかな?って今は思ってます

 

 

まだやるー?

みんな帰っちゃったけど

まだやりたい?

あ ちょ  やりたいって言って

 

まだやりたい?

 

俺とヤリたい?

 

 

俺とヤリてぇかーぁ!?

 

客:\ヤリたァァーーい♡/

 

 

一晩で500人斬りを叶えるためメンバーパラパラとステージへ

下手なこと書くとグーグルアドセンスからメール来るんで気をつけないといけません

 

俺達とヤリてぇかー!?

 

全員揃ってもユエさんが来てないことに気付いて

 

…ユエちゃんは?←録音でもして毎朝これで起きたいぐらい可愛いかった

 

 

これで出てきた時だっけ?

来夢さんに続いてreikiさんがマイクレスで煽りの怒声を放ったら

きょのちゃんがそれに続いて2発

ユエさんw 俺もやるの?みたいな顔してたけど

ヴォーーーイ!!

さすがデスボ担当だけあって誰よりもドスが効いておった

 

お前ら全力出さなかったら俺帰るからなとかって言ってた気がしたけど

来夢さんて歌ってない時結構客席見渡してるじゃん(しかも視力いいらしいじゃん)

動いてないゾーン見つけるとそこで視線止まるよね

無理に煽ってこないけど圧が凄い 笑

 

天誅

2番のAメロの絡みパートは来夢さんとreikiさんが向かい合ってただけでしたが

最後にくちびるブルブルやってたあれはreikiさんにマイク向けたのかな?

 

傷痕

ヘドバンしてる最中に首を庇ってw少し休み顔を上げるとユエさんと来夢さんが見つめ合ってたりしてて油断大敵

そうゆう極めて重要なことはヘドバンの時にやるのやめてほしい(笑)

この曲の冒頭だったかな 命燃やそうぜーーー!っていう煽りにも涙出そうになります

 

 

【Setlist】

蛙-kawazu-

ELISE

平成

銃声

ラブソング

十五

十七

十九

ヒューマンエラー

おしまい

0

 
<en>

ステロイド

息のできる死骸

黒い雨

 
<まだヤる??> 
天誅

傷痕

 

 

この楽屋に帰りたくない芸がある日はセトリを忘れますw

そしてそのうち来夢さんこの芸に飽きそうですよね(笑)

 

一生着いていきます!とか言うの全然嫌いないんですけど

こんなライブ見ちゃうとっていうかあんな歌を聴いたら

ついその言葉が出そうになる

今喉元で止めてます(笑)

 

 

ってライブ後は幸せな気分に浸ってたんですけれど

ライブ後の発信を見るとそういえばステージ側の不満が若干伝わったような気もして

 

一旦ここでSee you next gig.

読んでくれてありがとでした

 

 

 

======================== 

 

ドマイナーみたいな言い方してるわけじゃないしそんなに怒ることじゃないんだけど

キズにそうゆうバンドであってほしくないという 不安とエゴがw 発動しています

なので少しオーバーに書きますね

大好きは大好きですよメンバー全員ほんとすき

 

⭐︎

 

柏終わって帰ってきたらキズが突然普通のバンドに見えてきた

お客さんは確かにそのバンドに魅力を感じてお金を払い休みを取って足を運ぶわけだけど

こちらはそれが仕事なのではなくて娯楽 趣味であり

他に全力かけてやってることがそれぞれあったりもするわけで

疲れていて動きたくないこともあるし

そうゆうこと言いたくなるのも若さゆえと思いたいけど

客がぬるいのは客のせいじゃないよ 

ぬるく見えるならバンド側が空回りしてる

 

私の目にはいつものように盛り上がって見えてたし

勘違いであってもできればそれで昨日のライブを終わりたかった

そうやって煽られるのは全く問題ないけど

ライブ後になるとライブ中の煽りとは違って評価として聞こえる

私たちへの評価があるならそれそのまま自分達への評価であって

そもそも私たちがバンド側に評価されること自体そこに上下関係があるよね

バンドマンは私たちより偉いのか

 

連日ライブの1日目の後にそうゆう発信されると

否定された気がするし

せっかく高揚した気分が落ちて悲しくなる

結局ワンマンツアーしたらそこらへんのバンドと一緒かよと思った

常識や他人の言うことに左右されるな自分を持てって音楽通して言ってるんでしょう

そしてそれを生き様で見せつけてきて

そこに感化されてる人たちが着いてきてるのに

矛盾した発信に感じて後味が悪い

だったらもうライブに来る客をバンド側で選んでくれ

それも悲しいけど(笑)筋を通すならそうするしかないよ

 

本数増えると毎回絶好調じゃないし機嫌が悪い日もあるし

一般人もだけどそれ全部誰のせいにもできなくて自分で背負ってくもんだよ

それが全部晒されてしまうんだからステージに立つって大変だ

私のような凡人には到底真似できません

真似できないようなことをしている人達なんだよバンドマンてね

そんな職を選んだんなら責任持ってバンドマン人生を全うして欲しいと思います

また次を見れば全く違うことを感じるのでしょうし

そんな雑感含めてのワンマンツアーなんだなぁとも思います

 

関西遠征の予定を組んでます 有給ないんだけども 笑

半休で行けない土地は諦めたので次回はそれになるかなぁ

残りの日程も楽しみにしてます

 

もっかい

最後まで読んでくれてありがとうございました

 

 

See you next gig(^^)/~~~

 

【追記】

1人の責任みたいな書き方になっちゃったけどそうじゃなくてさ

1人がそう言うってことは引率者がそう思ってるってことだし

未来を捨てて今を生きるバンドが未来を支配しようとしてるように思えて矛盾を感じた 昨日急にそう思ったわけじゃないよ^

 

 

 

キズONEMAN TOUR 「消滅」@新潟CLUB RIVERST

 キズがリバーストなんて入るわけがなく

エントリーもせず諦めていたんですがまさかの一般で奇跡の一枚を入手

これはなんとしても行かねば棺桶に入る時に後悔すると思い日程的にも体力的にもかなり無理をしてw行ってきました

reikiさん出生の地 

 

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何年か前にVersaillesで11月に新潟来ましたがあの時もっとくそ寒かったな

昨日は東京とそんなに変わらず お天気も良く

 

11/10(SUN)

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ドリンク代が300円(アルコールは+200円?払うシステムになったみたい)

クロークも300円  方向音痴のプロでも駅から迷わない 良心的で良い箱

やっとこさ入場できたらホールから人が溢れていて入れなくwそしてドア閉まらない(想定内)

久しぶりに通勤ラッシュでした

私の後からもどんどん人が入ってきて押し込まれ結局死角ができる位置に流れ込みましたため

煽らない曲の時のユエさんときょのちゃんがまったく見えないというw視点から拙いレポをお送りします

 

 

メンバー登場時の照明が暗くあまりよく見えていませんが

袖が上手側なので衣装も髪も真っ黒なリズム隊から先に現れました

少しの間をおいてreikiさん登場 最初からジャケット脱いでたかな?

彼は黒いシャツ+後ろ身頃に少し光沢のあるベスト姿がよく似合いますね

始まる前からほわぁぁぁっとなるくらいかっこよかった

来夢さんはサラッと現れてすぐステージに溶け込みましたが

前日の金沢と同じ衣装かなぁ?

血痕まみれの白いシャツに包帯メイク 世界線の時ともちょっと違うようでしたが

黒髪と耳の隙間から垂れるイヤモニが医療用チューブに見えて

90年代V系を彷彿させる洋装に見合わぬ実力が不釣り合いで新鮮でした

背中と腕に血の手形とかついてた

黒髪になり直視さえできない美貌を魅せつけるユエ様は禁断の左耳出しスタイル

イケメン王子にかわいいがプラスされ彼にまつわるいろんな面白い話を一瞬にして忘れてしまいます←

 

一曲目はなにかななにかなー学研のおばちゃんまだかなー? 

ワクワクさせる少しの空白を越えてステロイドのイントロ

きょのちゃんの頭のちょんちょりんがぴょんぴょん弾けてるのだけがw見えて可愛かった

ご当地動員の皆さまが多いのかな 客席いつになく激しくて 

蛙 ELISEとぐいぐい攻めてくるセトリに最初からエネルギー奪われます

そして誘われます(暴れよぅぜ?)

 

 

来夢さんが自分の体より大きn ギターを持っての銃声 

音源発売前に恵比寿で聴きましたよね あの時より俄然いい曲になってます

なんでしょうね怖いほんと

ライブで聴く度に曲のクオリティーとか何やかやが高まっていくので全然タイプじゃない曲でもライブ後には取り憑かれたように再生回数が上がります

血まみれの白シャツに身を包み「病んで病んで病んで狂っている」と訴えるあの目つきというか”表情” 今の心境を即興でうたってるの?と思うくらいの臨場感で

昨日一番くらい銃声良かったです

アコギパート この曲からラブソングに繋がることを想像していませんでしたが 

優しい表情で「許しはしない」と口ずさむユエ様罪深き

そして「呪いかける〜ぅ〜」の後も最高に切なくて素敵でした

 

巨大な胎児をバックに派手な演出で演奏されるが壮大で大好きなんですが

キャパ180の箱で生身の人間が持てる全てを出し奏でられる0も格別でした

大切そうに一音一音を抱きながらイントロのソロを並べていくreikiさん

いつもと変わらず壊れそうでありながら

いつか夢見たであろう目の前の景色を一つ一つ掴み取っているようにも見えました

続く十五は例によってスーパーreikiタイムから始まるわけですが

ユエさんが煽ってくる怒声が結構なボリュームで聞こえてきたんですけど

近くにいるといつもあんな感じなんでしょうか

近いといっても私そんなには前にいませんでしたけども

そうゆうわけでステージからの圧がすごかったのとさっき横モッシュで動かなかったら逆に目立ったので動かざるを得ませんでした(言い訳)

 

息のできる死骸が本編に!

ベースを高い位置で弾くことを断念したためか上半身を前に倒し客席に喰入り気味でブゥーーーンと低音を走らせるユエさん と同時に

下手前方のギャさん達が両手を広げてぴょんぴょんする

それがセットになってこの曲のイントロソロの完成です(笑) それがとっても良い

見ていてテンション上がります

仙台で完成された間奏部分の下手横モッシュ上手ヘドバンが揃ったところをEXで観るのがとっても楽しみです

EXでは俺をPA席に座らせてくれ(笑)

でこれが終わってすぐさま平成に入ったんですが

最近の定番だった曲前のジャカジャカがなく繋がって聴こえてカッコよかった

死骸の最後の音と平成の始まりの音が同じなのかもしれない

セトリが固定されてないと曲間も毎回違うから飽きないです

 

この後が来たので傷痕 黒い雨かなと思えば逆だし(笑)

黒い雨は曲に入る前に来夢さんがアコギ一本で弾いている短いメロディーがありますが

この日はそのメロディーだけが聴こえて来夢さんの姿が見えない

と思いきやステージの方を向いて弾いていたようで

立ち上がって(?)マイクに向かってずんずんと歩きながら

マイクスタンドにたどり着くとくるりとこちらに向き直り「愛してる」の歌い出し

何それかっこいいそんな始まり方 

アコースティックギターを抱えてセンターに立つ来夢さんの姿がなんか最近ほんとにかっこよく見えて

今日はシャツ血だらけだけどw

ストリートミュージシャンみたい

ストリートミュージシャンがかっこいいという概念の話ではなくて

武道館だろうと道端だろうときっと何も変わらないんだろうなこの人はと思うと

なんか 歌い続けている限り聴き続けていたいと思ってしまう

あの格好良さは他人目線で生きていないからなのかな

承認欲求も損得勘定も感じない

 

 

~アンコール~

 

アンコールにおしまいが セトリ読めなすぎる(笑)

仙台では来夢さんがreikiさんの顔をじっと見つめながら歌っていた落ちサビ

今日は来夢さんとreikiさんが互いの頭をグリグリと押し付けながら闘牛のようにw

 

Aメロでお客さんの拳と声が上がるでしょ

あそこなんか感動してしまった お客さんの声に

まさにステージと客席全体の掛け合い 

サビは高く跳ねて笑顔になれるし

一つになるとはこうゆうことって感じで

この曲本当よくできてるなぁと思います

 

今日はreikiさんのルーツでの凱旋公演なのできっとが聴けると思っていました

ポジティブな旋律に乗せて全身表現をするreikiさんを見ていましたが

ステージ上であれだけ何もかもをさらけ出せるって本当は誰よりも芯のある人

私はそこに惹かれてる気がします

昔出ていたライブハウスにソールドアウトで帰還

こんなかっこいい凱旋公演はないよね

 

ここでようやくきょのちゃんが見えた今日も可愛い

いつものようにタオルで顔を拭き拭きして客席に投げ入れ

ユエさんの投げたペットボトルの洗礼を軽く受けw

来夢さんのピックもまぁまぁ飛んだしピースフルに終了

するわけがなく

おい おい 戻れ まだやっぞー

なに帰ろうとしてんだまだやっぞー!

 

こうゆうところがたまらない来夢さん本当

reikiさんへの愛情が 

 

すっかりありがとうの表情になり帰る気でいた楽器隊はそれぞれのポジションに戻りもう一回ストラップをくぐってやっぞー!のテンションに

俺はまだ帰りたくないんだ!

何やるかわかんないけどまだやっぞー!

 

きょのちゃんが何を叩きだすかと思えばへのへのもへじ

待ってたぞ!このイントロがかかると客席の熱がうわっと上がるから楽しくて記憶が飛んでしまいますw

ユエさんがreikiさんの位置まで移動してったり

来夢さん♡ユエ様が見つめ合う姿にオール阪神・巨人並みの身長s

微笑ましく暖かく箱全体の温度が上がりました

 

へのへの終わりかけでまたまだやっぞー! 

reikiさんが来夢さんの顔を覗き込みながらジャカジャカと暖かいコードを弾き始めました

それは東京 歌声も演奏もあまりにも優しくて暖かくて楽しくて

ストリートミュージシャンの即興セッションに私たちも混ざって一緒に歌ってるような錯覚を起こしました

 

まだやっぞーーー! いや新幹線(ユエさんという意味じゃなくw リアルに私の新幹線)

 

最後の最後は何やるの?と楽器隊に聞いての天誅 この曲中の記憶はほぼありませんが

確か東京かこの曲のどこかで来夢さんが「あいしてます」と言っていたのを覚えています

いつもreikiさんが犯されかける箇所ではユエさんもお立ち台ににじり寄り

こちらを向いた来夢さんを挟んでユエさんとreikiさんが向き合うような形に

来夢さんがreiki reiki歌える?とマイクを向け

マイクを受け取ったreikiさんはただいま と一言

reikiさんは頭をブルブルと横に振り水しぶきを撒き散らし定位置に戻って行きました

天誅が終わると来夢さんがありがともう帰る

小学生か

 

2度目のサービスタイムを終えて

reikiさんだけ最後にステージに残りました

マイクをコツコツして音を確かめてから

 

上京 しました

ここから 始まって 

ちょっと・・時間かかったけど

結構かっこいいバンド組んで

戻ってこれました ありがと

 

 

袖に帰って行く時振り向きざまに乱暴な投げキッスをぶっ込んでいましたが

その不器用さがreikiさんらしくて本当にかっこよかった

 

【Setlist】

ステロイド

蛙-kawazu-

ELISE

 

銃声

ラブソング

十五

息のできる死骸

平成

黒い雨

傷痕

 

~en~

おしまい

 

へのへのもへじ

東京

天誅

 

 

 

このまま一生終わらなければいいのにと本気で思ったのはいつぶりだったろうか

やっぱりどこかの解散ライブぶりだろうと思うのです(笑)

毎度毎度エネルギーを吸い取られ そしてエネルギーを受け取り 

こうしてバンドとギャは相思相愛になっていくんだなという

その過程を見ているようなツアーです 

 

次は柏です

アスリート並みに鍛えて残りの日程を楽しみたいと思います

まじで(鍛える)

 

日帰り遠征の翌日月曜日辛いな・・w

精神的にも体力的にもきつくブログの編集も追いついてませんが

それもこれも全て良い思い出になるのを私は知っている(笑)

推しに咲きながら棺桶に入れる人生を歩みたいと思いますw

 

 

See you next gig.

 

 

 

 

 

キズONEMAN TOUR 「消滅」@仙台MACANA

思わず20代のバンギャみたいなことを言ってしまいました

 

11/4(MON)

個人的には3年ぶりの仙台

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日帰りなのでライブ終わったらすぐ帰る慌ただしい旅

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日が沈んだら急に寒くなった

開場待ちで凍死(そんなには寒くない)

MACANA初めて来ましたが私でも迷わず着けるしw見やすい箱ですね

ステージが高いのかな  どこにいても全員が見えると思います

ステージからも客席がよく見えそうな創り

あとドリンク600円ですがそれでスミノフとかZIMAも飲めるので良い〇

 

開演は5分程度押したかな?

袖から気合い入れが聞こえるとこちらも気合いが入ります  怖ぇえ

 

いつもの手拍子SEが流れると最初にreikiさんのハイトーンの髪が見えました

ステージに現れるやいなや即座にジャケットを肩から剥がしながら前のめりに喧嘩売ってくるreikiさん 

 

BEAT SHUFFLEが投下していた画像を見てユエさんが黒髪になっているなと思ってはいたものの

下手に視線を移したらあまりのかっこよさにびっくりして釘付けになってしまい

他のメンバーさんの登場をまったく見ていなかったのでいつものような登場時のヴィジュアルレポは無しです(笑)

みんな黒いスーツでした(雑)

360℃どこをとってもイケメン

美しすぎて直視もできないので次から眼鏡の度を落としてライブに臨みます

 

ヌボーッとしていたら来夢さんがギターを潜らせジャカジャカとするので目が覚めました

そしてドラムが入った瞬間きょのちゃんの勢いを見て完全に覚醒させられましたが本当に大丈夫かと思うほど最初から全力すぎていきなりぐわっと中身を鷲掴みにされてしまいました

生きてんのかーと来夢さんがシャウト気味に投げかけ1曲目は平成

キズはほんとセトリが読めないですねー

1曲目からたくさんの髪の毛が激しく客席に踊ります

のコーラス部分だったかな

早い段階での曲中に「命掛けようぜー!」という煽りがありました

 

…    解散ツアーじゃないよね?←

 

あらゆるバンドの最後のツアーでよく感じる胸が締め付けられるような空気感を序盤から(笑)

ライトに煽ってるようで本気だからステージ側が

そうゆう熱が届くと会場の空気が変わってステージと客席が一層ひとつになった気がしました

冒頭2曲で早くも感情がぐらぐら

 

十五の煽り この日のreikiさんは異常な気合いの入り方で

ギターをギュイー~ーンと唸らせては怒声とジェスチャーでレスポンスを煽っていますがそのギュイーンがいつもと違う

同レベルで呼応しないと殺され兼ねない(笑)

腹から声を絞り出すオーディエンスと殺気立ったreikiさんとの掛け合いは圧倒されるほどかっこよかった

 

おお!ストーカー

顔筋全部使って全身で魅せつけてくるreikiさんが狂気的で素敵

そして下手の色男がいつになく荒ぶって見えます

今まで以上に曲に入っているようで全身表現が振り切ってた

それでいて正確で丁寧で音に抑揚もあるからつい見入ってしまいます

 

ここのボーカルほんとすごいですね

ほんとにすごい

単純に歌に圧倒されて呼吸止まるよ

歌唱力もだけども表現力がヴィジュアル系じゃない 竹原ピストルクラスのw熱の乗せ方

これV麺には真似できないだろうなぁ

 

夢から静かに繋がる美しき日々の静かなイントロ

かなり久しぶりに聴いた気がします

ユエさんがヘッドレスベース?みたいなのに持ち替えていたように見えましたがあれ何でしょう

高い位置で繊細なタッピングを静かに刻みながら切な哀しいボーカルを支えます

最後に残る優しい音はユエさんならではの音ですよね

この曲昨日の演奏素晴らしかった

これが一番良かったってこの時は思ったけどその後に越えてくる曲が多すぎて忘れる…笑

 

セトリ中盤に入るおしまい

ワンマンのこうゆう空気で観るキズは初めてなので私もすっかり巻き込まれてしまいほとんどステージを観ていませんが

幻覚でなければ来夢さんとreikiさんが真剣な眼差しで見つめ合う姿をヘドバンの隙間から見た気がします

【↑追記】

2人が見つめ合ってたのは落ちサビのところだったことを思い出しました(笑)

ガン見してたはずがw さすがに所々記憶飛んでますね

 

に入るアレンジ前振りの間には

男ー!男ー!お前ら超頑張れ!

女ー!女ー!豚共ー!

地方公演でこれだけメンズがいるのはなかなか珍しい

遠征してるギャ男さんもいらっしゃるようでした

ふとステージを見るとサビをお立ち台に座って?歌っている来夢さんの元にreikiさんがちょこちょこやって来て2人でいちゃいちゃ雀の兄弟は電線で()

低い位置で歌っている来夢さんかっこよかったな

 

ほんとだ昨日MC無かったね

私も気付いてなかった(笑)

 

黒い雨

さいたまはこれが最後だったようでしたので今日も黒い雨で本編終わるのかと思ってたんですが

そうゆう雰囲気でもなく

来夢さんが座ってポロンポロンと前振りになるメロディーを奏で

立ち上がると同時に"愛してる"と歌い出し

髪も顔も濡らして全てを曝け出しながら寄り添うreikiさんと

そんなに全部出して歌ってというか表現して大丈夫かと思うような「ラララララ~」の部分

先日のトークセッションで「溢れた部分が届いている」って言ってたけど

ほんとにステージから「溢れてる」といった感じ それが真っ直ぐ体の芯に飛んできて刺さるのです 

 

客席も痛みを帯びたまま この日の本編ラストは0でした

前歌から前奏に入る間きょのちゃんのシンバルに乗せて「ラスト―!」と叫ばれるだけで泣きたくなるあの空気感をどうやって文章にすればよいのでしょう

好きすぎて泣きたいとか 終わりたくなくて泣きそうとか

そうゆうんじゃないんだよね

後半の間奏部分で「命掛けてるかー!ここで消滅しようぜー!」って

あの声わかるかな シャウトとも取れる野太く高い声で叫ぶんだけど

言葉自体じゃなくてその本気に泣かされてると思う

最初のサビに入る前の一瞬の空白にreikiさんが自分の胸を強く叩く音がこちらに響いてきたり

次のサビは少しの隙にきょのちゃんが立ち上がって奮い立たせてきたり

全てがかっこよくて楽しくて苦しくて痛い

 

 

~アンコール~

 

登場と共にreikiさんがマイクを通さずに何か叫び散らしていたけど

彼等ももはやボロボロで

なぜかタイタニック号で船が沈む寸前まで演奏し続けていたオーケストラを思い出しました(笑)冗談じゃなくああゆう感じだよ心構えが

 

ヒューマンエラー

本編で12曲

他のバンドのワンマンのセトリを見てキズは曲数が少ないなと改めて思ったけど

同じ曲数やったら死人が出るんじゃないかと思うくらい魂持ってかれてる(笑)

ここからまた更に本気ですかっていう拳の勢いなのに来夢さんが「俺の耳がおかしいのか?もっと来い」みたいな煽り方するから客席も持ってるもの全部絞り出して

なんか 闘ってるって感じ

今日は何を持ってきた 全部置いていけ 全部俺たちにぶつけてこい

どこのボーカルも言うけどこの人ほんとにこちらのそれを全部受け取ってる気さえする

曲の後半来夢さんがユエさんと見つめ合っていたり

ユエさんとreikiさんが向かい合いタイミングを合わせていたり

中の人達の信頼関係まで全部見える

 

息のできる死骸

黒い雨のカップリングの中ではこれが一番好きなんで生を楽しみにしていました

イントロのギターがLAREINEの薄命みたいでMAYUさんのギターの音を思い出します 

スーパーユエタイムから始まりますが思わずきゃっきゃしたくなるほどこの曲のユエさんめちゃくちゃかっこいい

イントロのコーラス部分は(0:42~)来夢さんがドラム台に立って右手を曲げて上げ掌をこちらに向けて歌ってたけどその声来夢さんの声なのかよ

女性のコーラス入れてるのかと思ってた

 

間奏部分さいたまはどうなってたんでしょう

この日は一度目の間奏を見て来夢さんが「わかったこっからこっちヘドバン こっからこっちモッシュと指示を出し

上手ヘドバン下手横モッシュになったわけですが

その”こっから”の分け目がロープでも引かれてるかのように綺麗に割れててw

後ろから見ても絶景でした 

豚のギターソロも上手が咲きで下手ヘドバンしてますよね

上下で違う振り 斬新で私も好きです

 

 

【Setlist】

平成

蛙-kawazu-

十五

ELISE


ストーカー

美しき日々


おしまい

傷痕


黒い雨

0


~en~


ヒューマンエラー

息のできる死骸

 

 

この勢いで全箇所回るのかな・・(笑)

普通のバンドと同じだけの箇所あるけど普通のバンドと同じように見えて中身全然違うから怖くなるよね

ついついメンバー全員健康で元気でEXに戻ってきてくださいというファンのエゴが発動してしまいますが

でも気が済むように全身全霊でやり切ってほしいとも思います

何が起きてもそれが私が好きになったバンドです

 

************** 

先行物販に間に合ったので少し買い物しました

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上に白文字乗せるせいだとは思いますが 

既存のパーカーのキズと赤の色が違いますね

前身は プリント無しですがBODYは大き目

今までのキズパーカーと一緒に着るとパーカーのアームホールのほうが小さいので中でTシャツの袖がぐちゃっとなります(笑)

新しいパーカーは次回買って検証します (職業病)

 

次金沢 がちょっと難しそうなのでたぶん新潟です

一般チケなのでキツそうだなぁ・・・パンッパンになるよね絶対

 

怖ぇえ・・ 笑

 

 

See you next gig.

 

 

 

もうひとつの『黒い雨』

さいたま行けてないんでレポではありません

※どちらかというと心理記事です

 

キズに出逢ってから曲を通して自分に向き合わされてる気がして仕方ないですが

先入観持たせてしまいそうなのでこの記事読まないでライブを観た方がいいかなと(笑)

書き手としては今思いついたことはエネルギーが乗っている今書いた方がいいので

記事にしてアップしますが

皆様が読むのはFINALを終えた後がいいのかもしれません

さわりだけ読まれてからご判断ください

 

********************

自分に対して本気で「愛してる」と言ったことありますか

 

もしなければ今

自分の身体の中の胸の辺りに意識を向けて または鏡に映る自分に向かって

伝えてみてください

本気で 声に出して

愛する誰かに伝える時のように

 

そしてこの曲の中の”君”の部分を自分の中にいる”もう一人の自分”に変えて聴いてみてください

 

これほどまでに愛し守っているのは誰で

愛され守られているのは 誰でしょうか

 

********************

強い表情で戦うその人の後ろでは

優しいベース音が響いていて

 

泥の中でもがき

抵抗や圧力を跳ね除け進み

ボロボロになりながらも夢に手を伸ばす

暗闇の中頂上に立ったと思えば

また泥に足を取られ戦い続ける・・

ある意味彼も戦士のよう

 

戦士の・・・ようだな…と思って見ているうちに

それが自分に見えてきました  笑

当たり前ですが見た目の話じゃなくてですねw

 

それでこの曲は自分から自分へのラブソングとしても聴けるのだということに気がつきました 

私が真実だと体感し提唱する心理学 真理学は

「世界は全て自分  全部自分の中で起きている」

という概念が根底にあり

それを中心に問題を紐解いていくのですが

その考えを当てはめると

 

 

戦争とは 自分の中の戦争

自分と 自分が 理解し合えていない 喧嘩している状態

例えばどこかで「いい歳してライブばっか行ってて良いのだろうか」と自分のことを思っていると

親や友達 誰かがそれを自分に言ってきます

自分が自分に言っているのと同じ言葉を他人の口を使って自分で聞いている

(人から責められる 叩かれるetc・・)という仕組みです

バンギャさんならたぬきでの叩きなんかまさに自分との戦争です

普段(自分で自分を馬鹿にしてるために)誰も褒めてくれないから

自分はお前らより凄いんだと特別なんだと公言したいわけです  でも面と向かっては言えない

だから顔の見えない世界で誰かの見た目や意見 生き様を馬鹿にして叩いて上に昇ろうとする

惨めな自分を見たくないがために他人と争っているのですね

でこれは個人レベルの話で

戦争って単にこれが集団化しただけの話なので

戦争とは 自分の中の戦争

というわけです

 

 

 

どうかなぁ

心に闇がない人には届かない記事だけど

闇があるからV系に惹かれるんだと思うんだよね

だからどうだろう

届くといいな と願いながらまず自分が服を脱ぎますね(笑)

 

 

 

 

私は今でも 決して穏やかな人間ではないですが 笑

思春期の頃はギザギザハートだったので触るもの皆傷つけましたし

20代になっても社長にテメーと暴言を吐き捨て男性上司と胸ぐらを掴み合う喧嘩をするような血の気の多い女で

警察の方には大変お世話になり本当にありがとうございました()

 

でもそんなことをするのにはちゃんと理由がありました 言い訳ではなく”理由”

それは 自分を守るためでした

 

無抵抗な子供時代の自分を 守るためでした

 

 

私はわがままも言わず親のいうことをよく聞く大人のような子供でした

幼少期に素直な感情を出せず子供として生きることができないということは

自分を取り巻く環境が安全ではなかったということになるのですが

要は家庭の中にいる人間が 全員敵なんですね

 (家族が敵ということは世の中全てが敵になります)

でも幼い子供なので 抵抗や攻撃をすることができず

ただ順応して耐えることしかできないわけです

 

しかし思春期になると反発する言葉も覚えるし

力だってついてくる

数日程度なら家出することだってできる

そうして強くなった彼女が

あの時抵抗出来ずに膝を抱えひらすら耐えていた少女を守り 仇をとるために

外敵と戦い始めました

 

よく 親になってみて初めて親の気持ちが…とかって言いますが

私達のような経験を幼いうちにすると

親になる前にそれを知ってしまいます

親たちもただの人間であり

最善を尽くしての不器用な愛し方であった事を早くから見抜いているので

自分の親に直接幼女の敵討ちをするという選択ができず

その怒りが外に向くんですね

無抵抗な時代に抑圧した怒りを 彼氏や上司にぶつけて

代理復讐をします

(親に直接復讐する場合は家庭内暴力や家族内殺人

親への怒りである自覚がない場合は動物の虐待 無差別殺人などの行動に出ます)

 

 

幼い自分をもう二度と傷付けないために

彼女は 私は

命を懸けて戦いました

 

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あの子を傷付けるなら私は銃口を向ける

あの子を守るためなら私が盾になる

あの子のために私は自分の命さえ差し出せるんだ

 

自ら泥の水に飛び込み わざわざ敵を作って

戦って 夢を見て 勝ったり負けたりしながら

もがいている

だけど 

そこまでしてきたのは あなた(私)を守るためだよ

という

戦士として生きた自分から 幼い頃の自分へ向けた

ラブソングを聴いているようだと 思いました

 

今でも・・ 

何故これほど 他人と争ってしまうんだろう

とか

何故自分を愛してくれようとする人をも遠ざけるようなことをしてしまうんだろう

とか

何故私は 子供を産まなかったんだ

とか

 

世間を物差しに大人になった自分を裁こうとすることもありますが

それは全て

幼いあの子を守るため

でした

 

それを 幼いあの子に伝えなくてはいけません

今の自分が それを理解することで  和解する

幼い彼女と 戦い続けた自分 今の自分

世間の物差しを片手に握る自分 …

何人もの自分が 自分を理解することで

戦争が終わります

 

ですから

世界中の人が自分の中で終戦をするとき

世界から犯罪も戦争もなくなります

 

まだまだマイノリティーな話でしょうか

ですが間違いありません

確固とした自信を持って今日の記事を書いています  

 

 

私の中のもうひとつの『黒い雨』

それはあの頃流せずにいた涙

 

 

 

この曲が今の自分の目の前に現れるのも不思議な話で

3年前ならこんな解釈はできなかった

 

自分へありがとうと愛しているを本気で言えたときに

全ての戦いが終わります

 

 

誰も

あなたを理解ってはくれません

自分しか自分を理解できない

だけれど自分と自分が手を繋げた時には

あなたを本当の意味で理解する誰かが現れます

世界は自分 自分は世界 

なのです

 

 

曲中”君”の部分に

ご両親のどちらか を当てはめて聴くこともお勧めします

大半はお母さん 

恋愛がうまくいかない人はお父さんを入れてみて

 

 

 

 

 

【観】キズ / 『黒い雨』

【観】 

【聴】までまだ辿り着けてないけど書きたいことがあります

 

キズに関しては曲が出る度にいちいちMVもレビューしたくなる

なんの評論家かと自分で思いながらも書かずにはいられなくすいません・・お付き合い頂ければ幸いです

 

渋谷のタワレコ前を 仕事上嫌でも通過する用事が度々あるんですがw

それゆえ渋谷のハロウィンがまじでくそほどzy

昨日通過しようとしたらつい先程まで聴いていた音が聴こえてきて鳥肌たちました

 

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昨日の渋谷は冷たい雨が降っていて

スクリーンの前を傘を差した人々が行き交う様子を眺めているとまさにこの曲のようで

平和な現実世界を前に軍服を纏った兵士が振り向く

まるでパラレルワールドにいるような感覚に陥り

しばらく立ち尽くしてしまいました

 

少々用事に遅れました

 

 

黒い雨(通常盤)

 【通常盤】

[CD]

1. 黒い雨

2. 息のできる死骸

ASIN:B07YWS61FX

 

【初回盤】

[CD]

1. 黒い雨

2. BLACK RAIN

3. 銃声

[DVD]

・黒い雨 -Music Clip- ・キズ ホールワンマンツアー「天罰」X「天誅」  2019.4.7 「天誅」 東京・国際フォーラム ホールC  

1. ストーカー  

2. 豚  

3. 平成  

4. 0  

5. 東京

 

 

昨晩深夜0時過ぎから国際フォーラムの映像を見始めてしまい寝不足

音源も全部聴きましたが今のところ黒い雨のMVが訴えてくる何かが強すぎて余裕がないのと

ツアーが始まる前に書きたいので先にそちらの記事を

 

今回は近藤監督を迎えてのトークセッションもリアルタイムで観ることができました

お人柄が伺える言葉遣いで最後にヒューマンエラーの話をご自身でされていましたが

「締め切りが…締め切りがあれは元々なかった」という衝撃発言を聞いて近藤監督ギャになりそうです

 

映像は期間限定公開のようですのでリンクだけ貼っておきます

 

トークセッション

https://www.youtube.com/watch?v=i55B7KSybKg 

 

黒い雨 MV

https://www.youtube.com/watch?v=oitE8HdQxe8

 

 

初めて「黒い雨」を聴いたのは宿望ツアーの郡山でした

 

solitude-klang.hatenablog.com

 

カノンコードの単純な構成 ハートフルな楽曲というのが最初の印象で

その後歌詞に「アイシテル」という らしくない台詞が入っていることに気付き

聴けば聴くほど体の芯に侵入してくる曲という感じでした

 

私はヴィジュアル系にラブソングを求めていないので

いつものように初聴きでゾッと悪寒が走るような感覚もなく

でもタイトルからして何らか意図があるのだろうなと

様子を伺いながらステージでの演奏を見続けており

 

前回のレポに書きましたが

ジャケットが公開された時に何か目を逸らしたくなるような感情がこみ上げ

白服限定でリリックビデオが流れてようやく全貌が掴めました

そうゆうことだったのかと 誰もが理解したことと思います

 

V系に激しさや病闇を求めるなら耳だけでは惹かれない曲かもしれません

でもそうゆう人ほど是非聴いてみてほしいと思いました

心にまっすぐ入ってくるタイプの曲です まさに刺さるという表現がぴったり

 

 

このMV普通のV系のMV観る時みたいに「ここの推しの表情が尊いからスクショ」みたいな感覚で観られる人もいるのでしょうか

私はとてもじゃないけどメンバーの誰々のここがかっこいいとかって視点では観られませんでした 笑

強いていうなら泥水の中で「世界さえ滅びていい」と強い表情を見せる来夢さんが印象的

他にも好きなシーンは数々あって

兵士が敬礼をしている場面は知らないはずの自分の記憶が抉られるようだし

その後にこちらを振り返る表情だったり 車椅子に座った女性のバックで流れる戦闘シーンだったりが

私には同時並行世界に見えて仕方ありません

 

最初に笑顔で改札から出てくる女性が後半車椅子に乗っているわけですが

その表情がわかりやすく泣いているわけではないというのがまた深いですよね

ここは近藤監督が"この間に一体何があったのか"と投げかけ

そして「それが一瞬で壊れることもある」とお話されていました

その言葉が未だ耳から離れません

 

2番のサビが終わったあとのピアノとストリングスの間奏部分

泥水の中から片手を天に掲げる来夢さんの姿がありますが

あの手だけのシーン それだけで涙出るんですけども(笑)

昨晩発表されたツアーFINAL EXで

バックスクリーンにあれが流れたら超ヤバいと今から心配しています

 

 

キズのライブは対バンであっても一本観たらXのドーム公演を観た後と同じ余韻を数日引きずるとよく書いていますが

この曲MV観るだけでその状態になりすでに日常生活に支障を来たしています 笑

流石命を削る男たちの音 そして締め切りをも消し去る監督とのコラボレーション

ナメたらいけません

 

長くて全部読めてないんですがとても興味深そうなインタビュー

www.barks.jp

 

Cureも買ってあるんですがたぶん読めるのはライブに向かう新幹線の中かしら 

記事読むために会社を休みたいです

 

 

先日の台風の後無事にいつもの風景に馴染む我が家(ボロ家)がありました

それを見て涙が出るほど感動したんですが(笑)震災後の停電明けと同じく

「普通」とはなんと素晴らしく幸せなこと 

水と電気と食料がなくなる心配をしなくていいという 

つまりは生命の危機に晒されることなく 外を見れば電車が走っている

そのありがたみを感じて

幸せのハードルを下げてくれたマンモス級の台風にしばらく感謝しました

「黒い雨」を聴いて 観ると それと似た種の感謝も溢れてきます

現代の”当たり前”を作り上げたのは私たちではないので

来夢さんの目に映っている世界というものが私の目の前にも見える気がしました

 

 

歴史的瞬間  即位礼正殿の儀の際 安倍首相の「天皇陛下万歳」を聞いて

何も感じない世代が出てきている中(何も感じないことが悪いと言ってるわけではありません)

「普通のラブソングを作ろうと思った」と 

過去に重ねた過ちと犠牲に直結するという現代人がどれほどいるのでしょうか

本当に平成生まれなんですかね 年齢詐称を疑うほど感性が深く

彼等よりかなり大人であるはずのこちらが都度教えられます

 

 

 

ところで初回盤に入っています国フォのライブ映像ですが

よくあんなすごいライブを観て帰ってきてから冷静に文章化できたなと自分で思うくらいに

今見ても半端ないエネルギーだったなと感じます

”映像”だというのに

いちいち曲が終わると「はぁぁあーーー…」と長い息をつき

曲中自分が呼吸をしていなかったことに気付くのです   ひ 人殺し…

 

 

初めてライブを観たのがちょうど一年前くらいだったでしょうか

 

一年???????????

 

5年は見てる気がします

それぐらい彼等の醸し出すエネルギーも見る度に変化していると感じるし

いつも今日で解散みたいな緊張感でライブに臨んでる気がします 私ただの客なのに 笑 

いずれにしても今まで大好きだったバンドに対する好きとは種類が違い

このバンドが活動を止めたらどんな喪失感に襲われるのだろうという恐怖を先に感じながらも

恐らくこのバンドだけは最期まで見届けることになるのだろうとも思っています

 

MVが公開されただけで文章がやたら長くなりました

私も歳を重ね バンギャというか徐々に普通の人になってってる自覚はあり

同じバンドのワンマンライブを何度も見てもしょうがないというパンピの気持ちも理解しています 笑

ですが2本だけ見てのFINALと5本見てのFINALではまったくストーリーが変わってくるという真実も知ってしまっているのでw

結局 チケットあるところは今からでも行こうかな?と血迷っています

今までより箱が小さくなりますのでたくさん行くときっと身バレします(笑)

今回はそれ覚悟で回りますので気付かれた時はお声がけください

(気付かれているのに私だけが知らないという事態を避けたいです 笑)

 

とはいえ初日がどうしても行かれませんでした

さいたま行かれる皆様どうか

全霊を捧げてきてください

 

久しぶりに他人のレポを漁ろうと思います

 

 

 

See you next review.

キズ ONEMAN 「消滅ー白服限定GIGー」@恵比寿LIQUIDROOM

 

まだ上陸まで4時間くらいあるのに地元がヤバいことになっていてブログ書ける感じでもなかったんですが

恐怖に集中した意識の拡散のためにも楽しかった夜のことを記録します

アップできる頃には関東の方ライブレポなんか読んでる場合かわかりませんが気休めに

是非意識転換して下さい

 

✎︎____________

 

10/11(FRI)

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平日もう無理と言いながらエントリー

平日もう無理と言いながら朝から白い服で出社

パラつく雨の中リキッドへ

本当に社会人として終わってますw

 

会場に着くと呼び込みが始まっていたんですが

気持ちわr

普段真っ黒を着こなす人種が自らの純白さを主張するかのような違和感(笑)  

聖歌隊

 

昨晩私は新幹線に乗るために最後まで見られない計算だったのですが

天候を考慮してか(?)いつものワンマンより少し短く濃縮されていたように思います

運良くくそ番で割と後方にいることができたので

アンコールの最後 おしまい 演奏終わりながら速やかに外に出ることができました

のでそこまでのレポになります

※本日びじゅある祭一日目に参戦する予定でしたため避難兼ねて大阪に来ていまして

iPhoneからの投稿になりますのでいつもと仕様が違います

 

※※※

 

会場中 全部白  驚きの白さ

いつも真っ黒で壁と一体化しているカメラマンの方も白服でした(←

そして後に迫り来る未知の恐怖を抱える異様なエネルギーに包まれ オンタイムで暗転

 

SEは先日のV霊と同じかな

袖が上手なのでユエさん→きょのちゃん→reikiさんの順で会場の手拍子が迎え受け

来夢さんが現れると赤い照明で全体が照らされ

白服が鮮血で染められていくようにELISEのイントロ  そう来るのね

ノリノリで始まりました

 

来夢さんがお立ち台に立った瞬間から

小さな身体に渦巻く彼の熱のようなものがいつもと違って

ステージから届く見えない何かが冒頭から半端なかった  なんなんだあれは

 

続いてのイントロが聴こえると会場の手拍子がメンバーの強い表情をより引き立たせます

メンバー個人のボルテージなのか 天候のせいなのかわかりませんが

確実に普段以上の覚悟を決めてそこに立っているのがひしひしと伝わり

"今日首を痛めたら明日接骨院やってない"という年寄りの不安さえも吹き飛ばし

客席の白全てを大きく動かすのでした

 

ところでユエ様の髪左側がピンで捻り上げ留められ 伝説の片耳出しでした

クールなイケメン王子の風格に"可愛い"の要素が加わり男子でも女子でもないもはや神の領域  

インストの時とのギャップに心臓発作で倒れそうな美しさでした(そんなに)

 

十五 イントロではいつものように強く客席を煽る上手の球体関節人形  ではないんよねもう…

最近のreikiさんをなんと表現して良いかわかりませんが

後ろ髪を伸ばしウルフ気味にセットされたシルバーヘアがライブ終盤に向けて輪郭に沿うような濡れ髪になっていく様を見ていると

内側に秘めた危うささえ曝け出す強さを感じて

今度はその覚悟に涙が出そうになります

 

ヒューマンエラーは出だしの数小節でやり直しw

ガッツリやる気で煽ってしまったreikiさんがぬぉあ゛ーー!と雄叫びを挙げて一旦うまく収まりました(笑)

お前らの熱が足りねぇから気分が乗らなかったじゃねぇかぁ!ということなので

先にも増してぅおおおおー!!と気愛を込める客席の白装束

 

ヒューマンエラーを終えると来夢さんはくるりと振り返り

アコギを持ち後ろを向いたまま腰のワイヤレスをあれこれ調整する

その後ろ姿さえ威厳に満ちて見える(笑)

こちらに向き返るとギターをお腹に挟み少し体を曲げ

スタンドマイクに片手を乗せながら来夢さん

 

りぎっどー   楽しんでるがー

 

人生苦しんでるかー?

 

苦しんで ない人は

多分ここにいない

今日ここに来てないと思う

僕だって そうだし

でもそれって わかんないじゃん

僕は お前らが何に苦しんでるのかなんてわかんないし

お前らだって 僕の苦しみはわからない

それでいいんだと思う

一番やっちゃいけないのが "わかった振り"ってやつ   

 

ー銃声のないこの国で ー

ー僕達は人の心を銃で撃ち抜いてしまう ー

 

そんなことを考えていたら

新しい曲ができました

 

銃声

10/29発売「黒い雨」の初回盤に収録される新曲が披露されました

 

ボーカルがアコースティックギターを掻き鳴らしながら訴えるように奏でるこの曲も

キズが演奏しなければ

曲調として括るヴィジュアル系  ではないタイプの曲でした

暗い曲調ではないですがあそこはサビの後半でしょうか

「~できない僕達は 病んで 病んで 病んで 狂って」みたいな歌詞が耳に入ってきて

多分 いつかその真意を私達が知ったときには涙が伝うであろう

メッセージ性の強い曲という印象です

 

そのままアコギパートは続き ラブソング

平成 

この日の平成の力強さは過去聴いた中でダントツでした

他のバンドにないこの なんか 訴える力っていうのか

私達はそれに引っ張られるようにして最強台風前夜にあれだけの人数が集結したわけですが

その力がどんどん強まってる 気がします

 

は前振りで豚連呼を辞めw最近よくやっている曲前にアレンジが入るバージョン

0も中盤麺コ尺をあまり取らない通常バージョンでした

この辺りの曲順の記憶があやふやなんですが

ここまでステージ後ろの幕をかっちり閉めたまま

本編をいつもに増して力強く駆け抜け既にボロボロのメンバー

来夢さんが再びアコギを持ち

黒い雨で本編が終わるようです

 

まじで     白服     着てくるんだね

 

しってる?

さっき楽屋で  モニターで(お客さんの)後ろ姿が

見えるんだけど

彼の(reikiさん)一言があって

 

気持ちわるっ!」て

 

これ言われたあとのreikiさん顔を手で覆ったりしながらぐるりと後ろを歩き回り大変に可愛かったです

 

黒い雨という曲ができて

色んなところでやってきたけど

全然まだ 伝わってない気がして

 

ただぁなんか 白い服着て みんなで楽しもうっていうイベントだと思って

とりあえず白い服着てなきゃ入れないから着とこうみたいな 

多分そんな感じなんだと思うんだ?みんな

 

僕らも

白いスーツ着てここに立ってるのは 意味があって

 

あの絵(黒い雨ジャケット) 僕にはいつも

今もそうだけど 世界がああゆうふうに見えています

だから 日本地図描けって言われたら僕は

あの絵を 描くと思います

 

汚れひとつない白い服のまま いられる国は

数少ないけど

その下にはいつも誰かの痛みや苦しみがあって

今のこの1秒だってそう  僕達はいつも

誰かの犠牲の上に立っていると  思っています

黒い雨は  僕なりの ラブソングです

 

 

本編ラスト黒い雨が始まると同時に

ステージ後ろの幕が左右に開いてゆき

封印されていた歌詞が流れるように映し出されました

大きく 出ては消え また浮かび上がる言葉達をただ眺めている

絵の中の若い男女の後ろ姿と合わせて

ここはこう言っていたのか と思いながら詞を追い掛けると

見えているキーワードから想定していた点と点が繋がっていく気がしました

 

一時 ギターを持った青年の後ろ姿を交えながら

徐々に構図が下がっていき

私達を支える大きな兵士の背中が見えると

身体の奥の方から罪悪感に似た感情が上がってきて 身動きが取れなくなった

優しくポジティブなメロディーに包まれながら

今度は銃を持つ血だらけの腕から現世という遊園地に昇ってゆく構図に変わり

来夢さんが言いたかったことが

肚に落ちました

昨日の黒い雨を無感情で聴けた人はいなかったでしょうね

 

これほどまでに"伝える"ことを主軸にしているバンドがいないんだと思うんですよね

彼等はそこに使命を感じて 

ステージに立っているだけなのかもしれません

だからステージから承認欲求を感じないんだ

そのために自分達自身を磨いているというのか

 

きょのちゃんもまた

腕を上げていると思えて仕方なく

最初から私の好きな音圧で叩くドラマーさんだったんで贔屓目ではありますが

目を閉じて体に伝う音を感じていると

安心感さえ覚える包容力が伺えるようになりました

首にコルセットをして

バックスクリーンに蠢く映像を一番後ろで背負いながら

正確で全力のパフォーマンスを魅せる彼の責任感にはいつも胸が苦しくなります

 

重いテーマを持った曲を最後にしても

バラードではないので

でも バラードではないのにこうゆう風に心に刺さる曲も珍しく

はっきりと"メッセージを受け取った"と感じられる爽快感のような清らかさを残して

本編が終わりました

 

ここまでで1時間15分くらい

やはりいつもより少し短いかな

でもその分濃いのでお互いにヘトヘトです  いつものことです

 

 

アンコールで来夢さんとreikiさんが並んで一緒に出てくるの可愛いすぎる小鳥達小さい可愛い…

アンコールはEMILから

来夢さんがお立ち台に座り ユエさん方向を向きながら唄っていた十七

うっかりあの松下IMPホールを思い出してしまい 

その関係性に勝手に胸が締め付けられましたが

明日からの不安を掻き消すような楽しい時間が続きました

ラストォオーー!の声と共に私は後方階段上に移動したのでおしまいはステージが見えていませんが

力尽きるまでの迫力はしっかり伝わりました

 

 

【Setlist】※中盤順不同

ELISE

蛙-kawazu-

十五

ヒューマンエラー


銃声

ラブソング

平成

0

ステロイド

傷痕


黒い雨


~en~

 

EMIL

十七

おしまい

 

 

黒い雨は ジャケットが公開された時点で心に訴えかけてくる何かがありましたよね

ずっと  見ていられないような

なんていうか

奥底で知っていながら

現実にかまけて私達が逃げていたい部分を突かれた という感じ

あの絵自体にも高いエネルギーが宿っていると感じます

最近はライブでこの曲を聴けるのが楽しみになったきましたが

これからは同時に過去に対する感謝と尊厳を心の中に立てながら聴くことになるんだろうと思います

黒い雨を引っ提げもう一度廻る切望も気になりますね

 

 

白服参戦された皆様お疲れ様でした

 

人間の心理のプロでありながら

自分のメンタルの弱さを理由にそれをひたすら学んだのであってw

自然災害は毎度不安になります

今回は未知なことなので 本当に明日からどうなるのかわからないですが

これほどエネルギーの高いライブを挟めたことを嬉しく思います

元気でたよね

こんな状況の中でメイクして演奏して歌歌って…並大抵の体力精神力ではできない職業ですね

尊敬します

 

 

さぁ消滅ツアーがスタートしました

キズギャさんに限らず全国のバンギャの皆さん

笑顔でまたお会いしましょう

 

 

See you next gig.