4/7(SUN)
昨日の「東京」は多分この先も二度と聴けないと言えるくらい特別な「東京」だった
昨年のZeppまでの
命を掛けて我武者羅に走ってきたあの勢いのままでは到底表現できなかったであろう
穏やかな愛に満ちた演奏で
短期間で超人的な飛躍を遂げてきた今の彼等にしか魅せられない「東京」だったと思います まじで 素晴らしかった
大阪も今までとは違った空気の中で行われましたが
今回はその大阪とも違ったので
それを何とかお伝えできればいいなと
☆
国際フォーラムって広いんですね
お水買ったら300円でした お得!←
3階席でしたがなかなかの眺望で感動
e+に地蔵動員がバレているんじゃないかというくらい多分かなりの糞番だったんだと思うんですが
3階のあんな所まで埋まってたのかと思うとキズ本当凄い
先日の大阪と同じBGM
私洋楽のメタルがあまりわからないんですがあれはslipknotなのかな
こないだ別のライブで聴いたのと同じ声な気がするw
今回はプツンと切れるのではなく
徐々に音量が小さくなり暗転
開演を知らせるバックスクリーンのVJ
後半に演奏された楽曲と同時に流れた映像と
多分同じものが細切れに映されるのを眺めていると
メンバーの黒いシルエットが見えた
やはり キネマ そして先日の大阪同様
ステージの前には薄い幕
正式名称なんて言うんでしょうあれwプロジェクタースクリーンでいいのかな
白っぽく靄がかかる視界の中最初に演奏されたのはストーカーでした 最高
生演奏2回目にしてこれは中庭側の名曲と確信
キズらしく気持ち悪くて最高の幕開けだったと思います
曲の終わりに向けてステージ前のスクリーンに「kizu」「キズ」とロゴが蠢きはじめ
いよいよ最後には「天誅」と大きく文字が浮かび上がり
幕が落ちた
メンバーの姿が明らめられるあの瞬間が癖になりそうです
2段階に分けてメンバーが登場するあざとい演出 心臓がばくばくする
ステロイドが始まると3階席まで荒ぶる髪の毛…座って見てる人が本当にいなかった
イントロでお客さん達との掛け合いが定番化した 十五
上手にスポットラストが当たると
reikiさんが気だるそうに弦を鳴らし始めるんですが
お客さんの声を受ける時の
脚を床に叩き付ける音が3階席まではっきりと聞こえてくるから
その姿を見ているだけでなんか 涙が出る
彼のあの仕草は私達の心の奥にいつも何かを訴えてくるけれど
昨日はそれがすごく強かったように感じました
少しの間を空けて鐘の音
大阪では1曲目だった中庭を4曲目に挟んで蛙
私の中で十五と蛙が少し被っていて
セトリを覚える時にいつも間違える(笑)
お立ち台の前へ出てきて来夢さんが何度も叫ぶ
豚共 豚ども・・・
いつもより多いお客さん全てを呼ぶかのように何度も繰り返す
豚ども
Zeppの時に流れていたリリックビデオが
この日もバックスクリーンに流れていましたが
大きく広いステージで 全身を使い訴えかける4人の姿が
遠くから眺めていると本当にかっこよくてさ
あの時は真っ白い衣装で必死に叩く
ベースソロパートのきょうのすけさんに心を打たれ
夢中で観ていたけれど
今はメンバーの絶対的な信頼を背負って後ろを護っているように見えて
とても逞しく思えた
そういえばメンバーのヴィジュアルに触れるのを忘れていました
奇抜なヴィジュアルで目を引く時期はもう過ぎているのでしょうね
私が通うようになってからの来夢さんは常に何かしらで顔を隠しているので
正直どんな顔立ちのボーカルさんなのかよくわかりません
ですがそのスタンスに惚れ込んでいます
白塗りの上に黒髪で目元を隠し表情さえ読み取れないからこそ全身表現が映えて
ヴィジュアル系というジャンルの特権をそうゆうふうに使うなんて
男性として見てもアーティストとして見ても
めちゃくちゃかっこいいなと思うのです
白塗りに真っ黒の衣装でアコースティックギターを抱えるという
言葉面だけで想像するならなんのコントかと思うスタイルだというのに
笑いがこぼれるようなこともなく重い
ラブソング
来夢さんが弾くとアコギの音が
鋭い金属のような冷めた音に聴こえるんですよね
それがこの曲にもEMILにもぴったり合っていて
ラブソングの最後 青の照明に変わる場面では人が変わったように暖かくて寂しい音になる
いつ聴いても一音たりとも聴き逃したくないキズの名曲です
平成 MVなのかなと思うような映像が流れている気がしましたが
もうじき解禁になるのでしょうか
やっぱりイントロの(というか前歌部分の)疾走感がたまらなく
聴けば聴くほどかっこよく聴こえてきます
一緒に生きてくれないか という呼びかけを挟んで
0
昨日の0も私が聴いた中では一二を競う0だったと思います
あの煽り部分で会場全体と心が通じるのでしょうね
この曲が入る位置といい客席の熱といい
全て統合された独特の世界観がそのまま反映されていたように思います
強い音を残して終わる0の次には
キズのはじまりの曲
おしまい
「弱さ 故に 生きた 強さ・・」
この部分は確かリキッドのワンマンの時から
いつも大きくスクリーンに映していましたよね(Westからなのかな?)
”傷を負いながら好きに描け”
アンコールのMCで 同じようなことを話していた気がしますけれど
”死にたいまま生きる”ということへの受容のような感触が受け取れます
受け取り手のテンションにもよりますが
彼等が発してるメッセージはいつも
自己否定に対する肯定なんじゃないのかなと思ったりします
ELISE 間奏部分で
お前ら全員見えてんだよ
この目で全部見てんだよ と客席を煽っていましたけれど
あの人確かオスマン・サンコンばりに視力がいいとR&Rか何かで読んだ記憶がありますから本当に客席全員の髪の質まで見えている可能性がありますね
・・・オスマン・サンコン通じないですか?泣
昔は視力が6.0あって2キロほど先のシマウマの柄が見えたというアフリカ人タレントです(R&Rにサンコンの下りはありませんw)
続けて傷痕
Zeppの時は1曲目でした
序盤から演奏力歌唱力のみならずエネルギーの高さに圧倒されたのも記憶に新しく
実際につい半年ほど前のことなんですが
最近の傷痕は貫禄をも見いだせる堂々たるリード曲になっていて
最初に聴いた時の衝撃を忘れていました
この日に関してはあのZeppと同じ傷痕で
だけどどこか 培った自信を滲ませながら
強くブレない芯を歌っているかのように聴こえました
バックスクリーンにメンバーのアップが映りました
(ユエ様のわずかな笑みがあまりに美しく目が釘付けになってしまい)
ついつい映像に気を取られてステージを観る余裕がありませんでしたが
今回はどうやら2ペアずつの絡みがなく ?
reikiさんは床に寝転がりながら弾いていたようでした
緩い半円を描くお立ち台 よりも前に出て
身体を全部使う来夢さん
ステージが広く大きいからこそ小さい身体が際立って
誰も真似のできないパフォーマンスになっていましたよね
曲の最後には「(天誅を)俺が下す」と吐き捨てていたのも印象的でした
どこの煽りだったかな
男~ 男~ お前ら全員今すぐバンドやれ
とか言ってましたけれど
「平成」の詞をよく聴いて
このMCを思い出し
そしてその後に東京を聴いたら夢が叶うと思います(笑)
個人的な好きずきの話ですが
女性のバンドマンをカッコイイと思うことがなかったので
自分がロック系のバンドをやることを考えたこともないのですが
私が今もし高校生の男の子だったら
きっとreikiさんのプレイスタイルに憧れて
ギターを買ったろうな
昨日の公演を見たら誰もが夢を追い掛けたくなったと思うよ
男の子になりたかったなずっといつの日も
生まれ変われたなら絶対イケメンに生まれてバンギャといっぱい繋
アンコール
テンション高めのSEに乗せてメンバーが再登場
今更書くことでもありませんが
彼らは絶対Tシャツ姿になりませんね
本編と同じ装いでありながら
本編より少し和らいだ空気の中 悪い夢
大阪より本編に一曲多く アンコールが一曲少なかったですが
大阪のセトリはユエさんの体調を考慮してだったのかなぁ
「東京」が創られる前は「十九」が涙腺を揺るがす担当でしたが
このツアーではそのポジションのひとつ前に十九が演奏されていますね
昨日は崩れ落ちるパフォーマンスではなく
最後の叫びまではしっかりと立って 綺麗に歌っていました
ラスト 東京前のMCを掻い摘みます
えっと…なんだろうな…
言いたいこと全部飛びました
・・・大変です
このツアー 大阪と東京 2箇所って
なんか すげぇ寂しくて
男に二言は無いってことで…
名古屋取りました
天罰 天誅 と続いて ・・・なんだと思う?
天むす
!
まじだからね? これまじだから
ホールは取れなかったんだけど
名古屋 やりたいと思います
もうあれ飽きちゃったの あの ライブ終わってドーンてやつ
(スクリーンに”名古屋ell.FITS ALL”とかってドーンて出るアレ)
口で言う方がいいでしょ?
今日は
今までやってきて ほんとに良かったなって
そう思える景色です
ありがとうございます
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僕は 自分の限界がわからないみたいです
キズ の 前までは
俺ならできる
自分ならやれるって思って 頑張ってきたんですけど
このバンド始めてから
もう無理だ もう自分にできることは何も無いと思いながら
ずっとやって来ました
でも
今日気付いちゃいました
僕 今までで一番頑張ってます
なんか 毎日しんどいけど
それでも生きてったらいいかなと
思います
Westで初めて聴いてから 音源を聴いている段階では
こんなに早くライブの最後を担う曲になるとは思っていませんでした
reikiさんが鳴らすギター2拍で直ぐにボーカルが入る東京
大阪ではすべてを包み込みこんでしまった曲の包容力に泣かされましたが
昨日はそれを更に越えていました
バックスクリーンに大きく浮かぶ詞を背負い
お立ち台の前に出て 全身でジェスチャーをしながら
自身の声を止めて
ひたすら会場の熱を受け取る来夢さんを見ているだけで
どんな思いでここまで来たのか
そして今どんな感情でそこに立っているのかが全部掴めた気がした
2回目のサビの後の包み込むようなベースの後 来夢さんは
床に膝をつき ここから先の主旋律のほとんどを
会場に明け渡していた
先ほどまで綺麗な夜景の中4人で奏でていたのに
ふと後ろを見れば白昼大都会の真ん中でリズムを刻むきょうのすけさんの姿
きっと 夜が明けたんだ
頭上から舞う桜吹雪を浴びながら
曲が終わると同時に来夢さんは
しっかりとした足取りで立ち上がり
ピースサインを作ってこちらに向けてみせた
こんな来夢さんは今まで見たことがなかった
さっきも
十九の前歌終わりに歌詞から続けて「ありがと」って言ったよね
表情まで見えないけれど でも
穏やかに愛が溢れているのが伝わった
いつも演奏が終わると軽く手を振って
誰よりも先に袖へ捌けてしまうのに
この日は最後までひとり ステージに残っていた
ライブ終盤に向けて
徐々に柔らかくなっていく空気感 初めて見る表情 雰囲気
今まで観たライブはほんの数本だったけれど
その中では見たこともなかったし
感じたこともないエネルギーだった
この日彼らは過去の全てを受容し 肯定したのかもしれないね
【Setlist】
ストーカー
十五
中庭
蛙-Kawazu-
豚
夢
EMIL
ラブソング
平成
0
おしまい
ELISE
傷痕
~en~
悪い夢
十九
東京
【キズ】
— キズ (@ki_zuofficial) 2019年4月7日
2019.4.07
「天誅」
東京・国際フォーラムC pic.twitter.com/z41Csc5RgN
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アンコールが終わった時に
ドラムセットの前に座って客席を眺めていた来夢さん
そこへreikiさんがやって来て横にちょこんと腰掛けたと思ったら
話が聞こえなかったのか来夢さんの肩にコテっと頭を倒す仕草を何度となく
いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやい
刺激強い
最後の最後で刺激強い 電線のスズメか
そんな微笑ましげな場面を見てしまったらまた今日の記憶が全て飛んでいってしまう
ユエさんから順に捌けていって
来夢さんが最後にタオルを投げた後マイクで何か言ったのだけれど
上記の件でそれを忘れてしまった(笑)
多分
大事なこと言い忘れた
ワンマンツアーやります
あとリリースもしちゃいます
だったかな
これ映像化するよね多分 ?
カットされるかもしれないけどそん時また修正する(笑)
☆
いくつものバンドの物語を追いかけてきたけれど
どこかマイノリティーで反逆的で
それ故の意地のようなものが 命を削るステージを産むのだとしたら
彼等だって2次元の存在ではないわけで
いつまでも孤高に吠え続けることもできない
だからこんな風にバンド側の個々も
どうしたって肯定的になっていってしまうものなんだ
人としてはそうであってほしいと願う反面
バンドを追うことの儚さと虚無感がここにあるんだよね
だからこそ次のツアーから見られるものがあるのだろうけれど
今までのような強烈な熱を伴ったステージはやっぱりもう
見れなくなるんだろうと思った
私が個人的に惹かれるのが多分
本音を曝け出し世間の反感を買いながら
自傷的に映るほどの覚悟を持つ
そうゆうバンドのある種「段階」なんだと思うんだ だから
これからもキズに今までと同じように魅力を感じ続けるかどうかはわからない
何度も言うけど
ずっとは 絶対できないスタンスだから
続けたら死んでしまうっていうのは語弊がないと思う
だけどキズを見ると他のバンドを見れなくなるのは変わらなく
このクオリティーで見てしまうと今まで見てた規模のライブを見る気が失せてしまう
あのね YOSHIKI(笑)
YOSHIKIさんと同等レベルの覚悟だったんだと思うんですよね
Xのライブを見たことがある人なら少なからず感じてるんじゃないかな
あれを 小さなライブハウス時代からやってたってことなんだろうと思う
言葉に変換できないぐらい思うことがたくさんある
これからどれだけ見られるかわからないけど
どんどん変化していくから結局当分目は離せないですね
【キズ 最新情報①】
— キズ (@ki_zuofficial) 2019年4月7日
キズ 7th SINGLE
「ヒューマンエラー」
2019.7.2 2TYPE RELEASE
各タイプ3曲入り ¥1,500- pic.twitter.com/crV0rrmGBi
このアー写のセンスとか本当がっつり我々の中身持っていきますよね
おしまいじゃないか!おしまいから進化してこんなんなったってことですかー?けしからん
今回のきょのちゃんはおんなのこ・・・赤い上履き履いてる・・
これでドラム叩く姿見たいなー
reikiさんの学ランに半ズボン+ガスマスクっていうのもこれ本当だれがスタイリングしているの?本人の意思を完璧に汲み取ってるんじゃなかろうか
(元)服飾デザイナーの野心が今更刺激されまくります
かっこいいよねぇ本当毎回感心しちゃう
次回キズはなんと平成ヒットパレード(当選) 急いで休み取らねぇと・・・!
テレビをかれこれ20年近く見ていませんので
平成のJ-POPだと私には新しすぎてまったくわからないかもしれなくてw
レポできなそうだったらば何も書きません(笑)
あ その前にインストがありますか?いつだっけな
ワンマンツアーは遠すぎて翌日の出社間にあわないので諦めますw
だけどようやく地方でも見せたいものが見せられる環境になったということなのでしょうね
これは我々にとっても嬉しいことです
next gigはまだどこに行くか決めてないしチケットも取ってないですけど
再びコドモドラゴンに参戦予定 なんと遠征ですw
ゲキヤクの記事にたくさんの反応を頂き ありがとうございました
拍手もコメントもお返事できなくて申し訳ありませんが
余すことなく読ませて頂いております
私のマニアックな趣味にお付き合い下さるだけでなく
メッセージを戴けるなんて
仕事をサボって見に行っている甲斐があるというものです()
いつもありがとうございます
LaspさんのPhotoレポートがすごい躍動感
http://lasp.co.jp/magazine/archives/6678
ではまたね
See you next gig.
アカウントもブログも2つずつあってややこしくてすいません
@RAM_SOLITUDE こっちがメインアカウントですが現在はブログ更新通知のみ
@RAM__SOLITUDE (期間限定の予定)サブ垢は色々と喋ります こちらの更新通知ははてなブログの方を落としています
サブ垢にリプやDMを頂きますと表示されないようなので
お手数なんですが本垢に頂くか コメントに入れて頂ければと思います
ブログはどっちも同じ内容ですがはてなは心理学系の記事を別のサイトで書いてます