発表された当初は超楽しみにしてたんですけど
色々あって行かないテンションでいたのに当日の夕方頃そうだEX行こうみたいなノリで急遽向かったために眼鏡を持っていなくて
どこになんの楽器がいたのかが定かでないです
そして私3本ラインのジャージで会社に来てしまいました
オーケストラ入るのにそれで行くの?って言われながらも職場を抜け出し
入場10秒で暗転 まさかの間に合った 奇跡(笑)
3/27(THU)
いつも思うけどEXって上の横長のコレに自分の推しの名前が表示されるのなかなか感動するよね
おお!KAMIJOって書いてある!みたいな(見切れてるけど)
KAMIJOの楽曲に生オーケストラが付いたら
どんなことになるのか何となく想像はついていて
だけれどその想像を遥かに越えてた なにあれ
「凄い…」以上の言葉が思いつかないので
いつになく薄い記事になりそうです
座席に着いたらシートにKAMIJOからのプレゼント(ローズライト)が入った袋が貼ってあった
もちろんローズライトも持って来てませんでしたのでとてもありがたかった
暗転すると中央からゆっくりと大きな黒い幕が開いていき
ステージ上の見慣れない人数と配置が明らめられた瞬間それだけで鳥肌が立ちました(笑)
客席からも「ふぉー・・・!」と歓声が
ステージ後方の大きな灰色のエンブレムを背にフランス国旗と日の丸が掲げられ
下手側上段にトランペット ホルン トロンボーン
下段にヴァイオリン
上手側上段奥に 見えてないけど多分ピアノ
その前にフルート オーボエ 上手端にパーカッション
下段はチェロとコントラバス
そして視覚的に最も興奮するのがセンターの配置なんですけど
指揮者の方と向かい合う形で中央の高い位置にドラムセットがありました
KAMIJOサポートの時のYUKIさんはワンバスツインダルでしか見たことがなかったのだけど
この日は久々にツーバス
フルオーケストラに劣らない立派な佇まいがかっこよすぎて配置を見るだけで鼻息荒くなります(笑)
KAMIJOが現れると奥行きのあるセンターの3人のラインが神々しく高貴で
ジャージで来てしまったことを後悔しました
フルオーケストラを並べクラシカルでありながらも
灰色のバックに深い紅や青の照明と
各パートの譜面台の上についたオレンジの小さな灯が上品に照らしながら
KAMIJOらしいゴシックな世界観が完成されていました
普通のオーケストラとも違う幻想的な空間
これS席でもチケット安いと思う
オーケストラを背負ってAnziくんMASASHIくんMekuちゃんはいつもの位置にいるんですけれど
これだけ厚い本物の音と重なっても各パートの音が正確にしっかり聴こえていたのがさすがでした 特にベース
大昔X with オーケストラっていうのありましたよね
あれ以来こうゆうことするV系アーティストさんていたのかな
下手側からKAMIJOさんが現れると
静かに Dead Set Worldが始まりました
最初のフルートやらヴァイオリンやらが生なわけですけれど
クラシック楽器ってすごいですね
開始数秒でゾワーと身体を突き抜けるような衝動が走りました 寒い
指揮者の方が指揮をしているというだけでも
肚の底から何とも言えない感情が押し寄せるというのに
音の圧が半端ない
圧って言っても聴き慣れてるロック系の楽器や声の厚みじゃないので
いくらでも壮大にできる音を最小限に抑えた圧っていうのかな
それが凄い 身体に来る
そのまま指揮者とYUKIさんが息を合わせて
Theme of Sangへ
いつもの楽器隊が入ると壮大とかいう言葉ではとても片付けられない音になり
この後奏でられるであろうSangの演奏を聴くのが怖くなるほどでした(笑)
さすがに聴いた音を文章で表現することの限界を感じます
ここまで音源通りの進行でNosferatuに続くあの素晴らしい繋ぎ部分も生音
スーパーMekuちゃんタイム(ギターソロ)は何種類もの楽器を背負ってるわけで
なんていうか全部主役(笑)
全部のパートが主役で主役同士の重奏を聴いているという感覚でした
ついつい指揮者風の手扇子をしたくなるサビはリアルにマエストロが指揮をしているので
あの時の妄想そのままの光景が目の前にあることに恐怖さえ覚えます
3曲を終えたKAMIJO いつもより落ち着いた様子で最初のMCを始めました
ここで何を言っていたのかさっぱり覚えてませんが(笑)
次の曲の紹介で会場が沸いた
Heart Heart!!!!!!!!!!!!!!!! !
イントロがヤバい 生音でこのイントロやる? やる?←
ヤバい寒い これ聴いて?⇓ これ生でやるの??????(パニック)
涙でたw
KAMIJO曲の中でもかなりオーケストラ感の高い曲ですのでオケのみのイントロは本当に寒かったですが
新たに譜面を書き起こしたのでしょうか
音源にないオーケストラの音も追加されているようで
YUKIさんのドラムが入ったら聴いたこともない壮大な物語になりました
弦楽器隊もそうですが
精密にチューニングバランスの取れた2つのバスドラから響くツーバスは力任せでなく
目立ちすぎることもないのに
上品で繊細でオーケストラにまったく引けを取りません
Sangというアルバムは曲と曲とを繋ぐ短いインタールードがいくつか挟まれていますが
これがいちいち鳥肌で
Delta~Castratoイントロのたった数秒がこんなにゴージャスに聴こえたのは初めてです
カストラートに入っても東急文化村オーチャードホールに来ているかのような耳心地
never ever ever...の変調部分の伴奏もたまらなかった
今までのツアーで 皆さんの血にしっかりと 刻み込まれたこの曲
とか言っていよいよ聴こえてきたのは
Sangに入る前のインタールードAmbition
7音の間を優雅に行き来する生のストリングスはもはや鳥肌とかのレベルを通り越して
怖い(笑)
これほどまで先を期待と恐怖でいっぱいにできるインタールードはきっと他の誰にも作れないでしょー
映画の中にいるみたいだ
オケ付きで演奏したら一番ヤバいと思っていたのがSangⅠとⅡだったんですが
聴覚的にも視覚的にも荘厳としか言いようがなく
AmbitionからSangⅠに入ってYUKIさんが動き出した瞬間から
「すげー・・・」しか言葉が出てこなくなりました 本気で
生きてて良かったわ ←
これどうやって伝えたらいいの(笑)
Ⅰの出だしシドミシドミ・・っていうあの開けてく感じはまるで大きな階段を降りていくようで臨場感が半端なかった
SangⅡの高速部分がツーバスなので重みが調整され絶妙なバランス
実にクラシカルです
ギター陣の技術が映えるⅡですが
KAMIJOさんが集める麺様達は皆さん品格があって誰がソロを弾いてもそれが本来の姿であったかのように美しかった
SangⅡを終えるとKAMIJOを含めたバンドメンバー全員が袖に捌け
オーケストラだけが遺された薄暗いステージは静まり
映画のラストシーンのように哀しげな空気の中
オケオンリーのSangⅢの演奏が始まりました 美しいイントロすぎる
主旋律をフルートが歌うSangⅢは優しく伸びやかで綺麗
普通にモーツアルトとかバッハとかの曲の四楽章あたりを聴いてるみたいだった(笑)
KAMIJO曲は製作段階で 主旋律が歌ではないものもあるのだとか
”SangⅢもそのひとつです”とアンコールのMCで話していました
再び登場したバンドメンバー ここから
KAMIJOさんがこの曲をオーケストラで演奏するのが夢だったという
七楽章30分の交響曲Symphony of The Vampireが演奏されるようです
三楽章まではいいとして Dying-Tableはどうなるんだろうか と
興味津々で聴いていましたが
二楽章のSacrifice Allegroのイントロを聴いてそういった思考が吹っ飛んでいきました
こんな風になるのかと
あのあそこのヴァイオリン全部生だからすごいわけとにかく←雑
同期にないゴージャスな音たちを受け止めきれない
注目のDying-Tableは曲のイメージが崩れることなくシンフォニックに仕上がっていて
普段のロックノリよりこちらのほうがSymphony of The Vampireの楽曲たちに馴染んでいるように感じました
もう一度聴きたいんだけどこれ音源化してくれないかな(笑)
Sonataとか満月のアダージョとかは聴かなくてもどうなるかわかりますよね
でもその更に上をいく素晴らしい演奏でした
コンサートマスター クラッシャー木村さんがソロで奏でるSonataのイントロとか
ほんっとに今日まで生きてて良かったとしか(2回目)
ここからの3曲はオーケストラがハマりすぎていた
ThroneのオーケストラVer.とか初めて聴いたのに自然過ぎて
ただでさえこれ以上のものはないと思える素晴らしい楽曲たちが更に華麗に装飾されているように見えて実は
こっちが本来の姿だったのではないかと思うほど完成されてた
製作段階からこの構想があったのでしょうね
最初からフルオーケストラが付く体で作ってるんじゃないかと思う
SoVの演奏を終えるとバンドメンバーは捌けたものの
指揮者の方は後ろを向いたまま
そこから誰も動くこともなく
そのまま別の曲が始まるのか 本編が終わったのか
誰もわからなかった 笑
あまりに動かないので 終わりなのでは?と判断した客席の仔羊の方が
Vive le roi!とアンコールを呼びかけ始めて下さったおかげで
無事に本編を終えることができたようです(笑)
確かにオーケストラの方は捌けられないですから
あれしか終わり方なかったのかもしれない
本編は黒いエンパイアコートを羽織っていたKAMIJOさんでしたが
アンコールでは白の衣装にお色直し
見えないですけどこれはThroneの衣装ですかね
この世で一番美しい薔薇よ
この曲だったかなぁ?
(多分)ティンパニのドラムロールのような叩き方が印象的でした
思い描いていた景色を実現させ みんなを先導し
伸びやかに歌うKAMIJOさん 夢が叶って良かった
K「今日は ルイ17世 234回目のバースデーです」
配布されたローズライトを使ってルイ17世の誕生日をお祝いしましょうと静かに
Bon anniversaire
下手が青 センター白 上手が赤 と
このローズライトは列ごとにトリコロールで色を分けて配布されていたようです
センター列の白いローズライトはVersaillesのとも違うよね いいなぁ
客席を見事に飾るフランス国旗を眺めながら
これが見たかったんです と
魂は滅びても ・・・ (違)
肉体は滅びても
! ちょっと! 笑
肉体は滅びても ルイ17世
あなたの魂は生き続けています
あなたのおかげで 僕の夢までも叶うことができました
これまで2時間ほどで多少なりとも慣れたであろう耳で聴いても
文句なく素晴らしい演奏でした
最後に残る裏声もいつになく綺麗だった
【setlist】
Dead Set World
Theme of Sang
Nosferatu
Heart
Delta -Interlude-
Castrato
Ambition -Interlude-
Sang I
Sang II
Sang III(Orchestra only)
Presto
Sacrifice of Allegro
Royal Tercet
Dying-Table
Sonata
満月のアダージョ
Throne
~en~
この世で一番 美しい薔薇よ(バンド無し)
Louis ~艶血のラヴィアンローズ~
中村あゆみさんて翼の折れたエンジェル?
2時間もやってたとは思えない 短く感じた
鳥肌立ちすぎて具合悪いのかと思いました
客席はいつものようにヘドバンしたり手扇子したりしていましたし
KAMIJOさんもそれを望んでおられたようでしたが
私どうしても動かずに観ていたくてさ
目を離したくなかったし 一音も聴き逃したくなかった
カメラが入っていたのできっと映像化されると思うんですけど
これは家でもう一回観たいかなぁすごかったもん本当
やっぱりKAMIJOは肖像画を音楽室に飾るべきだと思う(笑)
歴史的な音楽家だよ
これをデフォルトにしてやるとかって言ってたじゃない
毎度FINALがオーケストラ仕様とかってなったらどうしよう
歳を重ねるごとにできないことも出てくるけど
歳を重ねたからこそできることも増えるよね
KAMIJOさんそのリフレ―ミングが上手いっていうか
物事の前向きな点を掴んで伸ばしてくから
軸がブレないという意味ではずっと同じことやってるけど
全然同じことやってなくて 飽きるポイントが出てこない
個人的にしばらく毎月遠征があるというのに
こうゆうのにも突然行くので本当にお金がかかる…
壊れて何年も経つ冷蔵庫がまた今月も買えない(笑)
食生活よりライブが買ってるw
ところで下手ギターサポートのアン様が卒業っていう噂を耳にしましたが
今のツアーメンバーは過去最高に強いと思ってたんで残念でならない
KAMIJOバンドに相応しい風格且つあれ以上の演奏技術がある人いるのかな
あんなのを観てしまったらサポ麺達ももう下回れないよ
色んな種類の天才ばっかり見すぎて軽い躁状態になっていますが
週末も天才を観に大阪に行ってきます
私の頭がおかしくなりそうですwではまた
See you next gig.