SOLITUDE-klang

ヴィジュアル系オタクの冷酷で情熱的なライブレポ

【聴】キズ/『平成』

コドモドラゴンを聴き漁っている最中にこの2曲を聴くと脳がバグを起こすほどに一度聴いただけじゃよくわかりませんでした

確かに先日の渋谷で聴いた曲ではありましたが

こればっかりを何回か聴かないと言語化が難しかった

 

キズの曲とかMCとか聞いてると新時代の生き方をプレゼンされている気しかしませんで

自分の心理ブログを更新する時と同じこと書きますけど

お暇でしたら私の解釈にお付き合いください

 

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【A Type】

[CD] 1.平成 / 2.東京 / 3.ストーカー

 

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【B Type】

[CD] 1.平成 / 2.東京 / 3.夢

 

やっぱり衣装は喪服だったんですね

昭和64年のあの日

小渕恵三氏が掲げた額が遺影になったジャケットを見ていると

一つの大きな時代の終わりを迎えようとしている実感が沸いてきます

昭和から平成を跨いだ人生を歩んでいる私にとって

元号が変わった瞬間の映像は初めて観たものでもあり 

今も忘れることはありません

ということは一度の人生のうち2回元号が変わるのね

 

 

平成

平成も東京も構成がよくわからなくて私のような素人には一体どれがサビなのか(笑)

Aメロなのかなあそこは そことサビを繰り返して落ちサビがあってまたサビに戻って終わり とかいう

聴き慣れない創りになってるせいか何度聴いてもV系の曲と思えないのだけども

かといってあんなドラムのポップスっていうのもないわけで分類が難い

ライブで聴いた時に疾走感があると思ったのはサビではなくて全体的なドラムの音を聴いてそう感じたのかもしれないです

大変そうな曲とは思えない旋律だけどドラムはいつになく大変そう

 

でも言ってることは0と同じなんじゃなかろうか

バンドとして一貫したメッセージなのかな 

多分そうゆうのもその時々で言いたいことを言っていてそれを紡いだ結果なだけなんだろうと思うけど

とかも結局同じように生き方について伝えてる気がしますね

「一緒に死のう」「人間じゃなくていい」っていうのがもはや

新世代の生き方提案

 

戦争を経験した時代の人達にとって「我慢」とは美徳で

目立っては殺される時代だったわけですし

国のために家族のために命を落とすことを誇りと思わなければ

生きていけない時代だったのですよね

そのリスペクトが代々受け継がれて(そのリスペクトを否定してるわけじゃなく)

はみ出ても我慢しなくても死なない時代になったのに

学校教育は今も目立たず我慢を強制的に埋め込む方針ですよね

しかしひたすら学びひたすら働きそして死ぬのでしょうか

親を含めた権力者に従うように教えられているから

だれかが「もう人間辞めていいんだぞー!」とでも言ってくれないとそれこそ宝の持ち腐れというもので”自分”をなかなか生きることができない

人として恥ずかしくない様に ”ちゃんと”の仮面に乗っ取られてしまうと

隣の誰かに勝つことだけに意識を持っていかれて

誰もが備え持っている羽根が一生開かないかもしれない

 

 

だけどそれって自分以外の 例えば親とか周りの人のためだったり

いつか来ると思い込んでいる「未来」のためでしょ

いつか 困らないように「今」を犠牲にする生き方だよね

未来なんて 来ないから

もし今大震災が来て今日で人生終わるならどうする?

よしわかった今一緒に死のう だったら未来のこと考えないで

「今」自分がしたいことするでしょう?

 

っていう そんな曲だと解釈しました(長い)

 

 

そして次曲「東京」に繋がっていってですね

 

東京

曲としてはこちらの方が華やかで魅力的な印象を受けますが

これも耳慣れない構成なんですけどそれでいてフォークソングを聴いてるみたいな気分になる

歌いだしのギターにもメロディーラインにも暖かさを感じてクセになりますよね

「道連れになるぅ」っていう歌い方も斬新

そしていつもと違う位置に入るギターソロがとても新鮮で良きです

音の質もなんでしょうけれどここがめっちゃ異彩を放っていて最高です

バンドとしての振り幅の大きさに感嘆せずにはいられません

2回目の間奏部分のベースも優しい音で

旅立つ人々の背中をそっと押してくれてる気さえしますね

ここを生で観るの楽しみです 双眼鏡持って行こう 笑

 

「生きれなくてぇぇええ~」こんなん

私の知ってるV系ボーカリストが歌ったら絶対ダサくなると思うんだけども

どちらの曲も来夢さんの声じゃないとこうはならないですよね

恐るべし唯一無二感 

キズしか演奏できない卒業ソング

 

歌詞を見るとやっぱりhideさんのピンクスパイダーの話がしたくなんるんですけど

誰もが感じていますよねきっと

自分の力を本当は知っているけれど

氷山の一角だからと目指すことさえしないできない

できなかった

そこで取りこぼした夢はいくつになっても追いかけてくるもので

どうせ逃げることはできないんだから

やっぱり人間として生きることを諦めて(笑)

明日死ぬと思って生きようか みたいな

 

既に個人的な固定観念が埋め込まれてる気もしますけど2曲とも似た解釈をしましたw

 

 

その結果好きなバンドのライブは仕事休んででも

むしろ辞めてでもw見て 

できる限りインストも参加しようという結論に至りました(笑)

 

 

ストーカー

先2曲のテーマとは違うけれど

その我慢や人としての仮面という 抑圧の下に現れる副作用を物語るような曲ですね

異様な音質のイントロや間奏が耳のLR両方から交互に責めてくるもので

イヤホンで聴いてると自分の周りを取り囲まれているような錯覚を起こす

気持ち悪い創りになってます

 

低い方を裏声高い方を地声で歌うという音域広いマンにしかできない技をAメロからやってのけソレの接近を表現しているのでしょうか

短くシンプルなサビと思われる部分が終わると即刻気持ち悪いアウトロに囲まれて終わる

シドの妄想日記を本腰入れて歌ったらこんな感じになるんでしょうか 笑

Aメロのベースも恐怖が伝わってくるし

この曲セトリのどの辺に入るのかな

 

こうして聴いてると Bタイプにようやく収録された「夢」がものすごい普通の曲に感じますw

良い曲ですよね

DVD観て少し覚えましたが

平成と東京でだいぶお腹いっぱいなので

この曲のレビューはまた次回にしたいと思います 笑

 

週末は初のホールで見るキズですが

未だあらゆるチケット関係が購入できておらず新幹線乗れるかなw

あっとゆう間に2019年4分の一終わりますね

羽根畳んで手加減してる場合じゃないですね(!)

キズのライブを観るといっつもそんな自分を恥じてしまいます

これがXのライブを観たあとと同じ気分になる理由ではないかと

そんなふうに感じて惹かれている人が私以外にもきっといるはず

大仕事を引き受けたバンドがV系界に現れましたね 

では皆さままた週末 

 

See you next gig.

 

 

 

 

 

ということで締めようとしましたが本日のKAMIJOオーケストラEX

座席の公演に遅れると色々迷惑なんで悩んでますが

頑張れば行けそうな気がしてるのでもしかしたら後程(笑)