SOLITUDE-klang

ヴィジュアル系オタクの冷酷で情熱的なライブレポ

ザアザア × VIRGE 2MAN TOUR DARKNESS BLOOD RAIN @新宿BLAZE

最近はBLAZEに来る以外用がない歌舞伎町

前回封鎖されていたトー横広場は再び解放され治安も元に戻っていましたが(笑)

国内でこれほど集まる人種が特定されている場所はないんじゃないかw 渋谷や原宿と居る人の様子が違いすぎて逆に探索したくなっちゃう

 

今日はそんな時間はないのでまたゆっくり(笑)

 

9/28(THU)

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30分ほど遅れて到着したら妙に静かだったのでドアの前で待機していたら爆速で入場していくギャさんがいらしたので一緒に入らせて頂きましたw

会場には雨音のBGMが流れています

 

ヴァージュ

virge-web.com

「止マヌ雨」という曲があって曲前に雨音のBGM使ったりしてたけど 今からやるのはそれじゃなさそう  じゃなに…?

(後からセトリ見たら止マヌ雨が終わったところだったみたい)

氷龍さんが持っているギターの前に更にギターがある気がする と思った次の瞬間アコースティックの音

聴いたことないけど聴いたことあるこれは

これは私がザアザアで一番好きな曲

遼さんの声で 雫 がカバーされている 

そしてこの世で一番好きなギターソロが紫月さんの手で奏でられている

入場して5秒でこれ  何の奇跡 と混乱しながらも

紫月さんが春芽さんのソロを キーが高い遼さんが低音映えするこの曲のボーカルを それぞれ自分の色を出しながら真剣に演奏している姿を見て

大事なワンマンを控える中対バン相手の曲を覚えて披露してくれたのかと思うと2バンドで育まれた絆みたいなものを感じて早速感動した これは紛れもなく愛が成せる技

低音も高音も 話をする時のように落ち着いたトーンで歌う一葵さんとは対照的に

高音で地声を強めて感情的に語る遼さんの雫

表現する人によって主人公の性格が変わる 新鮮な味わいでした

なかなかカバーされることがないであろう選曲に感激です

 

雫を歌い終えると遼さんはマイクスタンドを持ってきて 聴いてください レンズ とタイトルコール

10/10のワンマンで憂璃さんが脱退されますが

この曲は彼への想いを綴っていると遼さんのツイートで知りました

余裕のある声を抑えながら伸ばす"眠ろう”には 二手に分かれたもう一方の道を進む意志を認め 同じ戦地では言葉にできなかった本当の想いが込められているのかもしれない

そんなことを考えながら聴いていました

 

このツアーで一葵さんと仲良くなりました

呼ぶぞ!呼ぶぞ!

間に合っタアアアアアアア!!!!!

一葵さんはフロアを睨みつけるようにして現れるとお立ち台に立ち太いデスボでこちらを煽る 今日はリピートパートだけの乱入ではなく1曲通してのセッションになるみたい

拒絶

1曲丸々やるというのに拳とヘドバンだったかな Aメロに入る前に今日も何回かリピートさせられましたw

一葵さんは遼さんの横に立つと両膝をつけて前傾姿勢になりフードジャケットの肩を後ろに落としてヘドバン その色気たるやこちらの致死量を越えていましたが

タイプが違う2人のデスボと パート分けをしてそれぞれの持ち味を押し出しながら歌うボーカルは聴き応えがあり聴覚的にも楽しめました

歌い終えると互いに寄ってってどちらからともなく抱き合う2人(身長差)

 

真ん中空けろー!肚の底から指示を出す 遼さんの通る声が響きます

醜劣 も ウォールオブデスで始まれるんだ(?)笑

真ん中でぶつかってから今度は一斉に上手へ

全部同じ曲に聴こえてた時期が嘘のように今となればかなり曲の振り幅広い そして相変わらず体力使う  w

今度は遼さんがアコギを持って Aメロがアコースティックバージョンで始まる (鳥肌ゾワ)

純粋に歌声にびっくりする 心臓に悪い

イントロが聴こえてきてから ラストー!と叫ぶ

空に落ちる蛍

前日同様 ジャンプもお客さんの声も曲に最大限の装飾を施し壮大な超大作と化すラスト

最後の力を振り絞りお立ち台の上に座ると体勢を低くして "この命を抱いてくれ" と訴えながら両端から迫りくる幕に姿を隠されていく

演奏が止まり独唱で幕がぴたりとステージを覆うと

鎮まり返ったフロアから拍手が沸き起こった

感情のない無機生物の最期に生命が蘇る一瞬のようで儚い

規模の拡大を予感させる最上の締め括り

 

【Setlist】

マーマレード
皮肉と覗き穴
ワイセツCandy
万華鏡
Mother
止マヌ雨

雫(ザアザアcover)
レンズ
拒絶 with 一葵
醜劣

空に落ちる蛍

 

 

空に落ちる蛍のサビがジャンプなのが良いって前記事で書いたけど今思い出した

キズのライブを観ていた時代にこのバンド重くて哀しいサビに乗せてジャンプする曲が多いなと思ってそれゆえのネガティブ感情の増幅にハマってる気がするとかって昔どっかに書いたかな(キズの曲はポジティブなのほとんどないけどw)

この気持ちはあれと同じだと思う 

しかもジャンプ以外の振りではダメでジャンプなんだよw

私の中でそうゆうバンドが売れているっていう統計を無意識に出してるのかもしれない(笑)

 

ザアザア

xaa-xaa.com

 

名阪同様楽器隊板付き 零夜さんが動き回りながら幕が開くのかっこいいです

一葵さんが現れると亞んちゃんのドラムが 

音源で聴いたらきっと全然違うと思うけどいつもオレンジの空とか五丸五号室とかの出だしかなと思っちゃう新曲 バッド 

お客さんも覚えてきて積極的に拳や掛け声を入れ込み盛り上がるようになってきました

はい左に寄ってくださ~い こっちでーす^

早々に蜘蛛の糸

手拍子の後のわーーーーーーに合わせて上手に走ってってからの横モッシュスタイルに体が慣れてきました

いつも楽しくてライブ映えする蜘蛛の糸は息の長い曲になりそう

ラブレターの同期が流れ始めるともっと!もっと!と一葵さんが煽る その横からも何か聞こえてくるけど〇▽※☆ 何しに来たんだよ!(怒)だけ聞き取れました(笑)

イントロの4拍に一度デスボが入れ込まれる仕様がかっこよくで好き

 

一旦給水に向かった一葵さん ドラム台に座って

今日 ザアザア初めての照明さんでしたっけ・・?

あの、、、 暗くしてもらって良いですか?恥ずかしいので…(煌々と照らされながらw)

よし やろう と立ち上がると 不幸の始まり おおお!

デスボ部分の迫力が音源を大きく上回り 突然音程が変わるギターソロもかっこいいよね この入り方最高に好き ”あの日目を開けた時~”の詞も好きだし観たいとこいっぱいで本当に目が足りないんだよ 振りしてる場合じゃないんだよ

割とレア曲な印象なので聴けると嬉しい


どす黒い

FINALらしく冒頭からヴァージュ呼び込み 

遼さん 氷龍さん 顔面黒塗りで手ぶらの紫月さん(ギタリスト)w

顔がどす黒い柴月さんは春にぃんとこ行って両手を広げたりしながらハグを要求(?)

スッと距離を取った春芽さんに手をぶんぶん振られ笑顔で”いえいえ結構です大丈夫です^^”みたいな感じで断られてたw何かと春芽付近をうろついてる紫月さん可愛い(笑)真っ黒の顔で(笑)

ヴァージュのライブでは険しい表情しか見たことなかった氷龍さんが笑顔で フロアのお客さんと目を合わせて煽ってはとても楽しそうにしていたのも印象的

こうゆうのに出て来ないタイプと思い込んでいたんだけど遼さんも所々歌いながら煽っていて楽しそう(?←ニコニコはしてないのでわからないw)でした

 

(朗読)

忘れたいことばかり溜まっていって

覚えていたいことは 消えていく
キオク

これは これはザアザア曲の中でも5本の指に入る名曲(全部名曲だけど)

イントロのリフ良すぎるでしょだってこんなの

サビのメロディーラインといいあの声といいパーフェクトすぎて

ゆっくりと身体を前後に揺らしながらソロを弾く春芽さん見てると ザアザアの曲が本当に好きなんだろうなぁと思えてこちらも更に好きになります

 

ぽろんと音取りのギター  ボーカルから入るとこヤバい良かった 被写体は死体

久しぶりに聴くような気がするけれどやっぱりこの歌い出しがやばい

衣装も変わり次のフェーズに移った後に聴くとその曲の良さが改めて 

ついついじっくり聴き入ってしまう 被写体良い曲

キオク~被写体と続いて心に染みてしまった会場 シ ーーーーーーーン と静か

何を喋り出すかとどこかで身構えるフロアにどぅもぅ~~ザアザアでぇ~~~す←売れない芸人みたいな新キャラだった

みんな元気そうでぇ良かったぁ~~う~~~ンよかったよかったぁ^^^・・・

今日ザアザアを初めて見たとしらキャラ掴めず困惑 

 

ヴァージュとのツーマン 終わっちゃうんです

終わりたくないよね?

ずっとやってたいよね?

楽しかったよね

でも僕は 悔しいです 

悔しいんです

フロア指して 穴ぼこ空いてるよね みんな ほらそこ 穴ぼこ
(満員じゃないってこと)

もっともっと 盛り上げたいって 思ってました

もっともっと盛り上げたいって ヴァージュとも話してて

一緒にご飯食べながら もっと盛り上げたいねって

紫月くんがね 「だまだこんなもんじゃないと思うんスよねー!って言ってて

そしたらうちのギターが

盛り上がりが足りないのはぁ 紫月くんの飲みが 足りないからちゃうのぅ~?って アル中ですアル中

そしたら紫月くん くぃって呑んで

 でももっと盛り上げたいんスよねぇっ

まだ言うかみたいなw

紫月くんは熱い男だから

このツアーでわかった 一番熱い男 紫月くん

ザアザアってアル中ばっかりなんですよ

みんなもそうでしょ?中毒者もアル中ばっかりなんですよ

酒ばっか呑んでるでしょ?そうね

仕事してないでしょ?アル中

”ザアザアってアル中ばっかりなんですよ”でスッと扇子を用意する中毒者さん達にさすがと思いましたw


今日は確か感電が始まる辺りで一葵さんが上着を脱いでいました(見逃さない)

上下前後に走らせて汗だくにwなった後

 

 

ニュアンスでしか記憶できていないし私個人の解釈が挟まってしまうんだけど

覚えている範囲で残しておきます

 

感電の後で乱れた髪や衣装を直すことなくそのまま

お立ち台に片脚を掛けて 度々笑みを見せながら

友人に話をするように柔らかい表情で話しはじめました

 

僕 友達いないんだけど

友達いない人いるでしょ? ここにも

今日1人で来た人 いるでしょ?

あと一緒にいるけど上辺だけとか^

僕も そうで  

誰にも本音が言えなくて

親友ができたと思ったら 裏切られたり

だから 1人でいる方が楽になっちゃって

ずっと孤独で 友達できても 上辺だけの付き合いとか

してたんだけど・・

そんな僕にも メンバーができたんです

 

一葵さんらしい 優しい笑みを浮かべて続けます

メンバーと こんなに長く一緒にバンドやってたら

もう 友達って 言っても いいかなと思って

そのうち僕に ファンが着いて

中毒者のみんなが たくさん ライブに来てくれるようになってさ

ひとりじゃないって 思うようになって

みんなも 本音言える友達がいなかったり

ひとりぼっちって 思ってる人がいるかもしれないけど

 

みんなのこと

ちゃんと覚えてるから

ああこの人 最近来てないなとか

病気して来れなくなっちゃった人のこととかも 知ってるし

この人 最近よく来てくれてるなとか

ちゃんと わかってるから

 

もし 僕みたいに 誰にも本音が言えなくて

ひとりぼっちだなとか 思ったら

またここに来れば みんながいるし

ザアザアと みんなで ライブを作ってるって

思ってます

ここに来れば ひとりじゃない

そんなことを思って

作った曲です

 

最後 と言ってから 静かにタイトルコールをして始まった 独奏オーケストラ

以前どこかで一度聴いた時はこの曲を知らなかったんだけど

独奏がオーケストラになる そんな想いが込められていたんだね

このMCの後の演奏にはかなり心が揺さぶられました

 

3人が捌けた後

最後に春芽さんひとりステージに残って

ありがとうーーー!(フロアに向けて)

紫月ありがとうー!

 

一つだけ言っていいですか?

紫月がね?もっと盛り上げたいなぁって

毎回毎回 明日何かできないっすかねー?って

昨日も 明日何かできないっすかねぇ?って 言ってくるんですよ

またやりたいね?って

もうずっとこのツーマンやってたいねって

だからね 僕

漢を見せます

僕の誕生日 1/11にヴァージュとツーマンやります!!!

来なかったらコロス!!(治安)

 

【Setlist】

バッド
蜘蛛の糸
ラブレター
カメレオン女
不幸の始まり
どす黒い with 遼 氷龍 黒塗り紫月

(朗読)
キオク
被写体は死体
アル中
五月病
感電、けがのおそれがあります。
独奏オーケストラ

 

 

2バンドの関係性にも心が掴まれて感情がいっぱいいっぱいですけども(笑)

想像を越える良いツアーだったなと思っています

どちらも好きなバンドだからでもあるけどヴァージュとザアザアのツーマンなら何度でも観たいくらい

それは各バンドの中に人間性を見ているからだと また思いました

 

失敗作ツアーのファイナルの記事に書いたことがあるんですが

2年経過しようとしている今もその時と印象が変わらず

それどころかあの頃より更に好きになったような気がしてる

 

ひとつのバンドに2年以上通うと人生の付属としてライブがあるっていうより人生の中にそのバンドが入ってくる感じがするのでw

これからも通うのはある意味新境地なんですけども

 

"みんなのこと 覚えてる"って言うバンドは  いる けど

彼等の言う"みんなのこと 覚えてる" は それじゃない

こんなに上から来ないバンドは見たことないけどそれは芯の強さゆえ 実はがっしりと構えていつも隣を並走していてくれる

そこが好きだし そこに離れられない理由があると思ってます

 

次回は長野のスリーマンの予定 

皆様インフルエンザにお気をつけください 

 

See you next gig.