SOLITUDE-klang

ヴィジュアル系オタクの冷酷で情熱的なライブレポ

12ヶ月連続コンセプトワンマンライブ 「東京十ニ心中」 【五月心中】 -アサガオが泣いてる-赤色-のろいうた- @渋谷DESEO

渋谷DESEOは2018年に移転したそうで

以前の場所よりわかりやすくはなったもののフロア下手側に死角があるのでお気をつけください

※渋谷O-なんちゃらが密集してる地帯にある

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若干横長の造りでドリンクカウンターが上手側 入口は下手側後方 段無し

混雑していなければ見やすそう

この日は詰めてくださいのアナウンスも虚しくドアが閉まりきらないまま開演w全然見えてない人いたと思う

バンドと共に小箱ソールドの修行5回目

 

5/10(FRI)

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心中の板付きは緊張感半端なくて見ている方もドキドキ

春芽さんが鳴らす音取りのギターにすぐ一葵さんの声が乗る 1曲目 赤色はイントロなしのアコースティックサビ始まり

リズム隊が入ると一気に2018年へ

当時のザアザアを知らないんだけど 公式のツイートで事故のことを知ってその後に出たシングルっていうのを何かで読んだ 記憶が蘇ってきた

五月 足された色はライトグリーン

亞んちゃんだけベストとシャツ  他3人はジャケット着ていて 一葵さんはパンツの裾をショートブーツにインしたスタイル チェキ出なかったから定かでないけど目の下に赤い雫が描いてあったと思う

あと 零夜さんの一瞬増えてたリップピアスが1個に戻ってた

全員いつもより白くて生気喪失気味のメイク良かった 

 

のろいうた

この曲のイントロ対バンで映える  Bメロの引っ張り→ヘドバンはバンギャ的に気持ちいい振りなので曲が終わると満足感あるよね

ワンマンで聴くのは久しぶりだったと思う

知らない知らない

一葵さんが描く詞  人生そのまま見てるみたい

ザアザアを生きる一葵さんの人生でありながら

どれも いつかの自分 

振り返ればそんなことがあった って 思うことばっかりでとても他人事と思えない

その都度救われる気がするよ

青空やめて のところ すごい厚みと思えばフロント3人で歌ってるんだね

ライブでそんなに聴ける曲じゃないから歌詞をちゃんと聴いたことなかったけど

相も変わらず天気と感情をリンクさせるブレない軸w

すごい長いスパンで世界観作ってるんだなと思っちゃった  

 

カゴメカゴメ 上手から下手へ 亞んちゃんがスティックでフロアを差してくの

少し余裕のある(ように素人には聴こえる)パートで亞んちゃん見るといつも何かしてるのすき

 

朗読のBGMが流れると零夜さんがジャケットを脱いでシャツ姿に 

春芽さんのギターがポロポロ 聴いたことない前振りからアサガオが泣いてる

一葵さんが静かにタイトルコールしてからいつものアルペジオへ  

アサガオヒルガオ って3曲続けて演奏されたので感情移入が止められず周囲からは啜り泣く声が聞こえる

ヒルガオの最初のギターは何度聴いても胸の奥の方がぎゅってなって何も考えてなくても涙出そうになる 思考を飛び越えてくる音

曲や音が似ているというわけではないと思うんだけど hideちゃんのGOOD BYEの歌い出しとかFLAMEのイントロとか あの懐かしさというか寂しさというか 

言葉にするの難しいけど春さんのギターが同じ波動放ってくる時があってその都度握りしめてる何かが溶かされてく

演奏が鎮まるの台詞部分は ぽつぽつと漏らす言葉と一緒に一葵さんの呼吸まで聴こえてきて 

前後とのコントラストに再び重なるいつかの自分と

未だ乗り越えられない蟠りが浮かび上がるようだった

 

ジャケット脱いでシャツ姿になる一葵さん
水没 深い青の照明とぶくぶく沈んでいく音に包まれながら両腕でベースを抱きしめる零夜さん神秘的で綺麗だったな 

アル中  一杯目 ボタン2個目  2杯目 3個目  4杯目 …とシャツのボタン外してく(引きちぎってくw)零夜さん

カゴメカゴメかアル中か忘れちゃったけど一葵さんがフロアに手を伸ばしてお客さんの扇子を指先で摘んで拝借w柄を眺めたりヒラヒラしてみたりして曲終わったらちゃんと返してた(笑)

 

【追記】そういえば書き忘れてた

アンコールのコール中にPA席からマイクを通して「まだまだ入れていないお客様がいらっしゃいます 前へ一歩ずつ詰めて下さるようご協力お願いします」って声が聞こえてきて え 今 このタイミングで

って 思ったけど

ただでさえ後ろの方が前後のスペース狭いのにモッシュとかジャンプで全体が更に下がってくるからソールドの後ろってほんと楽しめないんだよねw

後ろに段がある箱だと段下の最後尾がまじで体幹試される地獄だから(笑)EDGEとかあんまり整番遅いソールドは行かないことさえある

だからアンコールの前に言ってくれるの良かったんじゃないかな

後ろから言っても前が一歩も詰めないとかよくあるからステージと最前柵の間にスタッフさんが入って言ってくれるのが良いと思うけど箱によるよね

とにかくソールドの後ろは語弊なくただの修行w

 

~アンコール~

亞んちゃん1人でステージへ 定位置から声を煽ってドラムソロスタート!

テクニックを魅せるというよりフロアと熱を合わせるようにしてそのまま濡鴉のリズムへ

袖から3人が現れ一葵さんがセンターにスタンドマイクを置くと 右手に赤い拡声器

艶っぽい旋律を中性的に歌い上げる V系らしからぬ雰囲気がかっこいいよな濡鴉 

続くコワイクラのイントロに沸くフロア

"必要なの僕と君だけぇって~"下手に移動した一葵さんの首元に零夜さんが腕を入れて抱き寄せると青ざめて無表情になる一葵さん 脱出しようとして(零夜さんの腕からw)バランス崩してたけど転けないのさすがの体幹

そんな2人の微笑ましい様子を上手から春芽さんが白い目で見てた(笑)

 

反骨ドッグ 左右移動するには人多いな…wと思ってたら

サビの手前で止められ左寄せ  w

静かになったフロアに春芽さんが急に静かになった

サビで一気に上手側へ走らされるもテンポ早くて即方向転換するからまぁまぁ忙しない

2回目  左寄れ

     また静かんなったw

走れ言わなかったけど従順な犬達ちゃんと走ってた

3回目 ダメだ  ダメだ  左寄れ 

さっき走れって言ってないのに走ったろ

忘れてたわ(言うのを)

走れって言う代わりに腕で戦の指揮を執るように合図してたのちょっとかっこよかったけど

わざと言わなかったと思うけど(笑)

反骨の左寄せは正解を模索中感ありますw

 

五月心中も 来てくれてありがとうございます

こんなに集まってくれて ありがとうございます

今日は大変な 時に 作った曲がいっぱいあって

色々と 考えることがありました

ザアザア 10年目 途中から 来てくれるようになった人もいて ここまで止まることなく

続けてこれました

これからも宜しくお願いします

あああああ  

この曲の出だしも何か考える隙を与えず身体の芯に来る

 "味方がいない"って歌詞だけが 耳に入ってきた時もあったなって

ザアザアに来るようになってから 泣くことも弱ることも全部許してもらえたから ここまで来れたのかもしれない

あれから色々なものを受け取って 今もここに居られるのが幸せだけど

赤色からずっと当時の曲が演奏される度 その時の彼等もちゃんとそこに居るのを感じていたから

自分の歴史が一緒に無いことが悔しくなるよ

 

これからも一緒に生きていきましょう

 

アウトロ後半で春芽さんが叫び声をあげた 

誰よりも一番壊れそうな声にたまらない気持ちになるけど

そんなところが好きだと思ったラストだった

 

【Setlist】

赤色

のろいうた
ヨルガオは笑う
知らない知らない
青空やめて
ぐちゃぐちゃ
カゴメカゴメ

(朗読)
アサガオが泣いてる
ヒルガオの憂鬱

水没
灸陥品
ピストル
アル中

~en~
ードラムソロー
濡烏
コワイクラ
反骨ドッグ
あああああ

 

私が通い出した頃には既にバンドとしてある程度の立ち位置が完成されていたので

何が起きても熟れているメンバーしか見たことがないんだけど

ずっと通ってる人にとったら涙無しではとても観られない毎月の心中だよね

リリース当時の彼等がちゃんとそこにいるって思ったのは

普段のライブのセトリに組み込まれて演奏される時と全然違ったからなんだけど

その曲に悩み苦しみもがいた記憶をいくつも上書きしての今だから

その過程を一緒に積み上げてきた経験て宝物だよね もう二度と還れないんだもん

古参だの新規だのってどうでもいいことだとは思うけど

それでもやっぱり ずっと前から今の今まで彼らと一緒に生きてるファンの人達には敬意があるというのは否めない

事故なんてリアルタイムで好きな時だったらどうしてたろうと思うし

時間もお金もかかるしさ

それほどにずっと大好きという気持ちも勝てないなと思うし

嫌味でなく尊敬してるヤンキー世代だからかもしれない(笑)

気付けば私にも3年弱の歴史ができていたので そこに参加していけることが嬉しいと思った五月心中でした

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次回の原宿はレポできるかわからない整番なので中に入ることができてそして生還することを目指します(笑)

 

昨日は春時雨ツアーファイナルを見てきたので

まとまったらアップします

 

See you next gig.