SOLITUDE-klang

ヴィジュアル系オタクの冷酷で情熱的なライブレポ

アルルカン×キズ LIVE ERECT 2022 『九命』 @Spotify O-EAST

平日に記事をまとめるのがなかなか難しくそのうち忘れてしまうんだけどいつも書きたい気持ちはあります

すぐ書けなくて悲しい

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有給取るの忘れてしまって開演間に合わず

アルルカンが一秒も見れませんでしたがキズは最初から見られました

なので今回はキズのレポのみです そしてかなり記憶が遠のいている(1週間以上経過)

 

8/25(THU)

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九命は梅田も行く予定でいたんですが

ザアザアのツアーが発表されたので他盤での遠征はしばらくセーブしようと

というかビュートリの様子を見ていて行かなくていいかなぁと思ったのが本音なんですけど

結局渋谷のキズだけ見ましたが有給取って最初から見るべきだったしなんなら名阪も行けば良かったと思う良いライブだったと思います

EASTのあんな混雑はコロナ禍入ってから初めて

アルルカンもキズも男性率が高いので私の身長でも全然見えなくてw

人と人の隙間から誰かひとり見るなら誰にする? みたいな感じだったんでステージはあんまり見えてないです

あんまり見えてないんですが会場の空気感と大きくなる拍手でメンバーが全員揃ったことがわかりました

 

人と人の隙間から赤いド派手な衣装がチラチラ

早速ストロベリー・ブルーのメロウなイントロが聴こえ始めました

EASTで聴くとドラムの脚のパワーが凄いなとw改めて

知らん間にきょのちゃんのTwitterに漢字が使われるようになっていて読みやすくなりました(笑)

久しぶりだったのでそう思うのかもしれないけど

”きょのちゃん”とかって書くことに違和感を覚えるぼど風格も音も振動も たくましく進化したように感じます

最初の高音に差し掛かるところの来夢さんの声に懐かしさを覚えつつ

間奏部分で来夢さんが自ら入れるヒップホップノリの合いの手(jump!!jump!!みたいなやつw)に乗せて満員の客席が右手を掲げる 

ブレイズヘアのお客さんも増えてV系の枠を大きく超えた斬新な会場の雰囲気

 

地獄のイントロを聴くと今も心臓が疼くような感覚があるけれど

ビュートリではそれも思わなかったから 今日はステージ側のテンションが違うのだろうな

赤黒い照明に包まれ拳を上げるフロアが華やか

人と人の隙間から1人見るなら来夢さんを選んだんでセンター観てたんだけど reikiさんとユエさんがちょいちょいフェードインしてくる

reikiさんは相変わらずだけどユエさんてあんなに動いてたっけな?

そのまま勢いを加速させおしまいまで終わるときょのちゃんがすくっと立ち上がりステージ前方に出てきたのでどこぞの亞んちゃんかとw

来夢さんの肩を押さえて耳元で何か言ってすぐ戻っていきました 何を言ったのかわからないけど来夢さんが笑顔になってた

銃声が終わると照明が落とされ 聴き慣れないような しかし懐かしいようなギターがぽろぽろ

でも黒い雨ではない なんだろう?

ラブソング !

終わった恋が残していった感情の そっち側を歌にしてラブソングとタイトルつける捻くれ方がキズらしくて

でも最後には受け入れて 底の底へ抑圧している愛情をCメロに乗せる構成がいかにも来夢さんで大好きな曲だったな 

照明が切り替わる瞬間じんわりと身体があったまるような

いつもなんとも言えない切なさを覚えます

すんごい久しぶりに聴いたんですけど一瞬でキズばっかり見ていたあの頃の自分が戻ってきてしまった(笑)

 

ピアスにフードは圧倒的にライブの方がかっこよかった

そもそもキズはタイプじゃない曲(でも耳には残るw)の方が多いんだけれど

全てにおいて音源よりライブのほうがクオリティーが高いので徐々に好きになっていって最終的に聴いてないと生きてけない依存レベルにされてしまう

そんな感覚も懐かしいです

 

こんなところにへのへのもへじが挟まるとは思ってもおらず油断していました

予期せぬアンコールが起きた時の救世主的楽曲だと思ってた

バスドラを踏まないパートできょのちゃんを見ると立ち上がって踊っていてw楽しそう

相変わらず動きが可愛いけどバスドラ踏み込んだ瞬間のパワーは床から突き上げられ目が覚めるような力強さ

へのへのの途中から寝ていたかもしれないけど来夢さんが見えないと思えばお立ち台前の床に寝てた

その後きょのちゃんが後ろからやって来て 寝る

横にいたユエさんも床に?寝る?ユエさん??? ちょっと見ぬ間にずいぶんと心を開いてくれるようになったのね 笑

きょのちゃんとユエさんは頭をくっつけるようにして仰向けに寝ていて

reikiさんは多分座ってたかな みんなで家でゲームしてたら眠くなっちゃった夏休み🌤

来夢さんは床に寝たままお立ち台の上の方を左手で弄りながら右手のマイクで喋り始めました 緩いw

 

アルルカンと一緒に 仲良くやろうよなんて雰囲気だったんだけど

ゆるりと身体を起こしてお立ち台(多分ソファーベッド)に腰掛けた

 

結構バチバチ

でもどうしてもアルルカンを敵にできなくてさ

家族なんだよ

同じ時代に産まれて 同じような環境で育ってさ

時々うんうんと頷きながら 大切な仲間に親友の話をするみたいに

・・ほんと 家族なんだよ

 

ここまで話して ようやく立ち上がると

ダメ人間! 煽れば煽るほど乗ってくれる お前ら大好きだ!

豚共! 何も言わなくても最高だ

 

広くて長いお立ち台の前を行ったり来たり 客席を見渡した後上手側に移動して来夢さん 頭を低くすると

お父さんのバイクに乗せてもらう小学生みたいな感じでスタッフさんに日章旗柄のヘルメットを被せてもらってましたw 

これがリトルガールは病んでいるだったんですね

一回で覚えられる曲ではなく 一回で何か語れる曲でもありませんでした(笑)

ただあの頃聴いていたあの声を久々に聴いたと思った

 

おっきいのは好きか?! デッカイのは好きか?! なんのはなs

Mr.BIG MONSTER

このイントロのこれでもかと言うほどライブ映えするリズム 

拳を上げずには 頭を振らずにはいられませんw

七錠 消滅ツアーを思い出す会場の熱量

相変わらずこの世のものとは思えない美しい身体バランスのユエさんなんだけれど

七錠や消滅の頃着ていた鎧を一枚脱いだ軽さがありました

元々ガチガチに外壁を固めているという印象はなかったけど

今思えばステージで見せる自分というのをある程度限定して立っていたのかなと思います

良い意味でメンバーが砕けていて こちらもリラックスして楽しめました

 

アコギを持った来夢さん

暁ー!出てこい!暁!出た!笑 

親友出てこい!

 

下手側から暁さん スタスタとステージに現れるとユエさんに笑いかけ

ドラムセットにいるきょのちゃんの所へ行って拳を突き合わせ

来夢さん reikiさんとはハグを交わし

なんかもうそれ見ただけでアルルカンとキズの関係性が掴めるくらい愛に溢れた時間でした まだ曲始まってないのに笑

平成YOUTUBEの一撃でも来夢さんが見たこともない来夢さんになっていて(笑)

それをツイートした記憶があるんですが

リアル一撃 びじゅ祭の時より更に深まった絆がこれでもかというほど伝わる

観ているこちらまで照れてしまうような熱いツインボーカル 

煽りパートで来夢さん 再びお立ち台に寝ころがり天に向けて宣言するかのように

 

暁ー!

大好きだー!

愛してるぞー!

 

愛の告白を聞かされました(笑)

 

暁 : なんて答えたらいいんだ!

 

 

寂しくなったらいつでも誘ってくれ

またやろうな   やる!

今度はもっとでっかいとこでやろう!

暁 (客席に向けて)来るよなぁ?

 

ほんっとに大好きなんだね(笑) あっつい あっつーい

 

2人だけじゃなく メンバー全員がセンターに集まって

愛とか友情だとかに裏切られ疑心暗鬼になり毛嫌いしていた男たちが本当の愛と情を知ってしまった平成

以前聞いてた平成から様々な虚勢が取っ払われていましたw

 

暁さんが大きく手を振って帰っていくと

お立ち台の上にサーキュレーター乗っけて涼む来夢さん(家)

 

最近すごい褒められるんですよ

どこいっても褒められて

だけど褒められるのとかあんま慣れてなくて どう反応していいかわからなくてさ

ぁぁいや…そんなことないっす…って…

なんか 言っちゃうんだよね・・・

 

再びアコギのストラップを体にくぐらせ

 

そんな僕が死のうとした歌

最後に歌いたいと思います

 

最後に一番感情揺さぶってくるやつきた

十九はライブで聴く度一番変化を感じる曲

バンドの姿を見守り続け 都度それを表現し続けている曲だなと感じます

最初に見たZeppでは 過去に対する諦めを受け容れる感じがしたけど

その後規模の変化に伴って今までのキズを認め包み込むような曲になったと思うようになりました

そして九命で最後に演奏された十九は

今ここ この瞬間のキズをダイレクトに表現していたなと感じたんだけど

バンドも一人の人間のように 人格や人生がありますよね

明日を捨てて我武者羅に突き進み 認められて反発して

被っていた鎧が剥がされところどころ剥き出しになると

実は全身傷だらけだったことがわかった

それでも続けるのなら 傷を キズを見られる覚悟が必要なんだけど

それがこの東名阪で固まったのかな

本当の意味で強くなったように見えた十九でした

 

一本しか観れてないししかもキズしか見てないんで憶測でしかないけど

このツアーのアルルカンとキズから夏休みの小学生みたいな純粋さを感じて

一人じゃ行けないけど大好きな親友と一緒なら行ける遠くの山に冒険しに行って

宝物見つけて 秘密基地に隠して

2人(2バンド)しか知らないその秘密基地に連れてかれて観たイベントだった

みたいな感覚です(どんな例えw)

 

私が健全な若者ではなかったからかもしれないけど(笑)

男の人にしか作れない関係性なんじゃないかなと思って

バンド見ていてよく思うんだけど

解散を目前にしたバンドのラストツアーとかTwitter追ってると修学旅行みたいっていうかさ

計算して マウントして 映え優先 というよりも

混じり気の無い楽しさが伝わることが多い気がする

こんな純粋な関係性 女同士だと無理なんじゃないかなぁ どうなんだろ

 

心底大好きな戦友と一緒にツアー回って

だからこそ自分を見せることができて

一皮むけた感あるイベントだったんじゃないかと思います

少なくともビュートリで観たキズではなかった

 

ということで好きなタイプの曲じゃないから聴かないなと思っていた「リトルガールは病んでいる」を聴きこんでいるところ(結局)


www.youtube.com

 

曲か歌詞か歌声に引き戻されるを繰り返していて私バカかなと

反戦系の運動も好きじゃないんだけど最後のウォ~ウォウォ~の声に手を引かれた感じはありますw

キズは個人的解釈で歌詞を読み解くのが面白いので曲について何か書くとすればかなり長くなりますし記事にできないかもしれませんけど

最近時間が取れず更新を怠っておりますがこれを聴いて歌詞を読んで色々と思ってはいます(笑)

文字にできる余裕ができたらまたお付き合いくださいね

 

本命のワンマンツアーに金も時間もかかるんで「そらのないひと」は行かないつもりなんですが

記事が上がっていたらお察しください

 

お察しください

 

See you next gig.

 

 

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