SOLITUDE-klang

ヴィジュアル系オタクの冷酷で情熱的なライブレポ

ザアザア主催イベント はじめまして、ザアザアです。/そこに鳴る @高田馬場CLUB PHASE

高田馬場に行くことが極端に減ってしまってあれから見ていなかったので

俺たちの聖地跡地も確認してきた

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私に財力があったならAREAもっかい作るのに(小学生の発想)

 

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AREAがない今馬場に行くとしたら目的地はここのみ

PHASEは酒が充実していて四角くて見やすい

いつ行ってもスタッフさんの感じも良くて好きな箱です

コインロッカー少しだけありますがこの2日間はクロークもあったみたい

※ペットボトルもあります

 

6/3(SAT)

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YouTubeでXのカバーを観てなんなんやこの人達と思って(笑)

いつか生を見てみたかった  そこに鳴る

まさかこんな機会があるとは思わずめちゃめちゃ楽しみにしていた対バンでした

動画でも充分凄さは伝わってきたけど生だとそれを上回る演奏 音圧でずーっと目が離せないからドライアイになったよ

今まで観てきた全てのバンドの中で明らか一番演奏力高いしいくら見ても何やってるのか全然わかりませんでしたw

 

バックリとした雰囲気は凛として時雨をマニアックにしたような感じだけど曲は聴きやすくちょっとヴィジュアル系寄りな気もします

よく聴いてる界隈に慣れてたら一度聴いただけだとどこがサビかわかりずらいんだけど

複雑難解な曲ばかりな割に耳慣れたコード進行も挟まれてて退屈しないしイントロやサビは覚えにくくはないです

 

そこに鳴る

sokoninaru.com

 

バンド名の入ったSEに乗せてステージへ揃う3人

スリーピースというだけでも新鮮ですけど

センターにボーカルがいるわけではなく後ろのドラムを中心にして両サイドから演奏と歌声が聴こえる配置 (全員がメインということが言いたい)

ドラムセットは大袈裟なものでなくバスドラ1個でタムとシンバルが多めかなという程度のセットだったけど多分あれでも必要最低限なんだろうな

ベースの女性がとんでもねぇと思っていたのでまずは下手に視線が奪われます

4弦なのが意外でしたがバンドサウンドの中でこんなにはっきりギター同レベルで耳に入ってくるベース聴いたことない(笑)ベースの概念ぶち壊される

1曲目 は 割と乗り慣れたリズムのLess Than Zero

早々弦楽器2人の高速タッピング  

ボーカルが乗ると声が良い 女性の声とハモる透明感もなかなか新鮮で重なる和音もヴィジュアル系ではあまり聴かない音階の組み合わせ

ついつい拳を振り上げたくなるようなリズムでもフロアは音の激しさほどの動きはなくサビの部分で右手を掲げる程度でした

うっかり暴れそうになる(笑)

 

暁を担う キャッチーなギターのリフとサビなんだけどドレミの音階で言う「ラ」と「ミ(上)」が合わさる耳心地とリズムの切り方が普段聴く音じゃないので私の中ではこれがそこに鳴るサウンドです

逐一表現が素人ですみませんがピアノの白鍵で4つ横の音との和音てV系で使うとマニア向けに分類される曲が多いんじゃないかな

ステージを見なければタッパのある男性が腰を低くして弾いているとしか思えないゴリゴリのピッキングだけど男性的な音かと言えばそうゆうわけでもない

ステージで鳴らしているのはどう見ても細身の女性なんだけど芯が太く細やかなテクニックでそのギャップ含めて視覚的にもかなり見応えがあります

 

絶対的三分間 ちょっとなになになに今何したの?w 思わず笑いが出るような高度な技を当たり前のように数秒で終えて今度は別のパートが笑いしか出ないような技を←ずっとこの繰り返し

音源でもツインペダル踏む音すごいけど生もっと凄かった(語彙ない)凄かった

最後のドラムの圧は10人ぐらいで叩いてるかな?と思うのにうるさくないのが不思議

 

藤原:大阪から来ました そこに鳴るです

フロアの天井を見ながら発する最初の一言は初々しささえ覚える普通の女の子  可愛いな

今日は ”はじめまして、ザアザアです” ということで

呼んで頂きましてありがとうございます

さっき 楽屋で ご挨拶させて頂いたんですけど

すごい…背ぇ高かったなぁ? 鈴木:高かったね

195cmくらい 

斉藤:多分俺らとは25cmくらい違ったよね

うちも割と背高い方なんですけど

すごい ずっと見上げながら話してたよねw

 

巨人扱いw

NoGoD→ヴァージュ→キズと見てきて混雑してるとボーカルが見えなくて困りましたが確かにザアザアは見えないということはないです(笑)

 

ずっと体の一部かのようにそこにフィットしていたギターを置いてスタンドからマイクを外し

センターへ出る鈴木さん

鈴木さん

諦念(だと思う) サウンド全体を支える力強い柱でありながらどこか繊細なベースがかっこいいなぁと思う曲でした

素人的には打ち込み音源使ってると思ったのこの曲だけだったんですけどw

どの曲も全パートそれぞれ1人で演奏しているとは思えない音の厚み 

生音に生音重ねてるわけではないよね…?(混乱)演奏しながら録ってループさせてその上に乗せてるの?そんなことできるの??(^ω^≡^ω^)←

ギターあまりにも重厚(なんとお名前も重厚さん)

ドラムも

私の認識だとドラムってリズムを刻む打楽器なんだけどここは

メトロノームの役割をするドラムと他の楽器同様メロディーを奏でるドラムがあってそれを1人で同時にこなしているように聴こえる 

聴こえてくる音に対して普通に手足足りなくない?w

・・・ここのドラムにRides In Revellionの志雄さんが入ってたことあったと思うけどあの人これが叩けるってこと…?

やば  笑

 

音は確かに厚く重なっていてそれが全部生音に聴こえるんだけどどうやってるのかわからない

しかも高速でタッピングしながらメインの旋律歌ってたりするから恐ろしい

サイジェラのソロ弾きながらボーカルも歌うみたいなもんだよ  生演奏で1人Xできるわ  超人か

 

今日は 初めてヴィジュアル系のバンドさんと対バンてことで

楽しみだったけど どうなるんだろうって

不安…じゃないけど…どんな風になるんだろって 思ってたんですけど

すごい みんな真剣に聴いてくれてて 嬉しいです(ニコ)かわいい

 

ひとつ告知させてください

私今月誕生日なんですけど…

…今月誕生日なんですけど…

"藤原はセンター"っていう あの  別に野球がどうとかじゃなくて…  わかるやろ・・

そのイベントで初めて 学割を導入してみました

学生さん2000円で入れますので

えー…  その2000円を 安いと思うか 高いと思うか それぞれだと思いますが…

全然関係ないんですけど 今物販でタオル…2000円で… 全然関係ないんですけどね^^^

 

全然関係ないけど2000円のタオルこれかな

そこに鳴る 7 ultimate materialsタオル - KOGA RECORDS WEB SHOP

 

掌で踊る

これが一番メジャーなんじゃなかろうか

びっくりするほどかっこよかったこれ

びっくりするほんと 一旦ちょっとこれ見て


www.youtube.com

生もっとすごいから イントロから迫力ヤバかった

音源のクオリティーを大幅に超越した演奏力に圧倒されすぎてマスクの下でずっとポカーンてリアルに開いた口が塞がらないですよ

鈴木さん斉藤さん藤原さんで構成されているとは思えないっていう苗字に対する偏見w

なんかもうどんな家庭でお育ちで?

お父さん何してる人?サラリーマンじゃないだろ(^^)3歳からピアノやってたかな?(^^)←ライブ中にこれ思ってた笑

 

brilliant city 
これだけ他の曲とちょっと違う印象

実際に演奏したら鬼ムズだと思うけど今日聴いた中では単純な構成のほうかもしれない(笑)

聴きやすくて良い曲でした


ラストLament momentの前に

今日 僕達を見る目的じゃない人も たくさんいると思うけど

普通のブッキングとは また違った思いがあると思うんで

はじめましてにも関わらず 呼んでいただけて 

本当に嬉しいです

これからも楽曲を研ぎ澄ませて行くことにしか

興味が無いと 言ったら

語弊がありすぎるけど…

今日は最後まで楽しんでってください

ありがとうございました

 

そうでしょうねと思いますよ

音楽のオタクを極めた更にその向こう側にいないとこんな曲も演奏もできない

是非その姿勢を貫いて頂きたいです

出番終わって満足感がすごい 本当に見れて嬉しかった  

 

【Setlist】

Less Than Zero
最低
暁を担う
業に燃ゆ
絶対的三分間
re:program
雨に消えて
avoided absence
諦念

掌で踊る
UTSUNOMIYA
brilliant city
Lament moment

 

Lament momentは最後 曲の途中でピタッと切れるような終わり方をして数拍空けてからありがとうございましたとそれぞれの楽器を置いて去って行きました

斉藤さん(斉藤さんていうと違う斉藤さんチラつくけど)は最後ドラムセットからマイク?を抜き取り持って帰ってた

 

 

BGMが雨音へ

サウンドチェックでは幕の向こうから今日もPOISONが聴こえてくるw

 

ザアザア

xaa-xaa.com

下手側から黒い幕が開くと亞んちゃんが腕を上げて登場

今日も強気な麺コがフロアを飛び交います

楽器隊3人揃って即怒声 ヴィジュアル系が一番かっこいいってこと 見せつけてやるぜおい!

ここで! ここで鳴らすんだよ!(叫ぶ叫ぶ)

掌返してやるよ!

散々叫び散らして後ろを振り返る2 そのまま楽器隊3人でイライラする雨のイントロ …!

ボーカルが入る直前に一葵さんが現れるあのMVみたいな始まり方がかっこよくてドキドキしました

それは受けた戦に体当たりで向かってく戦士のような勇ましさ

冒頭から完成された一体感の中振り上げる拳に一層力を込めて

一瞬一瞬の体感を噛みしめる 私はこれが好きなんだ

 

毒チョコ五月病  通常の対バンライブのような空気に一転

どんなジャンルで何をしている人の後でもまるで最初からいつものV系イベントだったかのように一瞬にして会場をヴィジュアル系一色に染めてしまう4人

五月蠅い季節に僕は病む のイントロの音が更に熱量を上げていきます

人外なテクニックのwすごい演奏を堪能した後は大好きな音に乗って体を動かす

ラポール”なんて心理用語があるけれど 共有する場でみんなが同じ動きをする 

まさにこれが一体感を作っていて安心できる空間を作る一つの要素だったりするんだよね

 

"はじめまして、ザアザアです"ってことで

はじめましてのバンドさんと 一緒に 共演させてもらってるんですけど

この前も メンズアイドルさんと やらせてもらって

今回 ロックバンドさん  でも  どこから声を掛ければいいかわかんなくて

僕らが好きな バンドさんに 声掛けてみたら 快くOKして下さって

本当に ありがとうございます

(客席に向けて)かっこよかったよねぇ! さっき後ろで見てましたよ

 

ヴィジュアル系のライブ初めて見たって人いる?

うるさいでしょ?

演奏の前に叫ぶのかよみたいな

ヴィジュアル系ってやっぱ  メイクが

特徴的ですよね

違う自分になりたいっていう 

みんなもそうゆう 変身願望 ありますよね?

整形したいとか

整形したい?

自分の顔に満足してるって人います?

(いない)

 

正解です

 

整形しましょ そうしましょ

 

いつもの2人のテンションで「そうしましょ(怒)(怒)」って言うのが良いよねw

最初の整形連呼の後に音源にないデスボ入れ込んでくるんだけどここが本当に何度聴いてもいちいち惚れてまう(笑)

整形終わりに食い込むようにして皮膚を切り裂く鋭利な音 カミソリ

お立ち台にひょいと登りギターを掻きむしる春芽さんに向けて思わず咲きジャンプをかましてしまうかっこよさ 

後ろから捲し立てるようなドラムが追い掛けてくるとフロアはヘドバンの海へ

この衣装になってから生死が関わる曲を演奏されるとなかなかリアルでドラマがあり

今までと違った印象を覚えます

この曲は生死の手前の曲ではあるけれど

主人公を悼むかのように奏でられるギターソロや

”赤く染まってゆく部屋”というフレーズひとつ取っても重さが違うと感じるので

新譜が初披露される日が今から楽しみでもあり 恐ろしくあり

衣装とメイクで既存曲までもが変化する

これこそがヴィジュアル系

 

ところでこの後の排水口 

短調な音を鳴らす楽器隊が這いつくばる一葵さんの周囲を飛ひ跳ねるように動き回っていたんだけど その様子が

腐敗したそれの周りを不規則に飛び回る虫みたいで気持ち悪くて最高にかっこよかった

今まで聴いた中で最も引き込まれた排水口でした

 

BGMが流れると お立ち台から上半身を折り畳むようにして項垂れていた一葵さんが立ち上がり 後ろを向いて 

本を持って戻ってくる

朗読

”あなたにとっては 大したことじゃなくても

それは命に関わること ”

本をパタンと閉じながら 人殺し

と 穏やかな表情でタイトルコール

人殺し~

あのイントロを聴くとまた 何かの鍵がふわっと外されるような気がして

リズムに乗せて拳を上げた後はベースの柔らかい低音に包まれる

幼い頃からいつも独りで抱えてしまう 癖を

理解ってくれて 隣を歩いてくれるのは

やっぱりこの人達の音楽で

ヴィジュアル系の世界なんだよね

なんてことを 改めて考えたりしました

 

こんないいこと考えたりしてたのに

曲間の今まで拍手してたところでちょっとでも静かだとあれ?声出していいんだよねぇ?????声出して

声出して

声出して

って何度も煽られ続ける(笑)

いい曲だったからって油断したらいけない

 

ジャケットの左袖から腕を抜きながら一葵さん

初めての人達の前でこんなこと言うの恥ずかしんだけど//♪♡

 

セックスの歌歌いまーーーすタンクトップ(死体衣装初二の腕)

めちゃ細くなってて月夜見の時の二の腕と違う(泣)w半年であんなに絞れるのすごい

サビに差し掛かるとそこに鳴る動員と思われる皆さんも一緒に左右に移動してくれていて

その光景がとても暖かく微笑ましかったです

 

私のささやかな統計だとバンドが大きくなってくると共に演者と同性の動員さんが増えて来る印象なんだけど

男性が見てもかっこいいバンドだと思うのでこれを機に是非ザアザアにも来て頂きたいですね

 

ラストー!の「ラ」が巻き舌だったのはこの日だったか翌日だったか(細かいくせに覚えてないw)

タンクトップ一葵のままいつもの楽しくて激しいどす黒いで異例のイベント1日目終了

(あのタンク無地の黒じゃなくてクロシェレースだったのね!)

 

【Setlist】

イライラする雨
毒チョコ
五月病
五月蝿い季節に僕は病む

整形
カミソリ
排水口

(朗読)
人殺し

交尾をしてよ
どす黒い

 

絶対に何か書き忘れている(笑)

思い出したら追記していきます

 

そこに鳴るは音楽オタクじゃないと理解に時間を要しそうな気がするので前回のVS.メン地下と客層が真逆な印象でしたが

そこに鳴るサイドのお客さんからすればヴィジュアル系が 私達にとってのメン地下みたいなイメージなのかなと思いました

なのであちら側の動員さんを集めるのにまだ少しの偏見を感じるけど

こうゆうことするバンドが(笑)どんどん道を切り開いていくのだろうと思います

その先陣を切る姿勢がかっこよくて見れば見るほど離れられなくなっちゃうね(財布から金を出しながら)

 

私個人の感想だと そこに鳴るとザアザアはバンド同士の相性が良さそうな感触だったので一度と言わず二度三度 また一緒のイベントで観たいと思ってます

翌日のバンドもかっこよかったのでツーマンと言わずあらゆるジャンルで異種混合した大きなイベントで見れたら楽しそう

今後に期待です

 

CIVILIAN対バンはそこに鳴るとはまた違った魅力があってそれも書いておきたいのですが零夜集会が迫ってますので週末になるかな

しばしお待ちください

 

See you next gig.

 

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