SOLITUDE-klang

ヴィジュアル系オタクの冷酷で情熱的なライブレポ

12ヶ月連続コンセプトワンマンライブ「東京十ニ心中」【一月心中】-「うそつき」-コワイクライ-どしゃ降りの彼女-@渋谷チェルシーホテル

こまめに過労マウント取ってるのでコメントで心配して頂けるんですが(笑)かなり疲れてますけど元気です

人間て残業や過労そのものが辛いのではなくて

自分だけが頑張っているのに評価が見合わない時に不満を感じると思うので

組織においてはチームワークを乱す人がいるかどうかが重要だと思ってます

その点では満足しているので心身共元気なんですがとにかく自由な時間が無いw

優しいお言葉ありがとうございます

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大したことは書いてませんがサークル機能がなくなっちゃったんで仕方なくスレッズに鍵かけてポストします  ほんと気が合わないけどスレッズ

中毒者さんは今までサークルにいらした方のみ承認させて頂いてますがお名前変わったりされて?どなたかわからない方は承認保留してますので DMなどでXの垢教えて頂けますと嬉しいです(すごい慎重w)

バンギャさんはザアザアに必死なおばを見ても嫌いにならないという方だけ申請ください

 

1/8(MON)

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ソールドに体力奪われるお年頃

今日は前の方にいたけど前詰めて〜をスタッフさんが前に来て言ってくれた方が良いかもしれない ell.みたいに(スタッフさんが最前柵入って詰めてくれって叫んでくれたり後方で入れない人を空いてる位置にスタさんが連れてってくれるのでスムーズに開場終わる)詰めたくても前に聞こえてないとないと進めないしジャンプの度後ろに下がってくるしこのキャパのソールド後ろ全然楽しめないのよく知ってるからw他人事じゃない

あと11回小箱でやるなら深刻な問題

 

少し押して暗転  白地に黒インクが飛散した生地のスーツは初ワンマン「感覚セカイ」の衣装だと思う  これを亞んちゃんが着ているというのがなんともグッときます

過去衣装着るのだろうと思ってはいたものの実際目の前にするとそれだけで文字にできない様々な感情が募るものですね

 

SEなしで幕が開くと早々朗読のBGM

静かに俯いている楽器隊と 本を片手に静かに話す一葵さん

"全部 壊れてしまった" 聞いたことない内容だけど見慣れていて聞き慣れているあのトーン あの空気感の朗読です

ザアザアを対バンで初めて見た時には既にこの朗読があったと思うけど

このスタイルも9年貫いてきたのかな なんて思いながら タイトルコールと共に始まったのは冷たい

…天才的なイントロとサビじゃない…?なにこの名曲

耳慣れないベースの音階とコーラスのこんな和音 この1曲で心臓掴まれたかと思った  

準備はいいか中毒者といつものように一葵さんが煽るとコワイクラ

発売当時にたまたま対バンで見て知ってたんだけど 沼に落ちてすぐ「雨の日」のDVD買って観たら音源とクオリティーが全然違くてびっくりした 声にしっかりした芯があってかなりの声量なのにアンコールの最後の曲まで声変わらないのすごいなぁって 通い始めの頃思ってたな

って

自分が初めてその曲を聴いた時のことを一緒に振り返りながら観てました

君の心臓を食べてしまいたい

茶髪になった零夜さん(すごく良い)が女体を愛でるが如くベースを抱き締めネックに唇を近付ける

何かを食べる表現の時伏し目がちになり口元に手を運ぶ様子がいつも上品で妖艶で母さんちょっと目が離せません

 

以前から漠然とこの曲なんかすごいオーラ持ってるなと思っていた独奏オーケストラ 色んな意味で名曲すぎてやばい 

数日経過した今もまだ引きずってるくらいやばい

先日BLAZEのイベントでこの曲の真意を一葵さんが少し話してくれたのを覚えているけど  

想いが乗ったサビの旋律もストリングスが入ったクラシカルな創りも

"孤独に飲み込まれてく"という表現も 

だからこのバンドに惹かれたんだと納得するしかなくて

多くの人に囲まれていても 傍にいる誰かと一緒に笑っている時も

いつもいつも孤独を感じてきた 共通項のようなものが見えてきた

Cメロから最後のサビに入る前のギターのリフに "思い出そうぜ 10年前を"って叫ぶ春芽さんの声が重なって 最後はギターの細い音とボーカルだけが取り残される

でも ここに居る間だけはこの特別な寂しさを みんなで共有することができるんだよね

そのままワタシ=エトセトラの前歌とギター

雑音ツアーのどこかで初めて聴いた

レトロな歌謡曲みたいな雰囲気が漂うのはピアノ以外全て生音に聴こえるからなのかな 誤魔化せない創り

ベース→ギターソロが昭和の不幸な女感満載で代弁してくれて本当にありがとうございますw

知らない時代の曲を連続して聴いているとどうしてもリアルタイムで追い掛けていたかったと思っちゃうけど

当時の4人の記憶が目の前の今にオーバーラップするような錯覚に陥ってパラレルワールドにいるみたいだった

先代が叩いていたリズムを逞しく刻む亞んちゃんの真剣な表情も印象的でした

 

2度目の朗読はせめてもの世界

さっきは不幸な女だった一葵さん 今度は無垢な少年みたい

"死んだら人は なんにもなくなる"という内容の朗読を聞くと

今のこの現実こそ夢であって 自分が死を迎えたら家族も恋人も見えていた世界全てが無(空)くなる

っていう仏教の諸説が脳裏を過ぎります

それを信じる方が楽なはずなんだけど 心も消えていくのが嫌だっていう想いもあるんだなぁっていつも考える

嬉しいことだけじゃなくて むしろネガティブな感情こそを大事にしているから書ける詞なんだろなと思ったり

続いて春芽さんが弾くイントロx眠れ...(囁)の掛け合い

全員眠れ→フロアスヤァ(座) ^いい子ちゃんだねぇ^(囁)ってサイコパスな笑顔でこちらを見渡した後スっと下手を見るとお前も眠れ

少しゆらゆら身体を揺らしてからバタンって倒れるの 零夜さん倒れ方上手すぎるけど普段から催眠かけられてるかな?

今度はこちらを向いたまま後ろを指差しお前も眠れ

椅子から立ち上がってw両手をクロス 頭を傾け亞んちゃんスヤァ..(かっ  かっ         か  わ  い  い

お前は...春芽さん見ながら

お前はそのままギター弾いてろ..(演奏大事)

コロナ禍のびじゅ祭で見た子守唄 前振りのパフォーマンスと曲の終わり方からザアザアに入ってったので私の中では思い入れが深い あの時も零夜さん倒れ方熟れてたな(笑)

めちゃくちゃ変わり者で日常会話さえ成り立たなそうなイメージだったボーカルの人がw客弄りをするのが意外だったのとサビかっこいいなって思ったあの灼熱の秋が昨日のことのように思い出されました

覚えてますか?っていう 静かな問いかけは

同じ景色を見てきた中毒者達へ向けて言っているようでもあり

ずっと苦楽を共にしているメンバーへ向けて言っているようにも思えた  夕焼けはいつも

一緒に走ってきた轍を また一緒に懐かしむことができて

暖かい気持ちになるよね

叫ぶように地声を張る最後のサビが一葵さんらしくて好きだよ

 

いつの間にか手元に拡声器 本編ラストは感電 何度か書いてるけどかなり前にAREAの対バンで見た時お客さんが左右に走らされてた(歩かされてた?)のを覚えてて 今思えばあれは多分感電だった

今日は人多すぎで走れんでしたが

あの時のあのバンドにまさかこんな必死に通うことになるなんて

 

〜アンコール〜

いつから掛かってたかわかんないけど零夜さんのマイクスタンドに細っこい布が掛かってる(ネクタイだった)気付いたら大きく襟元開けてこっち見下ろしてた(エr

徐にステージへ揃うとMCなしで一葵さんがお立ち台に正座

チャイムが鳴ったので授業を始めまーす

まだまだいけるよね?に呼応するフロアの声つよい 教えて先生はいつも通り楽しかったんだけどこの次の曲のインパクトが強くて

2014年12月3日 ザアザア初ワンマン 感覚セカイで配布された曲名も無き空へ

ほとんど装飾されていないこの生音感に生々しい攻撃力を感じるけど

きっと知名度が低かった当時とは全然違う演奏だったんだろうなと思うと

まったく魅力に気付いていなかった10年前の自分を呪ってしまうな

その時熱いバンドを流動的に追い続けるバンギャ活動が楽しかったし ひとつのパターンの人生しか経験できないんだから仕方ないんだけど

ひとつのバンドをずっとずっと追い掛けるのってすごく特別な体験だと思う 

"誰かの中で生きられるように"

彼らはあの頃の願いを叶えた ”君には無理”なんかじゃなかったよね

 

柔らかな静けさに包まれた会場に 感情を乗せて響く一葵さんの前歌 

アンコールの一番最後 一月心中締め括りは

「うそつき」

通い出した当初はこの曲全然タイプじゃなかったんだけど生演奏聴いたら歌が上手すぎた

この人の表現力に感情が全部攫われると危機を感じたのが昨日のことのよう 全てにおいて音源よりクオリティーが高い

今日はステージ側がこの曲に入れ込む尋常じゃない熱量を感じて涙出そうになった

今日から

今日から毎月毎月 振り返りながら

10周年に向けて ザアザア大きくなっていきたいと思います

最後に

今日はありがとうございましたと一葵さんが叫ぶと

零夜さんもベースを鳴らしながら何度も何度も頷くようにしてロアの一人一人を見ていたのが印象的でした

 

【Setlist】

(朗読)

冷たい
コワイクラ
君の心臓を食べてしまいたい
独奏オーケストラ
ワタシ=エトセトラ
どしゃ降りの彼女
大雨警報発令

(朗読)
せめてもの世界
花占い
子守唄
夕焼け
感電、けがのおそれがあります。

~en~
教えて先生
名も無き空へ
蜘蛛の糸(左寄せ)
「うそつき」

 

幕が閉じても鳴り止まないアンコールに同志達

の深い愛を感じた

10周年の夜に向けてカウントアップしていくこの流れ天才的  いつから構想してたんだろ

全箇所ソールドできたらめちゃくちゃ盛り上がるじゃん

バンド側や昔から通ってた動員さんからしたら色々思い出すだろうね これすごい企画だよ

私は失敗作デビューなので失敗作の日絶対に行かなきゃいけない笑

あと人間界からの手紙の日とのろいうたと〜...

全部   …全部行くしかないけどチケットとれるかな..w

 

いっぱい色んなバンドを見ていても

それぞれのタイミングで出会うわけだけど

悔しいよほんと ガングロ時代のことなら諦めつくけどバンギャになってたのになんで8年も魅力に気付かなかったんだろって何回も思っちゃった

でも そう思えるバンドのライブをこれだけ観られる今が幸せだなとも

 

この後春芽さんのBDツーマンがあって

昨日はAshmaze.のワンマンに行って来たんだけど

今日中に書けたらアップしますね

 

それにしても独奏オーケストラが良すぎた・・

 

See you next gig.

 

 

 

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