SOLITUDE-klang

ヴィジュアル系オタクの冷酷で情熱的なライブレポ

ZOC FOR PRAYER TOUR 2021 SUMMER FINAL@Zepp Haneda

初めてのZepp Hanedaで念願のプレイヤーデビュー

リモートの件で職場の上司と喧嘩中のため帰るって言えなくてw一時間遅刻

いつものようなレポにまとめられなかったので初見の感想を書かせて頂きます

 

9/9(THU)

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天空橋駅から直結

箱を目の前にしてウロウロしてたら入り口付近にいたスタッフの方に入り口こちらです(?)と言われ

5分ほど迷っただけで到着しました!(伝説レベルの方向音痴)

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Zepp Haneda 造りはダイバーに似ている気がします

全席指定 2階席まで満員なのに遅刻して申し訳ありませんでした

こんなに遅れたのにスタッフの方が親切に案内してくださって助かりました

今回初めてe+の電子チケットだったんですが

これだとチケットなくしたとか忘れたとかいうことがないので良いですね

 

客層が娘クラスばかりだと思っていたんですがFINALだったせいかそうでもなかったです笑

若い方に紛れておっさんおばちゃんもちらほら よかった

私が入場した時ちょうどソロコーナーが始まった辺りだったでしょうか

傘置いて荷物を下ろしてメガネ掛けてようやっとステージに目を向けた時には

にっちやんが曲の最後に「てかもうそれでいいや」と吐き捨てて去っていくところでした

一体何がもうそれでいいの(笑)

 

次の瞬間いつの間にかステージにいたのは巫まろちゃん

一度聴いたら耳から離れない まろまろまろ♪←この最後の音w

それ含めて音源通りの安定した歌唱力

彼女が加入して明らか全体のクオリティー上がったなぁと素人でもわかるくらい

声量とパワーを保ったままの高音でとにかく歌が上手い

性別を味方につけてしたたかに生き抜く彼女のキャラクターが実に巧妙に表現されていながら憎めない曲

1人歌い終わるといつの間にやら次のメンバーがステージにいる繋ぎ方

続いてはカレン様です

さやぴがいた時代のライブ映像だと靖子さんとカレンちゃん2人で(歌においてw)支えてる気がしたくらい最初から声出るし上手いなぁと思っていたんですけど

紅のクオリア サビの高音部分裏声が綺麗で力強くなっていて

相当訓練しているんだろうと

Bメロからサビに移る瞬間や後半に入ってくる台詞がサンホラ曲みたいでミュージカルライクな一面も

メジャーコードのイントロ Aメロで入ってサビがポールモーリアみたいな歌謡旋律になるなんてKAMIJOさんと一緒に歌ってほしいと思っちゃう

いい曲だなぁ

 

最初を見逃しているんでこれが初見だった鎮目のどかちゃんのソロ曲

Fake baby 小首を傾げながら両手のグーを顎元に当てて「赤ちゃんなのぉ❤︎」って可愛いんだけど曲全体通すと赤ちゃんな曲なわけでもなく

難しそうな音程移動をそつなくこなす15歳 音源通り(笑)

背が高くてスレンダー 芯の強さを感じる目力

顔の造り含めて可愛いにもかっこいいにもどちらでも振れられる器用さがすでにありますね

これからどうキャラを構築していくのか気になります

 

バンギャウケが良さそうな雅雀り子ちゃん

”りこつぶ”っていうくらいだからどんだけ小柄なんだろうかと思っていたけど

ステージだと小柄も何もダンスがすげぇでした ダンサーというより”舞踏家”の表現なんだろうと思うんだけど

これはちょっと圧倒されますよ

始動の頃ZOC実験室のMVを見つけ振り付けに感動して一体誰が振り付けしてるんだろうと調べたことがあったんで

前々からこの人すごい人だなと思ってたんですけど

長い黒髪と小さな身体が逆に躍動感を際立たせてかっこよかった

りこりこ☆くろまじゅつというこの曲はメタルのリズムだし(笑)アイドル曲なのに速弾きのギターソロあったなw FEST VAINQUEUR 辺りが演奏しててもおかしくない

こちらはメタルなイントロで始まってサビがアイドル

ぐるぐる臓物をかき混ぜる大きな振りが可愛いけどトラックはゴリゴリのメタルっていう

ソロ曲全部1人の人が創ってるとはとても思えない(笑)

 

今日は30分でもいいからこの人の生声を聴きにきたようなとこがあったんでものすごく楽しみにしてたんですけど

大森靖子 きもいかわ

ぜんっぜん初めて聴くしもちろん知らない曲だけど

ピンク髪の靖子さんが下手袖からゆっくりと現れ「ぼくを医者は救えない」これだけで内臓震える

旋律をはっきり歌わずに語るような歌い方の人って私苦手なんだけど

この人は憎悪も歓喜も混じり気なく歌声に乗せてくるから 頭で違うこと考えてても体に刺さるんだ 本当の純粋ってこうゆうことなんじゃないだろうか

歌ってなきゃ壊れてしまいそうな危うさも

目を覆いたくなるような憎悪をも曝け出しながら

「助けて」 って綺麗なピアノに乗せて言うから

ボロボロ泣いちゃうやつだなーこれ

野太い声も出るのに可愛らしい声を出すのは可愛く見せたいからじゃないと思うなぁ

うまく文字で表現できないんだけど

今まで女性ならベッド・インのライブに似た何かを感じて心が動かされた記事書いたことあるけれど

それともまたちょっと違うんだ

痛くて痛くて でも私の中にもあるそれが浄化されるような気もした

これはちょっと文章長くなりそうです(笑)

 

靖子ちゃんソロ終わったら両隣もボロボロに泣いてたから感覚間違ってないと思うわ(笑)

 

メンバー全員集結して①④才

これはヤバいよ これ聴きたかったんだよ

リリース当時自宅から駅まで歩いているときに音源で聴いてたら泣いてたやつだからw

”Haze お前はいらない子だって”と右腕をゆっくりと静かに上下する5人

その真ん中でり子ちゃんがひとり 全身使って内に潜む複雑で激しい感情を踊っていてそれがすごく美しかった

 

何度も繰り返す”許さない””謝って””返せ”

少女の頃の自分の本心を代弁するような響き

こんなことを思っているのは自分だけだ 

きっとこんなことを思う自分が悪いから

だからずっと蓋をしてきた

それを放置してきたからあの時の ”許さない””謝って””返せ” を他人へ 恋人へ

転嫁する

そして揉める(笑)

 

こんなに明るい旋律なのに何かが刺激されて痛苦しいCUTTING EDGE 

にっちやん 歌唱力上がった

かなのちゃんが好きだったから昔のZOCを観にいくべきだったと思ってたけど

これは今が全て正解だわ

バンギャなので普段アイドルを見ないから基準がわからないけど

歌もダンスも細かいフォーメーションもかなりクオリティー高いと思う

10曲しか聴けてないけどチケ代安く感じたくらい すごいよ

アイドルでこんなに感動するとか ZOCに関しては思ってたけど(笑)

思ってた以上に泣けて

「天井へ堕ちろ」と靖子ちゃんが吐き捨てるところとか

体を掻きむしるような振りとか

のどかちゃんをみんなが囲むあのシーンとか

一つ一つがただ歌って踊ってるだけじゃないのがわかる

ただのアイドルじゃない

 

********************

最後の曲に入る前だったかな

一人一人尺をとったMCがありましたが

靖子さんが言ってたことが自分の求めてることすぎて他のメンバーのコメントを忘れてしまったので抽出はしないでおきます

 

私の解釈は真意ではないかもしれないけど

”このご時世にこれだけ各地を回らせて頂いたのは

ネットを通してだとどうしても飲みやすく希釈されて伝わってしまう気がして

それで世界が変えられるのかって思ってしまう

-ZOCがやっているのは希釈されたものではないです-

音楽って空気の振動で伝わるものだから生のライブじゃなきゃやりたいことができない”

 

みたいなことを言っていて

それそれそれ と思って

よく書いてますがそれが”波動”というものなんだと思うのです

音源上でもある程度は読み取れたけれど

ライブを見たら 愛憎喜怒哀楽 その全てを曝け出す強い覚悟に心を動かされてるのかもしれないと思った

それは世界規模での自己開示 自己肯定だ

”歪んだ人生を真っ直ぐ歩いてきてくれたから伝わる”

そんなニュアンスの言葉もあった

 

なんとなく幸せで 退屈だけど 嫌なことがあっても寝たら忘れて 結局幸せな気がする 

そんな人生を羨ましくも思うけれど

そんな人生ではこの人の凄さは理解できないだろうと思う

日常の幸せを切り取ってSNSに貼り付ける

でも本当は苦しみの方が多いことぐらい 自分を見ればわかるよね

だけどそれでいいし だから美しい

歪んだ人生を真っ直ぐにしか歩けない その不器用さが愛しくてたまらなくなるようなライブだったんだよ

 

アルバム「PvP」はPLAYER vs PLAYERの略だそうで 

確かジャケットは鏡が張り巡らされているけど

目に入るもの全て自分(の鏡)なのよ だから

先日の騒動の大森靖子について何か感情が湧いて それを本人にぶつけたりする

それは 鏡を見ている

自分の汚い部分 切り捨ててしまいたい部分を大森靖子に見て そこを罵っているっていう

これは心理学の理論だけど

一番見られたくない裏の部分 闇の部分を隠さない 隠せないのが ZOC

なのだろうと思ったんです

もはや人生がパフォーマンス

人々が 自分の見たくない 切り捨てたい部分と向き合っていくための鏡になって

彼女達はステージで歌い続けるのかもしれません

 

にっちやんが ZOCは負の感情をも”楽しい”に変えてしまう と

泣きそうなので何度かタイムを取りながらw話していたのも印象的でした

それはヴィジュアル系がしていることと非常に似ていて 彼らはいつも

こんなに汚く妬ましい想いを持っているのは自分だけだ という孤独や自己否定から救ってくれる

ZOCは女性 だからよりリアルにそれを感じられるのだと思う

まるで乗っ取られたかのようにステージで代弁されてしまうのだから

観ているこちらまで全世界に開示される

これは比喩ではなく世界を救うと思ったよ

 

昨日少しでも観に行けて本当に嬉しかった

 

音楽ってメンタルヘルスだよね(笑)

ライブ観に行って精神論しか書いてないw

今度は最初から観て普通にレポしたいと思います

 

 

どう考えてもペンラは必須っぽかったので帰りに買いました

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いつもデザインが楽しみなドリンクホルダー

かわいい〜〜〜〜〜〜☆

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あーーーすごい持ってかれてしまった

毎回解散ライブのとこばっかり見てるな私(笑)

靖子ちゃんソロも気になってきたので曲を漁ろうかと思いますw

 

 

 

途中から精神論に入ってしまって書けなかったんですが

ZOC実験室はアイドルの曲というよりバンドの曲w

曲自体がめっちゃかっこいいのに加えて最初のAメロ後のカレン様&り子ちゃんの振りが美しくて食い入るように観てしまった

最後のサビ前半(?)の全員で回転するようなダンスも見所で大好きです

生見れて感動

昨日は聴けなかった恐らく登場SE ZOC序曲はもう次回から使われないのかな

これもかっこいいからなぁ・・

そしてfamily nameが聴けてないので中野エントリーしようと思ってるけど

できれば今回みたいな小箱周りに行きたい気持ち

コロナの状況によってになるけど遠征がしたいです

 

このブログでここ数年一番レポしているヴィジュアル系バンド「キズ」の来夢さんと

大森靖子さんの一撃が実現しました

賛否評論な印象はありますが個人的には家宝にしたいくらいの貴重なコラボでした

 

www.youtube.com


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一撃も面白い企画なのでプレイヤーの皆様もぜひ

 

 

See you next gig.

 

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